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剣道選手と普及活動の両立で悩む剣道家が語る選択と集中の重要性

このnote投稿は2025年5月20日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

今日は、私が現在直面している何にフォーカスするべきなのかという深刻な問題について、率直にお話ししたいと思います。

これは単なる個人的な悩みではなく、武道系の競技者や指導者として生きる多くの人が抱える普遍的な課題だと考えています。

目次

国体予選1回戦敗退で見えた現実

試合結果が突きつけた厳しい現実

先日の国体予選で、私は1回戦の本当に立ち上がりの部分で取られてしまい、結果的に取り返すことができずに敗退しました。

取り返しに行く時も正直あまり良い内容ではありませんでした。

「もっとこうしておけばよかった」という点がたくさん浮かんできます。

その後、都道府県大会もあり、その間で1週間ほど強化をして臨んだのですが、結果は全然ダメでした。

強化期間の効果が出ない理由

今回は2週間空いたので、1週間強化をして1週間休んで臨んだ大会でしたが、成果は出ませんでした。

もちろん、もっともっと頑張らないといけないと思う一方で、自分が強くなっていかないといけない、鍛錬していかないといけないというのは理解しています。

生涯剣道と言われる中で、継続することが一番大切だということはわかっていますが、「僕のやるべきこと、優先すべきことは本当に今それなんだっけ?」というところで、すごく葛藤する時があります。

剣道修練と普及活動の時間配分ジレンマ

ランニング8キロと千本素振りの1.5時間

具体的な時間で考えてみましょう。

ランニング8キロを走るとだいたい50分くらい、重りをつけていたら1時間くらいになります。

そして終わってから千本素振りをしようと思ったら30分くらいかかってしまいます。

この1時間半を、もっともっと剣道普及のための時間に使うべきなのかという問題があります。

走ることによって体力や筋力は向上するかもしれませんが、その分朝の疲労感が増してしまうかもしれません。

外部練習参加による時間コスト増大

1回戦敗退だったので、勝つために練習環境を整えないといけません。

外部の練習に参加すると、2時間から3時間の練習時間を確保することになります。

これまで自主トレーニングでやっていた素振りやランニングよりも時間がかかってしまいます。

そうなると、本当に今以上の強化をして頑張るべきなのか、それとも今以上に剣道普及に力を入れてSNS発信をしたり、YouTubeの撮影をしたりして収益を上げ、大会を開くための資金作りをする方を優先すべきなのか。

「これどっちなんだ、どっちなんだ」という疑問を時々浮かべてしまうことがあります。

家族との時間を考慮した現実的スケジュール

剣道普及の仕事をメインにやっていきたい、剣道だけで食べていくと言っているからには、最低限のことをやりながら情報発信していく時間を作る必要があります。

例えば朝練を1時間から1時間半やって、強い特錬員のように午前練習、午後練習、夕練習という環境を作って16時頃まで稽古をしてから仕事をするという流れになったとしても、家族の保育園の迎えに行ったりしないといけない現実があります。

なかなかそこまでガッツリ時間を午前中・午後に使うことができないので、最低限朝のうちにトレーニングを終わらせ、午前・午後はできるだけトレーニングもしながら、間の休憩時間に仕事を進める。

その中で講演会も呼ばれるので、そこで稽古を頑張りながら、高森中学校の撮影でも練習に参加させていただきながら、試合にも挑戦していく姿をお届けするのが、一番バランスが取れているのかなと思います。

悔しさと理想のギャップから学ぶ優先順位

負けた瞬間の感情と向き合う重要性

今回のように1回戦で負けてしまうと、やっぱり「うわー」って思いますね。

「やってしまったな。悔しいな。もっと練習したいな。もっと練習しないと勝てないんだな俺」って思ってしまいます。

この悔しい気持ちというのも、やっぱり成長につながると思います。

仕事でも結果が出ないと悔しいと思うことがありますが、剣道って勝ち負けがはっきりしているじゃないですか。

剣道選手vs情報発信者の心の葛藤

YouTubeの場合、数字が出た時に「この放送伸びたな」「この放送伸びなかったのか」程度の感じで、あまり敗北感を感じません。

でも試合で負けると「うわ、クソ。なんなんでやねん」って思うんですよね。

この感情だけを切り取ると

もっと俺って剣道やりたいのかな。選手としてもう少しやっておきたかったのかな

って思いますが、だからといって朝から晩まで剣道するのってどうなんだという気持ちもあります。

YouTubeと試合結果で異なる敗北感の正体

強くなるためだけにフォーカスするといいかもしれませんが、僕のやりたいことは、ちょっと違うなって思ったりします。

この気持ちとやりたいこととのギャップが激しいので、葛藤が激しいのが今の正直な気持ちです。

警察官や刑務官になれば剣道で食べていくことはできます。

もちろんその中でも業務はあるので、剣道だけというのは本当に特例で数が限られていると思います。

でもそれが本当にやりたいことなんだっけって言われると、別にそうではありません。

プロ剣道家として選択すべき道筋

朝から晩まで稽古する選択肢の検証

本日のテーマ「何にフォーカスするべきなのか」、本当に選択と集中の話です。

剣道が強くなりたいのであれば、間違いなく今この仕事を辞めて、YouTube情報発信をやめて、ボイシーなんかやってる暇はありません。

剣道を朝からトレーニングして、午前練習して、午後練習して、夕方まで練習して、早く寝る方が、間違いなく強くなるには近道だと思います。

環境を変えて。

剣道普及という本来の目標への回帰

だけれども、選択と集中するべきポイントは、今別に俺が選手として頑張ることが大事なんじゃないと思います。

これを自分に言い聞かせているだけかもしれませんが。

でも本当にやりたいこと、達成したいことは剣道普及です。

この剣道というものを根絶やしにはしたくないし、もっともっと普及させるために王座大会とか、そういったプロチームも作っていきたいと本気で思っています。

特錬員のような年俸制度構築目標

選択と集中するべきポイントで言うと、やっぱり仕事の方に集中して、YouTuberと同じように、選手としてではないかもしれませんが、指導者としてでもいいです。

本当に剣道だけで、特錬員さんと同じような形で年俸を与えて、剣道ができる人を増やしていく。

これが最終的な僕のゴールです。

それを達成できるように、今は仕事の方に集中しながら、負けた時に「何してんだよ、勝ちたい」って思うかもしれませんが、コツコツと頑張りながら、次はリベンジできるように、今できる限りのことをやりながら頑張ります。

これからも応援よろしくお願いいたします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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