剣道試合で主導権を握る究極の方法|コントロール術



学べること
この記事では、剣道試合において主導権コントロール、間合いの攻防、三殺法の活用という3つの重要な技術を学ぶことができます。
読者対象
- 試合で優位に立ちたい剣道家:段位問わず試合運びを改善したい方
- 指導者・コーチ:生徒の試合力向上を図りたい指導者
- 上級者志向の剣道愛好家:技術的な深い理解を求める方
試合で主導権を握ることの重要性
試合を優位に進めていくには、常に自分が主導権を持っておくことが最も重要です。
相手に主導権を握らせないということは、実は指導の中で最も時間がかかる技術の一つです。
YouTubeで投稿している面打ちや胴打ち、引き技の解説動画を見て技術を学ぶことは比較的容易ですが、試合で常に優位にコントロールしていく技術は、動画だけでは伝えきれない奥深さがあります。
主導権を握る基本原理
自分主導の圧力をかける重要性
主導権を握る最大のポイントは、自分主導で圧力をかけていくことです。
多くの剣道家が間合いの攻防をしているようで、実際は相手が来るのを待っていたり、足が止まっていたりします。
真の間合いの攻防とは
- 相手が入ってくる瞬間に半歩下がる反応力
- 相手の動き出しに対する瞬時の判断
- 技を打つ準備ができていない場合の前さばき
相手の動き出しへの反応技術
相手の動き出しで反応ができるかどうかが、間合いの攻防で最も重要なポイントです。
相手が右足半歩入ってきた瞬間に、左足で半歩下がるか、もしくは半歩前に出てさばくかの判断を瞬時に行う必要があります。
戦略的な間合いの取り方
打てる間合いへの入り方
遠い間合いから技を出しても当たりません。
重要なのは、相手に「やべえ、間合いに入られてる」と思わせる距離まで入ることです。
しかし、ここで注意すべきは
- 相手から間合いに入られて技を出すのは「相手主導」
- 相手の誘いの場合、打たれるリスクが高い
- 打つ前提で間合いに入ることが自分主導の状態
間合いに入る目的の明確化
間合いに入る時は打つために入るのです。
打たれに行くために間合いに入ることはありません。
この意識の違いが、主導権を握るか握られるかの分かれ目となります。
剣道三殺法の実践応用
三殺法の基本構成
剣道の三殺法は、相手を制圧するための基本戦術です
- 剣を殺す:相手の剣の動きを封じること
- 技を殺す:相手に技を仕掛ける余裕を与えないよう先手で攻めること
- 気を殺す:相手の気を圧倒し、攻撃のきっかけを奪う
気を殺すことの難しさと対策
「気を殺す」は最も習得困難な技術です。
これには以下の要素が必要です
- 声の大きさと気迫
- 体当たりの強さ
- 間合いの入りの迫力
- スピードによる威圧感
自力向上には長期間必要なため、試合直前の強化は現実的ではありません。
むしろ「剣を殺す」「技を殺す」に重点を置くべきです。

一の動作と技の組み立て
動作数による技の分類
技には動作数による違いがあります
- 一の動作:構え合いからそのまま一歩で打つ(例:ヤーメン)
- 二の動作:二段打ち(例:ヤーコテ面)
- 1.5段技:相小手面のような細かく連続する技
抑えと払いのコンパクト化
剣を殺す動作はできるだけコンパクトに行う必要があります。
抑えの動作が大きくなると
- 相手に動作がバレやすくなる
- 打たれるリスクが高まる
- 一の動作の速さが失われる
実戦での避け方と対応技術
先攻される場面での対処法
間合いの攻防で相手が先に攻めてきた場合、打たれるリスクを最小限に抑える避け方が重要です。
この技術は実際の稽古で体得する必要があります。
まとめ
記事で得られる技術内容
この記事では、剣道試合における主導権コントロールの本質的な技術を解説しました。
間合いの攻防から三殺法の活用、そして実戦的な技の組み立てまで、プロ剣道家の実践知識を包括的に学ぶことができます。
メリット
デメリット・注意点
真の剣道上達を目指すなら、技術習得と継続的な実践の両方が欠かせません。
プロレベルの技術を身につけ、試合で確実に結果を出していきましょう。
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