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筋力向上の意外な副作用?剣道家の足指裂傷体験談

このnote投稿は2025年6月27日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

今日は少し変わったテーマについてお話しします。

「筋力が上がると足の指が裂ける」という、一見矛盾しているように思える現象について、私自身の体験を交えながら解説していきたいと思います。

剣道をされている皆さんなら、足の指の間が切れた経験をお持ちではないでしょうか。

特に親指の付け根や小指の付け根、左足の関節部分など、蹴りで使う部分の指間が裂けることがありますよね。

目次

現役時代と現在の足指裂傷頻度の違い

私も長年剣道を続けてきましたが、中学・高校時代は頻繁に足指が切れていました

その都度テーピングを巻き、時には予防的にテープを巻いて稽古に臨んでいたものです。

しかし大人になってからは、練習量が減ったこともあるのか足指が切れることはほとんどありませんでした。

ところが最近、筋トレを始めてから状況が一変したのです。

筋トレ開始後の変化

直近で筋力トレーニングを開始した結果、これまで切れていなかった左足の3箇所が裂けました。

最初は長距離ランニングを始めてから薬指部分、その後筋トレを本格化させてから親指と小指の両方が切れたのです。

この現象の原因は、瞬間的な蹴る力の向上にあると考えています。

従来は自重での剣道のみでしたが、筋トレにより瞬発力・蹴る力が増強され、親指や小指への負荷が今までより大きくなったため、皮膚がその力に耐えきれなくなったのではないでしょうか。

足指裂傷が示す剣道技術の指標

中学・高校時代になぜ頻繁に切れていたのか。

当時は「剣道をしていれば切れて当たり前」程度にしか考えていませんでしたが、今回の体験を通じて新たな視点が生まれました。

皮膚の変化サイクル

足指が切れると、修復過程で皮膚が厚く硬くなります

これは豆ができる過程と似ており、最初は痛みがあるものの、徐々に分厚い皮膚が形成されます。

しかし、この硬くなった皮膚は乾燥しやすく、再び切れやすい状態になるという悪循環が生まれます。

特に冬場の乾燥シーズンには切れやすかったのですが、今回は梅雨時期の湿度の高い環境でも切れたことから、明らかに筋力向上が関係していると判断できます。

蹴り方の技術と足指への負荷

大人になってから切れなくなっていた理由として、足さばきの上達も考えられますが、より重要なのは「蹴り方」の違いです。

指を掴む蹴り方と足裏での蹴り方

私は足指をしっかりと掴んで、最後に指で蹴り上げるイメージで前に押し出す蹴り方をします。

この方法では指により大きな負荷がかかります。

一方、指をあまり掴まずに足の腹部分(拇指球周辺)で蹴る方法では、指への負担は軽減されます。

つまり、足指が切れるということは、しっかりと床を掴んで蹴れている証拠でもあるのです。

筋力向上の指標としての足指裂傷

この体験から、私は新しい視点を得ました。

足指が切れることを単純に「嫌なこと」として捉えるのではなく、筋力向上の指標として前向きに考えることができるのではないでしょうか。

切れる部位による重心バランスの判断

さらに興味深いのは、切れる部位によって重心のかかり方が判断できる点です。

小指や薬指だけが切れる場合は外側に重心がかかっている可能性があり、親指側が切れる場合はしっかりと親指に重心がかかっている証拠と考えられます。

今回親指が久しぶりに切れたことで、全体的にバランス良く床を掴めているという手応えを感じています。

筋トレが剣道パフォーマンスに与える影響

筋力トレーニングを始めてから剣道を行うと、最初は「体が重い」と感じることがありました。

しかし稽古を重ねることで、持続的な押し出し能力の向上を実感しています。

効率的な力の使い方

以前は100%の力で50cm飛べていたところが、現在は80%の力で40cm程度飛べるような感覚があります。

つまり、少ない力でも効率的に遠くまで移動できるようになったということです。

ただし、持久力の面では若干の低下も感じるため、剣道の練習と長距離トレーニング、瞬発系トレーニングをバランス良く組み合わせることが重要だと考えています。

総合的な筋力の重要性

剣道は総合的な筋力が要求されるスポーツです。

様々な角度からの筋力強化が、技術向上につながることを改めて実感しました。

足指の裂傷を単なるトラブルではなく、成長の指標として捉えることで、より前向きに剣道に取り組むことができるのではないでしょうか。

まとめ

筋力向上と足指裂傷の関係性について、実体験を基に解説させていただきました。

この現象は単一の要因だけではありませんが、筋力向上の一つの指標として活用できる興味深い視点だと思います。

皆さんも剣道における様々な変化を、成長の証として前向きに捉えてみてください

それが継続的な上達への第一歩となるはずです。

この記事で得られる内容

  • 筋力向上が剣道技術に与える影響の理解
  • 足指裂傷を成長指標として活用する視点
  • 効率的な筋力トレーニングと剣道練習の組み合わせ方
  • 蹴り方の技術向上に関する具体的アドバイス

メリットとデメリット

メリット

  • 筋力向上を実感できる新しい指標の獲得
  • 足指裂傷への前向きな心構えの形成
  • 蹴り技術の向上への意識改革
  • 総合的なトレーニング計画の重要性理解

デメリット

  • 過度な筋トレによる持久力低下リスク
  • 足指裂傷による痛みと稽古への影響
  • テーピング等のケア用品コストの増加
  • 個人差による効果の違い

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