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【2025年版】剣道 面型の付け方完全ガイド|風格ある面の作り方とコツ

剣道において、面型は選手の風格や品格を決める重要な要素です。

面型がかっこよく決まっていると「この選手は強そうだ」という印象を与え、試合や昇段審査で相手に威圧感を与える効果があります。

この記事では、プロ剣道家として活動する梶谷彪雅が実際に行っている面型の付け方を詳しく解説します。

自然な風格を身につけ、「タコ面」と呼ばれるダサい面型を避ける方法をマスターしましょう。

目次

剣道の面型とは?基本知識と重要性

剣道の面型とは、頭部を守る防具「面」の見た目を調整することを指します。面型を意識することで、以下のような効果が得られます:

  • 風格と品格の向上 – 相手に与える印象が大きく変わる
  • 試合での心理的優位 – 蹲踞時の威圧感が増す
  • 昇段審査での評価向上 – 審査員に好印象を与える

剣道を始めたばかりの頃は気にしないかもしれませんが、強豪校や上級者ほど面型にこだわりを持っていることに気づくでしょう。

数年間剣道を続けていると、面型の違いが実力差を表すバロメーターの一つになることがわかります。

動画では結び方なども詳しく解説しています!

梶谷彪雅流|自然な面型を作る3つの基本テクニック

私が実践している面型の付け方は、

無理に型を作らず、自然な形を意識する

ことがポイントです。

中学3年生から大学生まで同じ試合用の面を使い続けていますが、以下の方法で理想的な面型を維持しています。

① 面をほぐして馴染ませる方法

新品の面は「のり」で硬くなっており、馴染んでいないため使いにくい状態です。

稽古で使用しながら毎日ほぐすことで、自分の頭の形に合った自然な面型が形成されます。

練習用と試合用を分けて使うのがおすすめです。

試合用の面を大切に使いたい場合は:

  • 技の練習時のみ使用
  • 練習試合でのみ着用
  • アップ用と試合用を使い分ける

② 面紐で縛って面型を付ける方法

面紐を使った面型の付け方には正しい手順があります:

  1. 通常のように面を装着して面紐を結ぶ
  2. 面紐を結んだ状態のまま面を外す
  3. 目付(物見)の真後ろに結び目が来るよう調整
  4. 突き垂れの部分も必要に応じて縛る

首元で面紐を縛るのは絶対に避けてください。突き垂と面垂の間が開いて「タコ面」になってしまいます。

【重要】
物見の真後ろの位置で面紐を結ぶ

また、転倒時の後頭部保護の観点からも危険です。

③ 床に置いて面型を付ける方法

私が最も頻繁に行う方法です。面紐を結んだ状態でも結んでいない状態でも実行できます:

  • 左右のL字部分を少しだけ上に浮かせる
  • 肩が剥き出しにならない程度に調整
  • 突き垂と面垂の間隔を適切に保つ

購入直後は左右が床にべったりと張り付きますが、影ができる程度に浮かせることで理想的な面型が作れます。

絶対に避けたい「タコ面」とは?格好良い面型との違い

タコ面とは、肩の部分の面垂と突き垂が離れ、面垂が水平に広がっている状態を指します。

この面型は見た目が不格好で、相手に「弱そう」「隙がありそう」という印象を与えてしまいます。

格好良い面型の特徴

  • 突き垂と面垂が適度に密着している
  • 面垂が横ではなく斜め前に向いている
  • 全体的に引き締まった印象を与える
  • 肩がしっかりと保護されている

格好悪い面型(タコ面)の特徴

  • 面垂が水平に広がっている
  • 突き垂と面垂の間に大きな隙間がある
  • だらしない印象を与える
  • 威圧感に欠ける

面垂れカットは必要?安全性と見た目のバランス

面型を気にする選手の中には、見た目を重視して面垂れをカットする人がいますが、面垂れは肩を守るために付いていることを忘れてはいけません。

短すぎる面垂れは怪我のリスクを高めるため、全日本剣道連盟も注意喚起を行っています。

最近の面は最初から適切な長さに調整されているものが多いので、特別に体が小さい場合を除いて面垂れカットは不要です。

構えや技によって面型が変わる場合の対処法

稽古を重ねていると、以下のような現象が起こることがあります:

  • 左右どちらか片方だけ面垂れと突き垂れが開く
  • 毎日使っていても左右の形が違う
  • 特定の技を練習した後に型が崩れる

これは構えや技の癖によって面型が変化している証拠です。

しかし、面型のために構えを変える必要はありません。技術の向上を最優先に考え、面型は自然に付くものと捉えましょう。

どうしても気になる場合は、少し強度のある面を選ぶと型が崩れにくくなります。

『梶谷彪雅のセレクト防具』がおすすめです。

面型を維持する収納方法と日常のメンテナンス

せっかく理想的な面型を作っても、間違った収納方法で台無しになってしまうことがあります。

正しい収納方法

  1. 出稽古や遠征後は乱雑に防具袋に入れない
  2. 突き垂を広げないよう意識して収納
  3. 可能であれば面紐で軽く縛ってから収納
  4. 帰宅後はすぐに自然体の面型に微調整

日常のメンテナンス

  • 直射日光を避けて保管
  • 湿気対策として風通しの良い場所に置く
  • 定期的な清掃と手入れを欠かさない

【上級者向け】面型を強制的に付ける裏技(非推奨)

どうしても面型が付かない場合の最終手段として、キーピング(洗濯のり)を使う方法があります。

ただし、以下の理由から積極的にはおすすめしません:

  • ベタつきが残る
  • 特有の臭いがする
  • 自然な馴染みが得られない
  • 長期的な面の劣化につながる可能性

要らない防具で試してから使用し、あくまで応急処置として考えてください。

面型の歴史と現代の変化

剣道における面型への意識は、ここ数十年で大きく変化しています。

過去の古い動画を見ると、面垂の長さも現在より長く、面型への意識は低かったことがわかります。

現代では「風格のある面型」が選手の実力を示すバロメーターの一つとなり、蹲踞時の威圧感や品格を演出する重要な要素として認識されています。

よくある質問(FAQ)

Q1: 新品の面はどのくらいで馴染みますか?

A: 個人差がありますが、週3〜4回の稽古で約1〜2ヶ月程度で自然な面型が付き始めます。焦らず継続的に使用することが大切です。

Q2: 面紐は毎回縛る必要がありますか?

A: 必須ではありません。面が十分馴染んでいる場合は、床に置くだけでも十分な面型維持効果があります。

Q3: 面型が左右非対称になってしまいます

A: 構えや技の癖が原因の場合が多いです。技術向上を優先し、面型は自然に付くものと考えましょう。気になる場合は強度のある面を選択してください。

まとめ:風格ある剣道家を目指すために

剣道の面型は、技術と同じくらい重要な要素です。

正しい方法で面型を付けることで、相手に与える印象が劇的に変わります

🎯 この記事で得られるメリット

  • 試合での心理的優位性 – 相手に威圧感を与えられる
  • 昇段審査での好印象 – 審査員からの評価向上
  • 自信の向上 – 見た目の変化が内面にも影響
  • 剣道への理解深化 – 総合的な品格向上

⚠️ 注意すべきポイント

  • 安全性を最優先に考える
  • 面型のために技術をおろそかにしない
  • 無理な面垂れカットは避ける
  • 日常のメンテナンスを怠らない

🚀 次にやるべき行動

  1. 現在の面型をチェックし、タコ面になっていないか確認
  2. 記事の方法を実践して理想的な面型作りにチャレンジ
  3. 継続的な稽古で自然な馴染みを作る
  4. 仲間や指導者からフィードバックをもらう

「面型は剣道家の品格を表す鏡である」 – この言葉を胸に、日々の稽古とともに風格ある面型を身につけ、真の剣道家を目指しましょう。

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3つ目:日本国内だけでなく、世界中に剣道という武道の持つ魅力を、言葉がなくても伝わる映像を用いることによって、伝えていくこと

こんな目的をもって活動しています。

そしてゆくゆは、国内外での人気や認知が高まって、もっともっと国際的な競技になった暁には、今ある以上に大規模な、高額賞金の出るような世界大会を開催することを、最終的な目標としています。

剣道に打ち込んだ結果が、そのまま将来に繋がっていくような、選択肢をより広げてあげられる未来作りを目指しています。

そして今回、この最終目標に向かって活動を継続していくために必要な資金を、メンバーシップの寄付という形で、ご協力をお願いさせていただくことにいたしました。

私の志にもし賛同して、応援してくださる方がいらっしゃれば、是非、ご協力を賜りたく、お願いいたします。

いただいたご寄付は撮影にかかる費用、交通費や宿泊費、取材費などに使わせていただきます。

メンバーシップと言いましても、基本的には寄付のお願いになるので、ご参加いただけば何かとてもいいことがあるとは言えませんが、本当に心ばかりの感謝の気持ちとして、メンバーシップ特典として、撮影の裏側やNGの切り抜きなど、メイン動画では出せないような映像や情報を、不定期にはなりますが、ご覧いただけるようにいたします。

また、いただいた寄付で行った活動報告を、定期的にして参ります。

もちろん、活動の継続に必要なものは金銭面ばかりでなく、志を共にしてくださる仲間や、応援してくださる方がいることが第一歩なので、メンバーシップの寄付という形にこだわらず、一緒に盛り上げていただければ本当に嬉しいです。

ただその中でも、メンバーシップにご参加いただくことで、より充実した内容の動画投稿や、たくさんの場所や選手への取材ができたりと、活発な活動ができるようになりますので、ご助力いただけましたら幸いです。

引き続き頑張って参りますので、、益々の応援を、よろしくお願いいたします!どうぞご協力をお願いいたします!

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