「素振り300本で満足していませんか?勝者の基準とは」



「素振り300本で十分」と思っていませんか?
あなたは毎日どれくらい練習していますか?
素振り300本、走り込み30分、筋トレ少々。「これだけやってれば十分だろう」と思っていませんか?
実は、全国大会で勝ち抜く選手たちの「当たり前」は、私たちが想像する以上に高い基準なんです。
本日は、当たり前の基準を上げることで成長スピードが劇的に変わるというテーマでお話しします。
これは自分自身にも、誰かを指導する立場の方にも役立つ内容です。
全国レベルと一般レベルの「当たり前」の差
素振りの本数で見る基準の違い
例えば素振りを1日300本やっとけば十分だろう、そう思う人も多いんじゃないでしょうか。
実際に300本毎日振り続けるのは簡単なことではありませんし、多くの人にとっては立派な練習量だと思います。
しかしながら、全国大会で勝ち抜く選手たちの基準は、まるで違うんですよね。
彼らにとっての当たり前は、100本や200本、300本ではなくて、1000本、2000本、3000本だったりします。
これは素振りだけの話ではありません。走り込みなのか、動画を見て相手を研究する本数なのか、それはいろいろあります。
自分では「これはすごく頑張っているぞ」と思っても、全国大会で優勝している人たちは、食事から意識したりとか、もう全然違ったりするんですよ、その基準が。
この差は、努力量の数字だけじゃなくて、積み重ねた年月や日の差がかなり違うんじゃないかなって思っています。
智弁和歌山高校の事例から学ぶ
先日、YouTubeの動画を見ていたら流れてきたものなんですが、野球の名門、智弁和歌山高校の高嶋監督がこう言っていました。
「私が監督をしている時は、最低2000回からの腹筋から始まるんよ」と。
そんなチームに、「お前ら何回やってる?」って聞くと、「数十回です」みたいな。
じゃあそんなチームが勝てると思うか、と。
そしたら「無理です」って答えてたんですけど、本当に非常にシンプルなんですけれども、真理を突いているというか。
ただ、今の時代に合ってないよっていう考え方もあると思うんですよ。
回数やれば絶対に勝てるっていうわけではないです。
しかしながら、日々の当たり前の基準が違えば、選手としての土台そのものが変わっていくと僕は思っています。
回数だけではない、両輪のバランス
改めて誤解してほしくないんですが、根性論だけがすべて解決する、回数だけがすべて決まるとは思っていません。
いくら腹筋を1万回やっても剣道が強くなるわけじゃないですし、技術練習だけしていても勝てませんし、肉体トレーニングだけしていてもダメだと思います。
大切なのは両輪のバランスだと思います。
技術の習得で足りない部分を肉体で補うのか、肉体的な限界を技術でカバーするのか、やっぱり両方が噛み合って初めて本当の成長につながるんじゃないかなと思います。
これは特に高校時代に実際に感じましたね。
中学校時代は努力量、素振りをとにかくやるんだ、走り込みをとにかくやるんだ。
それを高校時代に持って行ったら星子選手と初めて対戦した時、試合稽古した時にボコボコにされたんですよ。
「俺なんでこんなに頑張ってるのにボコボコにされたんだ」って。
「お前は俺のこと見てなかったでしょ」って言われて、その時に気づいたのが、研究力ってめっちゃ大事なんだなっていうことに気づかされたんですね。
相手の特徴を知るとか、相手がどういう風に攻めてくるのかとか、そこから色々そういった技術部分も学ぶように、いろんなことを星子選手にも聞きながらやっていたんですけど、やっぱり努力量だけじゃダメ。
肉体的トレーニングだけじゃダメだし、技術だけでもダメ。
当たり前の基準を段階的に引き上げる方法
小さく始めて継続する重要性
当たり前の基準を少しずつ引き上げるっていうお話なんですけれども、ある野球選手の話を紹介します。
その人は最初、毎日腹筋100回、背筋100回を続けることから始めました。
最初はきつかったそうなんですけれども、続けていくと体が慣れてくる。
そうするともう少しできるなって思うようになり、200回、300回と増えていく。
そうしていくうちに1000回までできるようになった。
これは野球の例なんですけれども、剣道でも同じようなことが言えるんじゃないかなと思っています。
自分にとっての当たり前を少しずつでもいいんで上げていくことで、それが技術部分にもつながって、次の段階へと進化できるんじゃないかなと思っています。
ここで大事なのが、いきなり新しいことを1000回、2000回とかやろうと思うと、いきなりハードルが上がるんで、次の日きつくて辞めてしまうんですよね。
継続していくっていうのはすごく大事だと思います。
だから、1000回やるところから始めるんじゃなくて、100本から始めて、行けるんだったらまだちょっと回数増やして、まだ慣れてきたらまた回数増やしてっていう感じで、ちょっとずつ基準を上げていくっていう方法でもいいんで、やっていくことがとにかく積み重ねるっていうことが大切なんじゃないかなと思います。
環境が基準を作る
じゃあこの当たり前の基準どうやって上げていくのっていうことなんですけど、やっぱこれは環境とかも大事だと思うんですよね。
中学校時代も、全国制覇っていう文字があったからこそ、日本一に向かって全力でできたと思いますし、高校時代も実際に言われてたんですよ。
「当たり前の基準を上げていけ、俺たちは日本一の基準でやるんだよ」みたいな。「それは町レベルだよ」っていうふうによく言われていました。
「県レベル、町レベルだよ、日本一の基準であれ」っていうふうによく言われていて、やっぱりその思考を伝える日本一の基準って何なのかっていうのは、日本一の経験をさせたことがある先生だったり、日本一を経験した時の練習メニューっていうのを聞くのが一番いいんじゃないかなって僕は思っています。
そのあたりはよく動画とかでも伝えていることなので、講演会動画で振り返ってみて、僕が今まで経験してきたことはそういったところでお伝えしています。

継続が「当たり前」を変える実例
当たり前が変わると世界が変わると思います。
最初は「もう無理だ、きついな」っていうように思うことも、毎日続けていくと自分の当たり前になってくるんですよ。
都道府県大会に向けて体力が足りないっていうところで、僕がこのVoicyでも挑戦のところで発信していたと思うんですけれども、8キロランニングを始めたんですよね。
8キロランニング最初走りきれなかったんですよ、きつすぎて。これ本当ですよ。
走り切れなかったんですけれども、毎日続けていくことで走り切ることは当たり前になったんですよ。
でちょっとずつスピードも上がっていって、帰ってくるスピードが上がっていったんですね。これと同じですよ。
やっぱ毎日きついことでも途中で最初休んでもいいんで、続けることがめちゃめちゃ大切だなっていうのを直近、リバ剣の梶谷としてもそういう風に感じました。
リバ剣でも実感した基準の重要性
剣道を離れると基準が落ちる現実
僕リバ剣ですからね。
大学時代から二年間ぐらい剣道から離れてますから、やっぱ剣道を離れるときつくなってくる。
これは先日、世界大会に出場された方と会食をして、このプレミアムVoicyでお話ししましたが、その方とお話しして、やっぱり剣道から離れると、今稽古すると、もうめちゃめちゃきついと。
やっぱりそれだけ頑張ってきた選手であっても、やっぱやらなくなるときつくなるんだなっていうのは感じましたね。
トップレベルの「楽」は一般の「きつい」
やってる時はジャパンの合宿そこまできつくなかったからね、みたいな。
全然警察の時の練習の方がきつかったからね、みたいなことも言っていて、「そうなんだ」と。
つまりは今やったらもう死んじゃうかもしれないけれども、やっぱ日頃毎日がそういった稽古をしているとジャパンの合宿ですら楽になる基準で警察の人たちはやっているっていうことなんですよね。
なので、自分はこれだけやってきたって思っても、周りはもっとやってるかもしれない。
だから、周りの人はどれくらいやってるんだろうっていうのを聞いて、それ以上に自分がやる気持ちで。
内村先生に学ぶ「上乗せ」の精神
内村先生とかもそうだったらしいですね。
人が走っている時に「お前どこまで行ってきたの」っていうのを聞いて、それ以上走って帰ってくるとかをやっていたそうなので、皆さんもぜひ当たり前の基準を上げてみていただきたいなと思います。
大事なのは他人と比べることではなくて、昨日の自分と比べて基準を上げていくっていうことですね。
素振りでも走り込みでも筋トレでも技術の練習でも、少しずつ当たり前の基準を上げていく習慣が、皆さんを必ず強くしてくれると思っております。
まとめ:基準を上げれば、成長が加速する
- 全国レベルの選手の「当たり前」は、一般レベルとは桁違いに高い
- 技術と肉体トレーニングの両輪をバランスよく鍛えることが大切
- いきなり高い目標ではなく、100本から始めて段階的に増やすことで継続できる
- 環境や周囲の基準が自分の成長を左右する
- 毎日続けることで「きつい」が「当たり前」に変わる
- 昨日の自分と比べて、少しずつ基準を上げ続けることが成長の秘訣
その習慣を作るのも、剣道ノートと同じような感じで使える上位メンバーシップをやっております。
毎日みんなから見られるので、ぜひこれ活用してみていただきたいと思います。
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