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剣道の振り幅を小さくする方法|先に打っても負ける原因と解決策

このnote投稿は2025年3月25日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

目次

先に打ったのに負ける…その原因は「振り幅」にあった

「先に打ったはずなのに、なぜか相手に先を取られてしまう」。

こんな経験、ありませんか?

同じスピードなら、先に出た方が先に当たるはずですよね。

でも現実は違います。

先に打っているのに負けてしまう。

めちゃくちゃもったいないですよね。

これ、実はプライベートレッスンでも講演会でも、すごく多い悩みです。

上位メンバーシップでも「あとちょっとで勝てそうなのに勝てない」という声がよく届きます。

最初に一本取ったのに、最後は合わせて打たれてしまう。

同じスピードで出ているのに先に打たれてしまう。

これはだいたい「振り幅」が原因なんです。

先手必勝のはずが負ける矛盾

普通に考えれば、先に動いた方が先に当たりますね。

物理的にはそうなんです。

でも剣道では違う。

振り幅が大きいと、打突までの距離が長くなるんです。

その分、時間がかかる。

だから先に出ても、後から出た相手にコンパクトに打たれてしまうんですね。

振り幅が原因となるメカニズム

振り幅が大きいということは、竹刀を大きく振り上げているということ。

振り上げた分、振り下ろす距離も長くなります。

一方、振り幅が小さい人は構えた位置から直接振り下ろすので、打突までの時間が短いんです。

これが「先に出ても負ける」理由なんですね。

多くの剣士が陥る共通パターン

素振りのイメージが強いと、どうしても「腕で振り上げる」「肩で振り上げる」という動きになっちゃうんですよ。

これは竹刀の操作能力を鍛えるには良いんですけど、実戦でコンパクトに打つには向いていないんです。

竹刀を「棒」ではなく「しなるもの」として使う

振り幅が大きい人の多くは、竹刀を棒のように使っています。

これ、何回もお伝えしているんですけど、もう一度お話ししますね。

竹刀は棒ではなくて、ムチのように使うんです。

ただ、最近「ムチがイメージできない」「ムチも振り回すイメージになっちゃう」という声があって、ちょっと表現を変えますね。

棒とムチの違いとは

棒っていうのは、硬くて一本の動かないものですよね。

でも竹刀は違います。

若干曲がる、しなる感じがあるんです。

この「しなり」を使うことで、振り幅を小さくしても強い打突ができるんですね。

構えた状態から振り下ろす感覚

構えた状態から、どう打つか。

腕を振り上げるのではなくて、振り下ろすんです

素振りのイメージがあると、どうしても「振り上げて、振り下ろす」になっちゃいますよね。

でも実戦では、構えた状態から振り下ろすだけ。これが大事なんです。

素振りと実戦の使い分け

素振りは竹刀の操作能力を鍛えるためにめちゃくちゃ大事です。

振り下ろす力も、その中に含まれています。

でも実際に細かくコンパクトに打つためには、振り下ろしだけを意識する必要があるんですね。

左手と右手の役割分担で振り幅を制御する

ここからが具体的な方法です。

ちょっと言葉だけだと難しいかもしれないので、竹刀を持って試しながら読んでみてください。

右手を緩め、左手で剣先を上げる

まず、右手の力を緩めておきます

ちょっと極端に、手の内と竹刀の間に隙間ができるくらいでもいいです。

最初はそれくらいでOK。

左手は薬指、中指をしっかりグッと握ります。

この状態で左手を下、足の方向に持っていくと、剣先が勝手に上がるのがわかると思います。

この時、右手が一緒に下がっちゃうと剣先は下に落ちちゃうんで注意。

右手は構えた状態のまま、左手だけを足元に持っていくイメージです。

右手で押し込んで打突を完成させる

剣先が上がったら、その状態で右手を押し込んでいく

すると振り上げずとも面を打てるんです。

若干、腕を前に伸ばしていくといい感じになります。

構えた状態のままだと、お腹ぐらいで剣先を振ってしまうので、若干前に手を持っていく感じですね。

実践的な練習手順

イメージは「手首の返り」に近いです。

手首だけで腕を上げずに打つ練習、あるじゃないですか。

あの感覚です。

でも手首で打つんじゃないんですよ。

重心を下に落として、右手で押し込む。左手で剣先を上げて、右手で押し込む。

この感覚が大事なんです。

ちょっと難しいですよね。

わかりづらい人は、上位メンバーシップの小学生トークルームとかを見ていただくと、他の人へのアドバイスも見れるので勉強になると思います。

客観視が上達を加速させる

振り幅って本当に大事で、動画で見るとすごくよくわかるんですよ。

動画解説で見える「先に出ても負ける瞬間」

限定動画だと、ストップしながら見れるじゃないですか。

「先に出てるんですよ」って確認しながら、でもストップしていくと、振り幅が小さい選手が先に当たっちゃってる。

これ、上位メンバーシップでの試合解説で「あ、今どこが悪いのかな」とか「それで先に出てるのに負けちゃうのか」と気づきを得ることができるんですね。

下がりのスピードが遅い、返し胴の時に詰まっちゃってる、左足が前に出てない、など。

細かいアドバイスまでできるのが上位メンバーシップなんです。

一ヶ月で劇的に変わった実例

この前、3月の頭に動画を送ってくれた方が、一ヶ月後にまた送ってくれたんですよ。

その試合が全然違いすぎて、僕びっくりしました。

「あ、この子やってるな」っていうのは、やっぱり見たらわかるんですよね。

前は入って全部見て打ってたのが、迷わず前に入った瞬間、思い切って技を出してたんです。

「あれ、全然違う人ですか?」みたいな感じでした。

意識してやってることは一ヶ月で変わりますよ。

上位メンバーシップの活用法

本当は自分で考えていただくのがいいんですけど、自分だけの視点ってわからなくないですか?

僕もわからなくなることがあります。

例えば池内選手とかに見てもらった時に「先輩、今振り幅大きいですよ」とか「入りが大きいですよ」とか「一本を狙いに行き過ぎですよ」って言われるんですよ。

こう言ってくれる後輩ってめちゃくちゃ大事だなって。

こういったのって自分じゃ気づかないもんなんですよね。

だから他人に教えてもらう。

そのアドバイスが的確であればあるほど改善しやすいじゃないですか。

僕自身も客観的に他人のアドバイスをした方がやっぱり見えるし、自分の動画を見返した時の方がやっぱり見えます。

自分はどこが悪いのかっていうのは、客観的に見ないとわからないと思うので、ぜひ使ってみてほしいです。

質疑応答もできるし、試合分析もできるので、自分の課題点がすぐ見つけることができると思います。

ぜひ今日聞いたこの左手の使い方、右手の使い方を意識しながら、振り上げが大きくならずに強く打つっていうところを挑戦してみてください。

技の練習の時にやっているものを上位メンバーシップで梶谷彪雅に投げる。

「これどうですか?」って言ってみるのも全然OKなので、やってみていただきたいです。

それを練習ですることももちろん大事です。

練習が大前提ではあるんですけど、気づかないと改善できないし、意識できないです。

まずその意識付けをするために、自分のダメなところ、改善点を見つけるために、上位メンバーシップに参加してみてください。

今日からあなたも試してみてくださいね。

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