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強豪校の大将になる方法|実力が同じなら「メンタル」で差がつく理由

このnote投稿は2025年1月11日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。



強豪校の大将になるために必要な「メンタル」とは

大将になるには、何が必要なんだろう?

強豪校の大将がめちゃめちゃ強いことは、皆さんもご存知だと思います。

でも、その大将になるために何が決め手になっているのか、考えたことはありますか?

今日は、僕が全中・高校・大学と経験してきた中で感じた、実力が拮抗するレギュラー陣の中で、大将になる人の「決定的な差」についてお話しします。

目次

強豪校の大将に必要なのは「技術」ではなく「メンタル」

実力が拮抗する強豪校レギュラー陣の現実

早速、結論からお伝えします。

僕は「メンタル」だと思っているんです。

強豪校だったら、圧倒的な努力や実力があるのは、だいたい皆さん同じなんですよね。

Bチームの大将でも強かったりするわけで、レギュラー陣はもう全員力があるのはわかっているわけです。

技術面は皆と同じ練習をしているので、最終的には代表戦だったり、ここで絶対勝たないといけない場面で差が出ます。

大将と副将を分ける「鬼のメンタル」とは

その中で大将になる人にはどういった特徴があるかというと、僕は「メンタルの強さ」なんじゃないかなと思っています。

ここで絶対勝たないといけない、絶対に負けられないみたいな部分で、鬼のメンタルを持っている人。

ここがめちゃめちゃ重要なポイントだと思っています。

中学時代の代表戦エピソード

僕が中学校の時、全中の準決勝だったかな、国士館と対戦させていただいた時に代表戦があったんですよ。

あの時、代表戦がワクワクして、負けて戻ってきたんですけど、ニヤニヤしながらチームの元に帰っていって「お前何笑ってんの」と言われるぐらい、そんなメンタル状態でした。

代表戦で負けるなんて思考は、全然頭になかったんですよね。

なかなかそういった考えで試合に臨むのは、難しい人が多いんじゃないかなと個人的には思っているんですよ。

講演会とかで行くと、「どうしても試合で緊張してしまう」とか「いつも通りのパフォーマンスを発揮できない」みたいなコメントがすごく多いんです。

高校時代に経験した「メンタルの差」

大将から副将へ、ポジション変更の裏側

高校時代になってからの話なんですけど、僕は実は最初の方、大将をやってたんですよ。

新チームの大将とかをやらせてもらってて、練習試合でも最初の方は大将だったんです。

でも、いつの間にか僕が副将になってたんですよね。

星子選手が大将になってっていう感じになってました。

ポジション的にはそれが一番やりやすいんじゃないかなというところはあったんですが

それ以上に、代表戦になった時に「梶谷行くか、星子行くか」っていう場面があったんです。

島原高校戦で感じた「不安」という敵

この時、僕は島原高校と対戦した時に、副将として勝ったんですよね。

結構ノリノリだったんです。

で、大将戦で松崎選手が出てくるだろうとなった時に、「いや、俺ちょっといけるかな」っていう心配というか不安があったんですよ。

ここをなんとしても勝ちたい。

勝ちたいけど、松崎選手にいけるのか俺、みたいな不安がよぎったんです。

僕と星子選手が集められて、「どっち行くか」っていう話になった時

いや、ちょっと自信ないです」っていう感じで、「星子、お願いしていい?」という感じになっちゃったんですよね。

「ちょっといけないかも」が試合で現れる瞬間

ここが多分、大将と副将のメンタル部分の違いだなと思っています。

そういった「ちょっといけないかもしれないな」みたいなメンタリティになった時点で、大事な場面で絶対に影響が現れると思います。

「ちょっといけないぞ」って思った状態で僕が代表に出てたら、絶対負けちゃうと思います。

でも逆に、全中の時と同じような感じで、「絶対いける、俺がなんとかしてやるんだ」っていう気持ちで行ってたら、勝てる可能性ってあると思うんですよ。

大学で取り戻した「鋼のメンタリティ」

筑波大学戦・代表戦での1本負け状態

それが大学の時。

大学の時に大将をさせていただいた時、新人戦だったかな、筑波大学さんと対戦させていただきました。

確か僕が1本負けぐらいだったら代表戦になるみたいな状態だったんですよね。

で、先に1本取られちゃったんですよ。

2本目で取り返して、でまた取られちゃったんですよ。

本当に1本負けの状態で、確か代表戦になりました。

「俺がやるしかねーぞ」という覚悟

この時、大将戦からもそうだったんですけど、「もう行くぞ、俺絶対勝つぞ」っていう気持ちで臨んでたんですよね。

代表戦になって、「チームがここまで回してきて、もう俺やるしかねーぞ」と。そんな気持ち。

中学時代のワクワク感を取り戻した瞬間

もうなんていうんですかね、もう鋼のメンタリティ

中学校の時のあのワクワク感。

ニヤニヤして「代表戦、任せてください」ぐらいの感じだった思い出があります。

で、結果的にその試合、新人戦ですね、調べたら出てくると思いますが、勝つことができたんですよ。

代表戦で勝利することができました。

この「絶対勝つぞ」みたいな気持ちで試合に臨むっていうのが、ものすごく大事だと僕は思っています。

メンタルを鍛える方法と日常トレーニング

自分が代表戦に出る場面をイメージする

だから、もし今先鋒とか次鋒とか中堅の人が「大将になれない」じゃなくて。

もしこの先鋒、次鋒、中堅でも、「俺が代表戦になった時、どういうメンタルで代表戦に臨む」っていうのをちょっと頭でイメージしてみてください。

どうですかね、皆さん。

自分がもし先鋒、次鋒、中堅の人で、「大将、俺より強いやついるけど、もし俺っていう選択肢があって、回ってきた時にいける?」どんなメンタリティになりますか?

「ここがちょっとやばい。相手の大将でしょ。僕、先鋒で相手の方が絶対強い。ちょっといけないかも」って思っちゃった人は、まずこれ、メンタル鍛えた方がいいです。

ネガティブ思考からポジティブ思考への転換

緊張しない方法とか、逆にポジティブシンキングとか、「絶対にいける」とか、マイナスな言葉は吐かない、「任せとけ」。

これを鍛えていく必要があります。

これ、日頃からやっぱり考え方として「いけないんじゃないかな」っていうマイナスなネガティブシンキングになっていると、試合の時も全く同じようになっちゃうんですよね。

日頃からポジティブな思考に変えていくトレーニングが必要だと思います。

なかなか難しいんですけど、でもその、本当にメンタル的な部分。

このメンタル的な部分が、あとちょっとの差みたいなところになってくる。このメンタルの差っていうのがものすごく大きく影響してくると僕は思っています。

努力と技術の先にある「メンタルの壁」

なので、「どうすれば勝てるかな」って考えてる人は、圧倒的努力とか努力量、練習量っていうのは必要です

これはずっと僕が言い続けてきて、同じ練習時間、同じ24時間という中で、どんな練習をするか、どんな質の練習をするかっていう、この質と量をとにかくやりまくるのはそうなんですけど。

やってて、「そんなことやってるけど、あと一歩、何が足りないの?」ってなってきたら、このメンタルの部分ですね。

ここをぜひ鍛えてみると、ちょっと今までと違う世界が見えてくるんじゃないかなと思います。

インターハイ決勝戦に見る「最強のメンタリティ」

麗澤瑞浪戦、星子選手の初立ち面

ちょっと話し終えて思ったエピソードが一つありまして。

それこそ、インターハイ決勝戦ですね、麗澤瑞浪高校との決勝戦だったんですけれども。

先鋒、鈴木選手が1本取って、次鋒引き分け、中堅で岩切選手が2本取って負けている状態での僕ですね。

ここでも「絶対取り返すんだ。星子選手までに回せば問題ない」と思いながら戦っていました。

なんとか2本取って、これで1本リードしている状態。

1本リードしている状態で、星子選手は守りきらないといけない状態です。

1本取られてしまうと代表戦になってしまうという状態で、先に1本取ったんですよ。

先に1本取って、王手の状態ですよね。

2本勝ちすれば勝ちだし、小角選手は2本取り返さないといけないという状態。

その中で1本取られちゃったんですよ。

もう1本取られると代表戦になってしまうという場面だったんですが、ここで星子選手、「始め」の合図で、初立ちに行ったんですよ。

これ、すごいメンタルですよね。

だって、もう1本取られたら代表戦になってしまうという場面で、初立ち面ですよ。いけます? 「守ろう」という気持ちになりません?

「代表戦で勝てばいい」という圧倒的自信

初立ち面なんですよ。

ここってまさにメンタルのところだなと思うんですけど、終わった後に聞いてみたんですね。「なんで面行ったの?」っていうのを。

聞いてみたんですけど、「もしここで取られたとしても、代表戦で勝てばいいかなって」言ったんですよ。

やばくないですか? これもメンタルの強さですよね。

もし大将戦であの場面で1本取られたとしても、代表戦になったら絶対勝てる自信があるから、思い切った面に行けるし。

代表で勝つ自信があるって思って面に行くのすごいし。

代表戦で勝つって思ってることがすごくないですか?

大将に必要な「絶対に勝てる」という確信

このメンタリティですよね。

このメンタリティが、強豪校の大将として絶対に必要なスキルというか、大事な要素というか、ところじゃないかなと思います。

やっぱりこの強豪校の大将とか、重要な場面で絶対勝たないといけない人は、このメンタリティっていうのがものすごく大事だと思っています。

まとめ:代表戦で笑えるメンタルを手に入れよう

  • 実力が同じなら、メンタルが勝敗を分ける。技術や練習量が拮抗する強豪校では、最後は心の強さが決め手になります
  • 「ちょっといけないかも」は禁句。日頃からポジティブ思考を鍛えることで、試合でも自然と前向きなメンタルが出てきます
  • 「代表戦、任せてください」と言えるか。これが大将のメンタリティ。今日から自分が代表戦に出る場面をイメージしてみましょう

もし今、「緊張しちゃうんだ」とか「試合になったらちょっと舞い上がっちゃうんだよね」っていうことがあれば、直接僕に質問ができる上位メンバーシップに参加して、解決するための方法を一緒に模索していきましょう。

今日からあなたも、代表戦でニヤニヤできるメンタルを鍛えてみてください。

ぜひ一度、考えて、自分が代表戦に出るところをイメージして頑張ってみていただきたいなと思います。

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