プロ剣道家の1週間遠征リアル|疲れたけど見えた成長の瞬間



プロ剣道家の1週間遠征、疲れたけど最高だった話
久しぶりに本当に疲れました。
先週の金曜日から1週間、講演会や個人指導で全国を駆け回って、ようやく家に帰ってきました。
この放送を録音しているのが夜中の1時半で、配信されるのが朝の5時55分。
つまり、帰宅してから4時間後には皆さんに届いているということです。
正直、体はボロボロですが、この疲れの先にある「成長の瞬間」を見られたことが、僕にとっては何よりの喜びなんです。
和歌山高専で見た「専門性の力」
高専という選択肢の魅力
昨日は和歌山工業高等専門学校の講演会に行ってきました。
高専って、皆さんご存じですか?僕は正直、あまり詳しくなかったんです。
母が昔美容師だったので、「専門学校=資格を取る場所」というイメージしかありませんでした。
でも実際に行ってみて驚きました。
和歌山高専は、エンジニアや金の研究をする人たちが集まる場所なんです。
たとえば、ヤクルトなどの製品開発につながる金の研究をしたり、JRに入社して線路のプログラミングを組んだり、都市開発を学んだり。
しかも、中学卒業の時点で「自分はこの道に進む」と決めて入学するんです。すごくないですか?
僕なんて、中学の頃は将来のことなんて全く考えていませんでした。
高専は5年間学ぶシステムで、卒業後の就職先からの引っ張りだこ。
一人当たり30社くらいからオファーが来ることもあるそうです。
和歌山高専の動画はこちら
基礎はできている、でも足りないもの
和歌山高専の剣道部は、インターハイ予選でベスト8まで上がる実力を持っています。
実際に稽古を見せてもらうと、基本打ちはしっかりできているんです。
でも、試合で勝ち切るためには「実践的な気のつなげ方」や「一本への見せ方」が必要なんですよね。
基礎技術と試合感覚は別物です。
専門学校初のインターハイを目指して
実はこれまで、高専からインターハイに出場した学校はないらしいんです。
だからこそ、来年は本気で狙えると思っています。
1週間後には全国高専大会があるので、そこでまず結果を出して、新しい歴史を作ってほしいですね。
僕も全力で指導させていただきました。
東京の中学校に見た「継続の力」
1年半前の指導が実を結んだ瞬間
和歌山の前には、1年半前に講演会をした東京の中学校にもお邪魔しました。
この学校、ほとんどが中学から剣道を始めた初心者さんなんです。
でも、1年半前に教えたことを徹底的に練習した結果、都大会ベスト8まで上がったというんです。
正直、めちゃくちゃ嬉しかったです。でも、これは僕の指導のおかげじゃないんですよ。
指導は「種まき」、成長は「水やり」
僕はいつも言っているんですが、一回の指導で劇的に変わることはないんです。
指導者ができるのは「種を蒔くこと」。それを育てるのは、選手自身の「毎日の水やり」なんですよね。
だから、継続することが何よりも大切なんです。
今回、その結果が目に見える形で出たことが、僕にとっては本当に嬉しかったです。
毎年の恒例にしたいという言葉の重み
東京の中学校も、和歌山高専も、「毎年来てほしい」と言ってくださいました。
これは指導者として、本当に冥利に尽きる言葉です。信頼していただけているということですから。ありがとうございます!

プロ剣道家の1週間遠征リアル
東北・神奈川・和歌山を駆け抜けた7日間
今回の遠征は、東北での個人指導から始まりました。
中学から剣道を始めた子が10月の全国道連に出場するということで、ラストスパートの追い込み指導です。
もう伝えられることは全て伝えているので、細かい調整と肉体強化を中心にやっています。
その後は神奈川で彪進会、そして和歌山へ。
正直、夜中1時に帰宅して、朝5時に配信する生活は体力的にきついです。
家族との時間と仕事のバランス
8月は本当に忙しくて、1ヶ月の間、家にいたのは1週間もないと思います。
神奈川の前には1日だけ家族との時間があったんですが、そこで大喧嘩をしてしまって。
僕が悪かったんですけどね。
プロとして活動することと、家族としての時間のバランス。これは本当に難しいなと感じています。
疲れても続けられる理由
本当は今日、全中の女子団体で高森中学校が出場するので、応援に行きたかったんです。
でも、体力の限界でした。少し頭も痛いし、体もしんどい。
だから今回は疲労回復を優先することにしました。
それでも続けられるのは、選手たちの成長を見られることが、僕にとって何よりの原動力だからです。
剣道指導で伝えたいこと
一回の指導では変わらない、でも種は蒔ける
剣道の世界では、「すぐに結果を出したい」と思う人が多いんです。
でも、実際には一回の指導で劇的に変わることはありません。
東京の中学校のように、1年半後に花開くこともあるんです。
だから、長期的な視点で取り組むことが大切です。
基礎と実践は別物、両方を磨こう
基本打ちができても、試合で勝てるとは限りません。
なぜなら、実践的な気のつなげ方や一本の見せ方は、基礎とは別の技術だからです。
だから、普段の稽古でも「試合を意識した動き」を取り入れることが重要なんです。
専門性を深めることで道は拓ける
和歌山高専の話に戻りますが、専門性を深めることで未来が開けるというのは、剣道にも当てはまります。
広く浅く学ぶのもいいですが、一つのことを深く掘り下げることで、自分だけの武器が手に入るんです。
剣道も人生も、深掘りが大切だと僕は思います。
まとめ:疲れたけど、最高の1週間でした
- 専門性を深めることで、未来の選択肢が広がる
- 一回の指導ではなく、継続することで成長が生まれる
- 疲労の先にある「成長の瞬間」が、僕の原動力
今回の遠征は本当に疲れました。
あなたも今日から、一歩深く、長く続けてみてください。
きっと、1年後には違う景色が見えているはずです。
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