【玉竜旗】高千穂高校・吉永涼風選手「10人抜き達成」先鋒として挑んだ最後の玉竜旗

2025年玉竜旗。
宮崎県代表・高千穂高校はベスト4に進出。
その原動力のひとつとなったのが、先鋒・吉永涼風選手の10人抜きでした。
インターハイ予選で敗退し、この玉竜旗が高校最後の大舞台となった吉永選手。
その剣道には、悔しさと覚悟が詰まっていました。
試合後、先鋒としてチームを勢いづけた吉永選手に話を聞きました。
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「10人抜き、5人抜きよりはるかにきつかった」
梶谷──10人抜き、おめでとうございます。
5人抜きをしている時と、10人抜きしている時どちらの方が辛かったですか?
吉永選手:

10人抜きの方が辛いですね
こちらの質問は当たり前のように感じるかもしれませんが、長距離ランニングする時、後半より意外と中間あたりがキツかったりしませんか?
そこで今回このような質問をしてみましたが、10人抜きの方が辛いのは、長距離的な体の使い方ではなく、短距離、中距離的な肉体の使い方なので、きついのは間違いないですね。
「立ち上がりから“上から攻める”気構え」
梶谷──先鋒戦の立ち上がり、どんな気持ちで試合に入りましたか?
吉永選手:
蹲踞の時から、相手より遅く構えて上から気持ちを作って挑みました。
試合前から「気構え」を意識していました。
戦略ではなく、気持ちの部分で攻めて行ったと語ってくださいました。
「大将戦は“気楽に”最後まで」
梶谷──10人抜きの最後の10人目、大将戦はどんな気持ちで臨みましたか?
吉永選手:
体力は削れてきていたので、最後は「気迫」で抜き切るという気持ちで臨みました。
梶谷──最後の1本取る時は狙って打ったのか、体が反応したのかはどっちですか?
吉永選手:
最後の一本は狙ったというより、体が自然に反応して打てた一撃でした。
「インターハイ予選敗退の悔しさを玉竜旗に」
梶谷──なぜここまでの10人抜きができたと思いますか?
吉永選手:
インターハイ予選で負けてしまい、玉竜旗が最後の大会だったので……。
その悔しさを胸に、誰よりもトレーニングや自主練習、稽古を積み重ね、自信を持って大会に臨みました。
最後は、その積み重ねをすべてぶつけました。
【まとめ】高校最後の玉竜旗で見せた“魂の先鋒戦”——次の舞台へ
高千穂高校・吉永涼風選手は、この玉竜旗で10人抜きを達成。
先鋒としてチームに流れを作り、ベスト4進出の原動力となりました。
高校最後の大舞台で出し切った剣道。
その覚悟と闘志は、次のステージ——大学剣道、あるいは新しい舞台でさらに大きく花開くはずです。
玉竜旗で見せた“魂の先鋒戦”。
吉永涼風選手の挑戦は、まだ終わりません。
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