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練習用竹刀の選び方:コスパ最強の竹刀で稽古効率を上げる方法

このnote投稿は2025年1月18日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

試合用の竹刀はよく紹介されていますよね。

でも、それを練習で使っていたら、どう考えてもコスパが悪いんです。

今日は練習用竹刀の選び方について、3つのポイントを中心にお話しします。

ガンガン使っても大丈夫な竹刀、これをお伝えできればと思います。

目次

練習用竹刀を選ぶ3つの重要ポイント

①価格:安ければいいわけじゃない

まず重視されるのは、やっぱり価格だと思います。

安ければ安いほどいい。そう思われているんじゃないでしょうか。

でも、ただ安い竹刀は意外と割れやすいんですよ。

僕が中学校や高校時代の時は、1本あたり1000円くらいの竹刀を使っていました。

今はいろいろな通販サイトを見てみましたが、1000円ぴったりの竹刀はないですね。

10年前とかなので、物価高もあって、これは致し方ないかなと思います。

2000円いかない竹刀はありますので、「何でもいいよ」という方は、そういった普及型練習用の竹刀を使っていくのがいいんじゃないかなと思います。

②品質:手元に届いた時の第一印象を大切に

これ、品質がいいものと悪いものがあります。

安すぎるものを見つけた時に「これいいじゃん」と思って大量に注文するじゃないですか。

5本とか注文した時に、手元に届いたらどう考えても品質が悪いんですよ。

「これ頼んだっけ?」っていうぐらい、それはちょっと盛りすぎですけど(笑)。

デコボコしていたりとか、品質がすごく悪いものってあるんです。

注文してみた時に、あからさまに「これ品質悪いよな」っていうものは、ちょっと注意してください。

5本とか頼むと思うんですけど、次回から頼まないとか、他のところで購入してみるのがいいんじゃないかなと思います。

③耐久性:割れる時は割れる、それが竹刀

正直、竹刀っていうものは消耗品じゃないですか。

試合用とかになってくると、先の方を削っていたりとか、できる限りバランスを整えるような加工がされているので、やっぱり割れやすくなるっていうのはあると思います。

でもですね、いくら削ってバランスを整えた竹刀でも、割れる時は割れるし、割れない時は全然割れないんですよ。

なので基本的に、竹刀で「割れやすい・割れにくい」っていうのは、そこまで考えなくていいんじゃないかな。

割れる時はどうしても割れちゃうし、一発で割れちゃうので、これは仕方ないと。

耐久性については、僕はそこまで気にする必要ないんじゃないかなと思っています。

まとめ買いして、割れたところは組み替えて、ガンガン使う。

これが僕の基本的な竹刀の使い方かなって思っています。

耐久性を伸ばすための手の内強化法

しかしですね、耐久性を伸ばすことはできると思っています。

それが、自分自身の手の内強化ですね。

竹刀にマッキーで日付を記入する習慣

束の部分に、何日から使い始めたのか、何日に割れてしまったのかをマッキーで記入してみてください。

それが短ければ短いほど、自分自身の手の内を強化しないといけないんですよ。

打突力を強く打たないといけないんですけど、しっかりと手の内が使えていれば、そこまで頻繁に割れることはないと思います。

僕の経験談:中学時代は2日に1本割れていた

僕、中学校時代は本当に2日に1本とか、なんなら1日に1本割れていたんです。

これは練習量がめちゃめちゃすごくて、追い込みでもう本当に打ちまくるっていうこともあるんですが、当時は手の内っていうのを全く意識してなかったんですよ。

とにかく強く打とうとしてました。

そうするとやっぱり、どうしても当たり方が悪かったりすることがたくさん出てくる。

その確率が、割れる可能性っていうのをどんどん高くするんです。

だから1日1本、2日で1本とか割れていたと思います。

なので耐久度については、本当に打ち方だったりとか当たり方の方がすごく大事なんです。

手の内を意識していても、高校時代に逆胴の練習したりとかすると、どうしてもすぐ割れちゃったりするんですよね。

これはもう当たり方でどうしても割れる時は割れる。

だから価格っていうところにフォーカスしたり、品質の部分、つまり手元の部分の加工の仕方が丁寧かどうかっていうところが大事になってくるかなと思います。

用途に合わせた竹刀の選び方

主にこの3つかなと思うんですが、例外として用途に合わせるっていうものがあります。

上達型竹刀・矯正型竹刀という選択肢

例えばなんですけど、東山堂さんが作っている上達型竹刀っていうのがあるんですよね。

あと矯正型竹刀っていうのがあるんですけど、これ、僕初めて触ったんですけど、竹刀の側面が削られているんですよ。

それも平らに。だいたい小判とかそういった竹刀があるじゃないですか。

でも側面が削られていたりするので、ほぼ強制的に上から握るっていう感覚を身につけることができるんです。

これはですね、用途に合わせて、最初の上から握る練習とか、自分がよっぽど横から握っているなっていう人にはおすすめだと思うんです。

ただ、どうしてもこれ、組み替えができないでしょ。これがデメリットだと僕は思っているんですよね。

小学生や初心者にはおすすめ

ただ、小学生の人とかはすごくいいんじゃないかなと思ったりもしています。

小学生って、特に始めたばかりの選手は、なかなか多分竹刀割れないと思うんですね。

よっぽどしっかり立突できる人だったりとか、よっぽど腕力がある人じゃないと、小学生の頃ってあまり竹刀割れないイメージです。

特に始めたばかりの剣士だったら、素振りとかが基本になってくると思いますし、打突もそこまでがっつり強い打突っていうのはしないと思うので。

特に小学生の方とか始めたばかりの人は、ちょっと上から握る感覚っていうのを掴むためにも、まああってもいいんじゃないかなと思っています。

ちょっと価格はやっぱり、普通の練習用の普及型竹刀よりも高くはなってしまうんですけどね。

小判型と丸型、どっちがいい?

あとは用途別に選ぶなら小判型ですよね。

小判型だったら、矯正型とかと違って、横は横で組み替える、縦は縦で組み替えるっていうことができるので、それなりに組み替えはできるんです。

基本的にやっぱりそれぞれ好みもあると思いますので、僕は練習用は丸型でもいいのかなって思ったりします。

僕も練習用は丸型でやっていて、試合用は右手小判とかってやっていたので、そこまで右手小判程度だったら違和感なくできるかなと。

両手小判になってきたりとか、結構小判小判している小判になると違和感出てくるんで、練習用と試合用合わせないといけなくなっちゃうと思うんです。

自分に合ったスタイルを選ぶのがいいんじゃないかなと思っています。

練習用と試合用を分けるメリット:ドラゴンボール理論

僕自身が、この練習用と試合用を分けることでのメリット、実は他にもあるので、価格以外の部分をお伝えできればなと思っています。

僕はもうこれはですね、ドラゴンボール理論だと思っています。

「なんじゃそりゃ」っていうところですが(笑)。

メンタル的作用:試合で「軽い!」と感じる威力

基本的に竹刀って、やっぱ軽ければ軽い方がいいと思われるじゃないですか。

でも、練習の時から軽い竹刀ばかり使っていると、やっぱ試合の時に「いつも通りだな」って思うことになる。

これ、メリットかもしれないんですが、僕はそれ以上を目指したいんですよね。

いつも通りだと、緊張とかメンタルの不安とか、負けたらどうしようって思うことあるじゃないですか。

「うわー怖いな」って思っちゃうじゃないですか。

その時に、竹刀が「いつも通りだな」って思うの、嫌じゃないですか。

これがすごく大事な部分で、いつも使っている練習用の竹刀がちょっとバランスも整えが甘くて重いと。

そこまで力入れて作ってないから安いんですけどね。

だけれども試合用の竹刀を分けることで、試合で使った時に「うわ、今日軽く感じる。最高だ。これだったら勝てるかも」って思えるんです。

こう思えた方が良くないですか?

いつも通りだ。力80%でも出ないけど、まあいいか」っていうのか。

「うわ、全然違う。これだったらいけるかも」って思わせるだけで、体の動きって全然変わってきます

これはめちゃめちゃメリットだと思います。

デメリット:調整が難しい

ただ、デメリットももちろんあります。

調整が難しいです。

やっぱりいつも通り使ってる竹刀の打突感とかと、少し違う感じがあるじゃないですか。

なので、それを合わせるために、練習試合で「こんな感じか」って思わせておくだったり、アップの時、前日のアップの時にちょっとだけ使ってみるっていう最終調整は必要になってきます。

じゃないと軽すぎて、力の入れ方が変わってくるんで、そこだけ注意点かなと思います。

例えば39、まあ重い竹刀ですよね。

一番大人用の一番重い竹刀を使っている時の振りの速さと、37、短い中学生用の竹刀、これ比べた時に全然重さが違うんで、早く打てると思うじゃないですか。

早く打てると思って振り回しちゃうんですよね。

力が入りすぎて、振りがいつもよりも大きくなったりしちゃうんです。

なので軽すぎるとそういったデメリットが出てくると。

ただスピードは確実に速くなります。

だからこそコンパクトに打ったりとか、無駄な力を入れないっていうのはすごく大事になってくる部分です。

だから重い竹刀と軽い竹刀の最終調整っていうのは、僕は結構大事になってくるポイントかなって思っています。

試合中のメンタル変化も考慮する

ただですね、やっぱ僕はメンタルの部分の方が大事ですね。

試合で使ってて、最初「うわぁ、いけるかも」って思うじゃないですか。

それだけじゃないんですよ。

試合中に重い竹刀を使っていると、「うわぁやばい、腕が重くなってきた」「うわぁやばい、握力がなくなってきた」。

こんな心理状況にも陥るんですよ。

これ、最初だけじゃないんですよね。

いつもと同じかも」じゃなくて、もう試合中にも逆にどんどん悪化していくっていうデメリットもあるんです。

だから練習用と試合用を分けておくことのメリットって、かなり僕はあると思っています。

身体的メリット:筋力アップにつながる

このようにメンタル的作用っていうのはすごくあるんですけど、もちろん身体的のメリットもありますよね。

単純に練習用の竹刀は重いので、筋力アップにつながります。

だから練習用の時から少し重めの竹刀を使っていたりとか、重めの木刀で素振りをしていたりとかすることで、より筋力が増してですね、試合用の竹刀っていうのを軽く感じると僕は思っています。

小学校の時からね、素振り用のちょっと太い木刀で素振りを、100本だけじゃなくて1000本やったり3000本やったりしていたので、それなりに僕、腕力っていうか竹刀を振る力に関しては自信があったんですよ。

ただこれ、最近思ったんですけど、やっぱ素振りとかって日頃から毎日していなければ、どんどん弱体化していく。

練習していかなければ、どんどん弱体化していく。

だからこそしっかりとですね、日々継続していくことが非常に大事だと思っています。

まとめ:最高の竹刀で、最高の剣道ライフを

ということで本日は、練習用の竹刀の選び方というテーマで、主に3つ、価格の部分、品質の部分、それから強度の部分という3つの部分でお話しさせていただきました。

3つのポイントをおさらい

  • 価格: できるだけ安い方がいいけど、2000円以下の普及型が目安
  • 品質: カクカクしていたり、あまりにも「これは竹刀としてやばいんじゃないか」というものは注意
  • 強度: 基本的には削っていても削ってなくても、やっぱり割れる時は割れる。それよりも手の内強化したり、そういったところの方が大事

用途別の使い分けもあり

そして最後に、用途別に使い分けるっていうのもありじゃないかなというところでお話しさせていただきました。

練習用と試合用を分けるメリット・デメリット

メリット:

  • 試合で「軽い!」と感じることで、メンタルが前向きになる
  • 重い竹刀での練習が筋力アップにつながる
  • 試合中のメンタル低下を防げる

デメリット:

  • 打突感が変わるため、最終調整が必要
  • 軽すぎると力が入りすぎて、振りが大きくなる可能性

ぜひですね、自分に合う最高の竹刀を見つけて、最高の剣道ライフを過ごしていってほしいなと思います。

今日の話が、あなたの竹刀選びの参考になれば嬉しいです。

今日も、皆さんにとって最高の一日になりますように。

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