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剣道の打突力を3倍にする下半身トレーニング法

このnote投稿は2025年1月10日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

目次

打突力が弱くて悩んでいませんか?

当たっているのに一本にならない」「打突力が弱い」という悩み、あなたも抱えていませんか。

プライベートレッスンをご依頼いただく中で、打突力についての課題を持っている方が本当に多いです。

正直、ほぼ全員が共通して持っている悩みと言っても過言ではありません。

実際に梶谷彪雅がどんな風に打突力を向上させていったのか、今日はプロ剣道家が実践する3つの方法をお伝えします。

最後まで読んでいただければ、明日からの稽古が変わるはずです。

打突力向上の基礎|タイヤ打ちと打ち込み練習

止まった状態で強く打つ感覚を掴む方法

まず最初にやっていただきたいのが、素振りではなく実際に打つ力を鍛える練習です。

タイヤ打ちだったり、2人一組で1人は元立ち・1人は強く打つ練習をやるだけでも、打突力っていうのは全然変わってきます。

これは何度もお伝えしているですけれども、本当に効果的なんです。

打突力を意識した素振りはこちら

2人1組での実践練習のポイント

2人1組での練習では、元立ちは動かず、もう1人が全力で打つという形が基本です。

このとき大事なのは、遠慮せずに思い切り打つこと。

元立ちの方も、しっかり構えて受け止めてあげてください。

お互いに信頼関係があってこその練習ですね。

基礎練習で得られる効果と限界

ただこの練習だと、止まった状態から強く打つという感覚は掴めるんですけれども、その後が課題です。

しっかり左足で蹴って右足で踏み込んで打突していく。

いわゆる飛び込み面だったり飛び込み小手、そういった技をする中でどうやって強く打つのかというところが次のステップになってきます。

試合で使える面技の解説動画はこちら

試合で使える小手技の解説動画はこちら

重心移動の技術|打突力が劇的に変わる秘訣

手打ちにならない重心移動の仕組み

飛び込み技で打突力を落とさないために大事になってくるのが、重心移動です。

手打ちになったりしない、体が残ったりしない。

しっかり左足で蹴った力を、床を蹴った力を、重心を右足に移し替えながら打突する。

ここが非常に大事になってきます。

重心移動の記事はこちら

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体が浮く原因と斜め下への移動方法

やっぱりどうしても体が上に浮いている状態で打突をしてしまうと、軽くなってしまいます。

これ、やってみていただきたいんですが、ジャンプしながら打突すると打突がものすごく軽くなってしまうんです。

逆に、しゃがみながら体重を乗せるように打突ができれば、自然と打突は強くなります。

だいたいその場の打ち、タイヤ打ちで強く打てているのに、飛び込み面とか引き面を打つときに打突が軽くなってしまうパターンは、このパターンです。

重心が上に浮いているパターンですね。

飛び込み技で打突力を落とさないコツ

なので、重心が上に行かないしっかり斜め下に飛ぶ形で重心を移動させるっていうのができれば、打突力は自然と強くなります。

イメージとしては、ジャンプするんじゃなくて、前に倒れ込むような感覚です。

そこをぜひ練習してみていただきたいなと思います。

踏み込み力の強化|音で一本を取る技術

踏み込み音が一本に見える理由

打突力や重心を強化することができたら、次に意識してほしいのが踏み込み力ですね。

踏み込みの力が強ければ、打突力が多少軽くなったとしても強い打突に見えるというメリットがあります。

やっぱり打突音だけだと一本になりにくいです。

踏み込みの力が大きければ大きいほど、一本に見える、しっかり打突したように見えるので、打突力だけじゃなくて踏み込み力、ここを鍛えてほしいなと思います。

踏み込みや重心移動についてはこちらで解説

痛くならない踏み込み練習の進め方

踏み込み力を鍛えるのが結構難しいんですよね。

うまく踏み込まないと、かかとが痛くなったりとか先が痛くなったりするので注意が必要です。

これは何度も何度も踏み込みの練習だけをやるしかないんですけれども、痛くならない程度に慣れていくのをやっていただきたいです。

無理して怪我をしてしまったら元も子もないですからね。

重心移動と踏み込みの連動性

本当に、この音が変わるだけで全然一本の見え方が変わってくるので、踏み込みを強くする。

踏み込もうとするんじゃなくて、これも重心がうまく移動できると、より自然と強い踏み込みができるので、踏み込みの仕方も練習していただきたいと思います。

全部が連動しています。

下半身トレーニングの重要性|打突力の土台

上半身だけでは打突力が強くならない理由

ここまで3つのポイントをお伝えしてきました。

その場でのタイヤ打ち2人1組での打ち込み練習、そして重心移動の練習、上に浮きながら打たない練習ですね。

そして3つ目が踏み込みの力を鍛えていく。

この3つをやるだけで、圧倒的に周りと打突力の差が出てくると思います。

でも実は、これらすべての土台になっているのが下半身の力なんです。

剣道は左足で蹴って前に進む、そして右足で踏み込みますよね。

重心移動するのに対しても、左足の脚力がなければ、重心を左から右に移すのがなかなか難しい。

重心移動はこちらの記事をチェック

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スクワットと素振りの効果比較

素振りばっかりしていても打突力って強くならなくて、下半身強化をしておかないとなかなか強い打突ができないことを、今回中心にお伝えさせていただきました。

下半身の力って、鍛えるのめちゃめちゃ大変なんです。

上半身のトレーニングよりも2倍3倍、体感きついと思っております。

素振りを100本するよりスクワット100回やった方が圧倒的きついです。

速素振り100本するよりも、スクワットジャンプ早くやった方が全然きついです。

これ、やってみてください。

ぜひ上半身トレーニング、素振りなのか素振りとスクワットなのか、比べてみてください。

右足の力で切れを向上させる方法

ここからはスピードだったりとか打った後の切れの出し方の話になるんですけれども、切れの出し方は右足の力なんです。

どうしても左足が残ってしまって切れが悪くなってしまうパターンが多いです。

左足の引きつけが早くなるとかなり切れが増すんですが、左足を引きつけようとしている人が多い印象です。

だいたい面打った時って、前傾姿勢になっていませんか。

前傾姿勢になっている状態から左足の力で引きつけようとしても、上半身が前傾してるので引きつけれないんですよね。

そうではなく、右足で踏み込んだ力で、上手く太ももの力を使って、体を前傾姿勢から元に戻すような力をつけることによって、切れっていうのが向上してきます。

そうすると2歩目3歩目のスピードも速くなってくるんです。

ぜひ、まだ上半身の素振り、打突力強くするために上半身の素振りだけやっている方がいらっしゃったら、絶対に下半身のトレーニングも欠かさずに行ってみてください。

もっと細かく言うと、指の力を鍛えることによって瞬発力とかも鍛えることができるので、打突力を強くするためには下半身を意識してトレーニングしてみると、かなり良くなるんじゃないかなと思います。

下半身トレーニングやるのめちゃめちゃきついんですけれども、頑張って挑戦して継続してみてください。

今日からあなたも試してみてくださいね。

まとめ:打突力向上は下半身が9割

  • タイヤ打ち打ち込み練習で基礎的な打つ力を身につける
  • 重心移動を意識して斜め下に飛ぶことで打突力が劇的に変わる
  • 踏み込み力を鍛えることで音が変わり一本に見える
  • すべての土台は下半身トレーニング、素振りだけでは不十分
  • 右足の力で体を戻すことで切れが向上する

打突力が弱いと悩んでいる方は、まず下半身のトレーニングを見直してみてください。

きついですが、その先に必ず結果がついてきます。

今日の話が、あなたの剣道人生を変える一歩になれば嬉しいです。

さあ、今日から下半身トレーニング、始めましょう。

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