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【剣道指導者必見】子供が泣いた時の正しい対応法と成長の見守り方

このnote投稿は2025年9月24日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

目次

稽古会で子供が泣いた時、あなたならどうしますか?

子供が泣いた時、どう接すればいいのか。

叱るべきなのか、それとも優しく声をかけるべきなのか。

指導者として、親として、誰もが一度は悩む瞬間ですよね。

僕も先日、彪進会の稽古会で小学一年生の女の子に泣かれて、正直すごく悩みました。

今日は「泣いた子への向き合い方と成長の見守り方」についてお話しします。

稽古会で子供が泣いた瞬間〜彪進会in広島での出来事

小学一年生の女の子が参加した背景

先日、9月20日と21日の2日間、彪進会in広島が開催されました。

参加者の中に、小学一年生の女の子がいたんですよね。

彼女はまだ剣道を始めて間もなくて、「剣道好き?」って聞いたら「嫌い」って答えたんですよ。

だから僕は、この稽古会を通じて少しでも剣道を好きになってもらいたいと思っていました。

素振り練習で頭に当たって大泣き

稽古が始まって、足さばきが終わって素振りの時間になりました。

僕の稽古会では、打突力を強化するために元立ちが竹刀を持って、打ち手が強く打つという練習をするんです。

その時、お姉ちゃんと一年生の女の子が2人1組になって練習していました。

でも、お姉ちゃんの打突が強すぎて、受けきれなかった女の子の頭に当たっちゃったんですよね。

それで大泣きしてしまって、稽古から離れてしまいました。

「剣道嫌い」から始まった稽古会

もともと「剣道嫌い」って言っていた子が、一発目で泣いてしまった。

僕は心の中で、「ああ、これは嫌いにさせちゃったな」って思いました。

でもね、ここからどう接するかが、指導者としての腕の見せどころなんですよね。

泣いた子にどう接するか〜叱らず、甘やかさず、待つ指導

怒っても意味がない理由

泣いて稽古から外れた子に対して、僕は怒ることをしませんでした。

なぜなら、怒っても何も変わらないし、むしろもっと嫌になると思うからです。

強くなりたいって思ってる人がいるから、強く打てって伝えることは僕の中では当たり前なんですよ。

でも、それで泣いてしまった子を責めても、前には進めないですよね。

慰めすぎると甘えが生まれる危険性

じゃあ優しく慰めればいいのかっていうと、それも違うんです。

「大丈夫だよ」って言いすぎると、逆に甘えが出ちゃう可能性があるんですよね。

何か嫌なことがあった時に、泣いて抜ければいいっていう考えになってしまうから。

だから僕は、またやりたくなるまでそっとしておくタイプなんです。

サポート係と役割分担の大切さ

そっとしておくと言っても、放置するわけじゃないんですよ。

今回で言うと、救護係の方や、一緒に来てくださっている青山先生がいました。

「大丈夫?」って声をかけたり、冷やすものを持ってきたり、サポート係がしっかり対処してくれるんです。

僕は他の参加者もいるので、稽古会の進行にフォーカスしながら、その子の対応は任せました。

稽古中の迷いと葛藤〜指導者としての悩み

頭が引っ張られて熱量が出せなくなった瞬間

正直に言うと、僕はその子のことが気になりすぎて、稽古中もずっと頭がそっちに引っ張られていました。

熱量高く伝えないといけないのに、「伝えすぎていいんだろうか」って迷いが生じてしまったんですよね。

これが今回の反省点でした。

伝えすぎていいのか、基準に迷った心境

僕の稽古会は、それなりに勝ちたいって思ってる人が集まる場所なんです。

だから厳しいこともあるし、強く打つことも当たり前にあります。

でも、始めたばかりの子が泣いてしまった時、その基準で本当に伝えて大丈夫なんだろうかって悩んでしまいました。

低学年・初心者でも参加できる環境の意味

低学年が参加しちゃダメだとか、初心者が参加したらダメだとは言いません。

でも、勝ちたいって思ってる人が集まる稽古会だよっていうのは理解していただきたいんです。

嫌だったら全然休んでいいし、わからなくなったらどんどん質問してねって僕は言います。

その中で、今回ちょっと心が痛むこともあったけど、それも含めて成長の過程なんだと思っています。

小さな成功を見つけて褒める〜地稽古で見せた成長

50秒×30回の地稽古を完走した姿

稽古の最後に、地稽古を全員とやるんですよね。

50秒ぐらいで全員とするんですけど、泣いてしまった女の子が最後まで全部やってたんですよ。

要は50秒の30回ぐらいの地稽古を、全部やり遂げたんですよね。

それに関しては、僕「すごいじゃん!」って終わった後に言いました。

細かいところに目を向ける大切さ

彼女は自慢げなドヤ顔で笑ってましたけど、そういった細かいところに目を向けて褒めてあげるっていうのは大事だなって思っています。

正直、その細かいところを見るのが僕の苦手なところではあるんですけどね。

でもやっぱり、頑張ったことを褒めてあげることは欠かせないんです。

頑張ったことを褒め、戻るまで待つスタンス

できなかったこと、嫌だったことに関しては、叱るというよりも、頑張った結果がそれだったんで、また戻ってくるまで待つっていう感じです。

逆に楽しいところがあったり、頑張れるところがあった時は褒める。

それが良いか悪いかはわかんないですけど、始めたばかりの子はそんな感じじゃないですか。

だって、始めたばかりで「剣道嫌だ」って言ってる子に、「なんでそんなに泣いてんだ」って言われても、もっと怖くなりますよね。

2日後の奇跡〜引き面一本が示した稽古の意味

届いた試合動画

そして稽古会の2日後、嬉しい知らせが届きました。

泣いてしまった女の子のお母さんから、試合の動画が送られてきたんです。

「延長での一本、梶谷先生のおかげだとすごいと言っています。ありがとうございました」って。

延長戦での引き面決着

動画を見てみると、お姉ちゃんの方が引き面を決めていました

彪進会の稽古会で伝えたことを、実際に試合で使って一本を取ったんですよね。

僕もすごく嬉しかったです。

返事をしたら、「返事が来ないかもしれないよ」ってお姉ちゃんに伝えていたみたいで、とても喜んでいましたって連絡が来ました。

成果が出た時の喜びが次の練習意欲を生む

稽古会で伝えたことが実際に試合で使えて、「あ、本当にこれで一本になるんだ」って実感できたら、もっと練習しようかなって思えるんですよね。

一昨日練習したことがすぐ成果が出るんだったら、もっと練習したらもっと試合で使えるんじゃないかなって考えて。

努力して、どんどん勝つことができて、剣道の楽しさを知ってもらえるっていう風に繋がったら、僕は最高だなって思っております。

まとめ:泣いた子も、成果を出した子も、成長の途中

  • 泣いても諦めない心が、次の成長を生む
  • 小さな成功を見つけて褒めることで、自信が育つ
  • 1回の成果に満足せず、何度でも決められる選手を目指そう

妹ちゃんは泣いてしまいましたが、できたことを褒めました。

お姉ちゃんの方は成果が出たので、さらにこれから練習頑張ってほしいですね。

1回決めるのは簡単なんですよ。

2回目、3回目、10回目って100回でも決めれるように、どんどん練習してほしいなと思います。

今日の話が、あなたの指導や子育ての参考になれば嬉しいです。

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