練習試合の重要性|試合で勝つための実戦経験の積み方



本日は「練習試合って必要なの?」という多くの剣道家が抱く疑問について、私の実体験をもとに詳しく解説していきます。
結論から申し上げると、練習試合は剣道上達に絶対に必要です。
練習試合を通じて成長度合いの確認と自信をつけることができ、これこそが本番で力を発揮するための最重要ポイントなのです。
練習試合が剣道上達に必要な理由
部内戦と本番の差を埋める唯一の方法
よくあるパターンとして、部内戦ではめちゃめちゃ強いのに、試合になると力を発揮できないという剣道家がいます。
もしあなたがこのタイプなら、迷わず練習試合に積極的に参加すべきです。
部内戦では緊張しない選手でも、練習試合では緊張してしまい、いつも通りの稽古や試合ができないということがあります。
この状態では、本番の試合でも同様に緊張し、思ったように技が出せなくなってしまうでしょう。
まずは練習試合で最高のパフォーマンスができるようになること。これが本番で勝利を掴むための第一歩なのです。
梶谷彪雅の中学時代の練習試合体験談
私の中学校時代、高森中学校では、ほぼ毎週のように練習試合がありました。
転校してほぼ初日に参加した島原の錬成会では、強い選手との対戦でそれほど良い成績は残せませんでした。
しかし、練習を重ねながら多くの練習試合を経験していくうちに、徐々に勝率が上がっていくのを実感できました。
「こういうふうに試合を運べば勝てるんだ」という感覚を掴めたのは、まさに練習試合があったからこそです。
練習試合で得られる3つの効果
成長度合いの確認と自信構築
練習試合では勝ったり負けたりの波があります。
重要なのは、負けた時に的確なアドバイスをくれる指導者がいる環境です。
単に「負けてしまった、まあいいか」で終わらせてしまうと、修正ができずに成長も止まってしまいます。
試合のための練習試合という位置づけで取り組むことで、確実な成長を実感できるようになります。
挑戦回数増加による経験値アップ
挑戦できる回数がたった1回の試合と、その前に100回ほど同様の試合を経験している場合を比較してみてください。
間違いなく、100回のチャンスがあった方が豊富な経験を積めるはずです。
毎日の技の練習や地稽古も大切ですが、勝負の日が1回だけだと緊張してしまいます。
修正点発見と改善サイクル確立
この確認作業こそが錬成会の醍醐味です。
確認した上で修正点を明確にすることで、継続的な成長サイクルを作り出せます。
実戦的な練習試合活用法
試合環境に近い緊張感の活用術
高校時代も頻繁に遠征や練習試合がありました。
特に試合前には、やりにくいチームとあえて対戦し、県大会に向けてタイミングが合わないチームへの対策も行っていました。
技の練習をいきなり試合で活用するのは難しく、地稽古を急に試合のように行うのもハードルが高いものです。
しかし、練習試合なら即座に試合環境とほぼ同じ状況を作り出せます。
「練習試合なくして試合の勝利なし」と言えるほど、練習試合は重要な要素なのです。
指導者からの的確なアドバイス獲得法
練習試合の真の価値は、経験豊富な指導者から的確なアドバイスを受けられることにあります。
自分では気づけない修正点を発見し、次の試合に向けた具体的な改善策を得ることができます。
標心会錬成会で実践する練習試合術
プロ剣道家による直接指導の価値
5月31日開催の彪進会in山口錬成会では、これまでの錬成会とは異なる特別な環境を提供します。
松尾選手と私が直接参加し、単なる練習試合ではなく、松尾選手や梶谷彪雅からの直接アドバイスを受けることができます。
どういう戦い方をしていけばいいのか、どういった気持ちで戦うべきなのかまで含めて、総合的な指導を行います。
これは普通の錬成会では決して得られない貴重な機会です。
翌日標心会参加による連続実戦経験
錬成会で発見した改善点を、翌日すぐに実践で試せる連続的な学習環境を提供します。
この2日間の集中的な実戦経験により、飛躍的な成長を実現することができるでしょう。
まとめ
記事の要点整理
本記事では、プロ剣道家梶谷彪雅の実体験をもとに、練習試合の重要性と効果的な活用法について詳しく解説しました。
練習試合は単なる練習ではなく、本番で勝利を掴むための必須要素であることがお分かりいただけたでしょう。
メリット・デメリット整理
メリット
- 試合での緊張に慣れることができる
- 成長度合いを客観的に確認できる
- 経験豊富な指導者から直接アドバイスを受けられる
- 修正点を発見し改善サイクルを構築できる
- 本番前に十分な実戦経験を積める
デメリット
- 時間と費用がかかる
- 適切な指導者がいない場合は効果が限定的
- 過度に参加すると疲労が蓄積する可能性
自分の改善点を見つけ、自信をつけ、挑戦回数を増やして本番で戦える力を身につけるために、ぜひ積極的に練習試合・錬成会に参加してください。
彪進会錬成会では、参加者の皆さんの成長を全力でサポートいたします。
チャンネルメンバーシップのお願い!
現在Youtue活動をする中で『剣道普及・世界普及』を目指して活動をしております。
今後も発信し続けることができるように剣道普及のサポート『支援』をお願いします!
私がこのチャンネル『梶谷彪雅-剣道KENDO-』をどんな目的で発信しているかをお話させていただくと
1つ目:剣道の楽しさや魅力を、実践映像などをご覧いただくことによって、より多くの方に知っていただくこと
2つ目:剣道を実際にやっている子供たちが、もっと楽しく、もっと希望をもって剣道ができるような環境を整えていくこと
3つ目:日本国内だけでなく、世界中に剣道という武道の持つ魅力を、言葉がなくても伝わる映像を用いることによって、伝えていくこと
こんな目的をもって活動しています。
そしてゆくゆは、国内外での人気や認知が高まって、もっともっと国際的な競技になった暁には、今ある以上に大規模な、高額賞金の出るような世界大会を開催することを、最終的な目標としています。
剣道に打ち込んだ結果が、そのまま将来に繋がっていくような、選択肢をより広げてあげられる未来作りを目指しています。
そして今回、この最終目標に向かって活動を継続していくために必要な資金を、メンバーシップの寄付という形で、ご協力をお願いさせていただくことにいたしました。
私の志にもし賛同して、応援してくださる方がいらっしゃれば、是非、ご協力を賜りたく、お願いいたします。
いただいたご寄付は撮影にかかる費用、交通費や宿泊費、取材費などに使わせていただきます。
メンバーシップと言いましても、基本的には寄付のお願いになるので、ご参加いただけば何かとてもいいことがあるとは言えませんが、本当に心ばかりの感謝の気持ちとして、メンバーシップ特典として、撮影の裏側やNGの切り抜きなど、メイン動画では出せないような映像や情報を、不定期にはなりますが、ご覧いただけるようにいたします。
また、いただいた寄付で行った活動報告を、定期的にして参ります。
もちろん、活動の継続に必要なものは金銭面ばかりでなく、志を共にしてくださる仲間や、応援してくださる方がいることが第一歩なので、メンバーシップの寄付という形にこだわらず、一緒に盛り上げていただければ本当に嬉しいです。
ただその中でも、メンバーシップにご参加いただくことで、より充実した内容の動画投稿や、たくさんの場所や選手への取材ができたりと、活発な活動ができるようになりますので、ご助力いただけましたら幸いです。
引き続き頑張って参りますので、、益々の応援を、よろしくお願いいたします!どうぞご協力をお願いいたします!