彪進会in富山が超少数精鋭で開催 – 8名の参加者から見えた新たな指導の形

今回は先日開催された彪進会in富山について、参加者が予想を大きく下回る8名という結果になったことで見えてきた、新たな稽古指導の可能性についてお話しします。
通常30名の上限を設けている彪進会ですが、今回はテスト期間や試合シーズンの重複により、最終的に8名での開催となりました。
この結果から得られた学びは、剣道指導における個別性の重要さを改めて実感させるものでした。


参加者激減の背景と反省点
今回の参加者激減にはいくつかの要因が重なりました。
まずテスト期間との重複、そして各地での試合開催が主な理由です。
実際に前日に新潟明訓高校との試合があったことを現地で知り、多くの高校生がそちらに参加していた状況でした。
しかし、これらの外的要因だけでなく、私自身の集客力不足という反省点も見逃せません。
知らずに参加できなかった方も少なからずいたと考えられるため、今後は影響力と集客力の向上に努める必要性を痛感しています。
少数精鋭稽古で実現できた理想的な個別指導
一人一人に向き合える時間の確保
8名という人数だからこそ実現できたのが、一人一人を深く見る指導時間の確保です。
30名の場合、全員にアドバイスはしますが、どうしても一人当たりの指導時間に限界があります。
今回は個々の課題に長時間向き合える環境が整い、参加者の満足度は格段に向上したと実感しています。
これは剣道指導において非常に重要な発見でした。
実際の稽古メニューと指導内容
今回の彪進会では、以下の重要ポイントを中心に指導を行いました
間合いの攻防と気のつなげ方を中心テーマとして設定し、まずはパターン稽古から開始しました。
多くの剣士が陥りがちな「小手を打って止まる」「鍔迫り合いで気が切れる」「別れ際に気を抜く」といった問題を解決するためのメソッドです。
技を打った後も気をつなげ続け、次の技、さらに次の技へと連続して展開する稽古を実施。
単純なストレート技ではなく、相手の竹刀を殺す、タイミングをずらすといった相手を崩す攻めも同時に指導しました。
応じ技の基礎と個別技術指導
基本的な仕掛け技に加えて、相手が来るところを狙う応じ技の指導にも力を入れました。
そして少数だからこそ可能になった個別の得意技指導を実施。
参加者それぞれが極めたい技について、一人一人にアドバイスする時間を確保できたのは、30名では絶対に不可能な贅沢な指導環境でした。

地稽古の質的向上と時間配分の最適化
充実した地稽古時間の実現
通常30名での地稽古は50秒程度の短時間になってしまいますが、今回は2分間の地稽古を実現できました。
さらに2分間の中でしっかりとアドバイスする時間も確保し、質の高い稽古環境を提供できました。
熱中症対策と安全管理
富山県営武道館では室温が35度近くまで上昇する厳しい環境でしたが、10分間の長めの休憩を30~40分ごとに取り入れることで、参加者の安全を最優先に稽古を進行しました。
通常は5分程度の休憩しか取らない私ですが、熱中症リスクを考慮し、途中で休む参加者もいたため、安全管理を最優先とした運営を心がけました。
今後の彪進会展開と7月開催予告
全国展開への意欲と課題
7月12日・13日の土日開催を基本として、体育館確保の状況によっては7月5日・6日の前週開催も検討中です。
2週間連続開催は初の試みであり、県大会や玉竜旗、同連予選といった大会シーズンとの兼ね合いが今後の課題となります。
参加費に見合う価値提供の追求
決して安くない参加費をいただいている以上、午前午後を通じたガッツリとした指導による価値提供は絶対条件です。
30名がギリギリのラインとしつつ、それ以下の人数では更なる満足度向上を目指します。
集客努力は継続しながら、参加者数に応じた最適な指導スタイルを確立していくことが今後の目標です。
まとめ:少数精鋭稽古から見えた剣道指導の新たな可能性
今回の彪進会in富山は、予想外の少数開催となりましたが、結果として個別指導の価値を再認識する貴重な機会となりました。
メリット
- 一人一人への指導時間が大幅に増加
- 個別の課題に深く向き合える環境の実現
- 地稽古時間の充実と質的向上
- 参加者満足度の格段な向上
- 安全管理の徹底が可能
デメリット
- 多くの剣士に同時に情報を届けられない
- 集客力不足という運営課題の露呈
- 参加費単価に対する収益効率の低下
- 会場確保コストの参加者負担増加
彪進会が皆さんのお近くに来た際は、ぜひ参加をご検討ください。
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