玉竜旗男子2日目 結果報告~15人抜きの衝撃と明日の注目対戦

玉竜旗男子2日目が終了しました。
ベスト64までが決まり、すごい選手たちの活躍がありました。
私が現地で見た注目校や選手の振り返りをお伝えします。


衝撃の15人抜き!松村 太樹選手の快進撃
高校二年生での15人抜き達成
まずわかりやすく「すごかったよね」というのを、数字ベースでお知らせします。
高校二年生での15人抜きです。
試合を見ていて感じたのは、瞬発力や瞬間的なスピードがすごく速いということ。
終わった後インタビューさせてもらったんですが、副将戦もやっているのを見ていると、スピードも落ちず全然きつそうじゃないなって思っていました。
でも本人は「5人抜きするのはすごくきつい」と言うんです。
5人抜きの過酷さを聞いて感じたこと
実は今回、5人抜き、10人抜きしている選手にいろいろインタビューさせてもらったんですが、みんなが「きつい」「辛い」と答えています。
5人抜くのってめちゃめちゃきつんですよ。
その中での15人抜きですから、本当にすごいんです。
多分会場内のアナウンスで他に15人抜きはいなかったと思います。
明日の初戦は三養基との対決!去年の悔しさを払拭なるか
去年8位の雪辱戦
明日の初戦は三養基との対戦です。
去年の玉竜旗は福岡第一に負けて8位だったんです。
去年の悔しさを払拭すべく、今回は気合が入ってくると思います。
先攻有利vs初戦の難しさ
逆に先鋒がずっと勝ち抜いてきたからこそ、体力はまだ温存されていると思います。
でも一発目から全員が調子良くないと、エンジンがかからないまま強豪に行くというのはかなりきついんですよ。
そういった意味で、一発目からちょっとやっていた方が、試合感覚的には良かったりするんですよね。
10人抜きを達成した選手たち~その活躍を振り返る
複数校から10人抜きの快挙
他にも10人抜きしていたのが、福岡第一の村田選手だったり、東海大札幌の鈴木選手、磐田東の松木選手ですね。

玉竜旗の勝ち抜き戦を制する最大のコツ
「抜き替えさせない」が最高の戦術
この勝ち抜き戦では、1人でいいし2人でも抜く、どっちでもいいんです。
でも大切なのは、抜いた後に負けないということ。
勝った後に先鋒を抜き替えてしまうと、次鋒対次鋒に戻ってしまうじゃないですか。
これが大事なんです。先鋒で勝って、次鋒を引き分けることによって、次鋒も一緒に引きずり下ろすことができるんですよ。
そしたら次鋒も同じく一人抜いて一人引き分けると、中堅対大将になるんです。
こんな感じで、勝った後は絶対に抜き替えさせないというのが玉竜旗のポイントだと思います。
女子優勝者の完璧な戦術から学ぶ
昨日のボイシーでも紹介させていただきましたが、女子で優勝された楢橋選手は24戦中17勝で、残り全部引き分けです。マジで最強ですよ。
勝った後は負けない、これがものすごく大事なポイントです。
明日の注目対戦を大解剖
Gパート初戦:九州学院VS水戸葵陵
九学vs葵陵というのは、なかなか激アツじゃないかなと。
水戸葵陵の激戦から見えたもの
実は水戸葵陵高等学校1回戦が結構危なかったんですね。
1日目の1回戦は先鋒の稲垣選手が5人抜きをして。
2日目の1試合目、近畿大学附属との対戦で橋本選手が、水戸葵陵の先鋒金子選手、次鋒の瀧山選手を勝ち抜いて、中堅の首藤選手と引き分けました。
だから近畿大学附属は次鋒vs副将まで持っていったんですよ。
このまま引き分けたら気力が厳しいという流れだったんですが、副将の古澤選手が脇選手を抜いて、中堅の西田選手を抜いて、副将の三井選手と引き分けで、最終的に大将戦に至りました。
大将戦の興味深さ~上段との戦い
この大将がまた面白かったんです。
靏羽選手という体格がめちゃめちゃでかくて、かつ上段なんですよね。
大将で上段ってあんまり置いてないじゃないですか。
だからやっぱりタイミング取るのとかも最初は多分苦戦するだろうなって思ってました。
案の定、なかなかタイミングが合わずに、接戦になりました。
靏羽選手もタイミングが普通より早めだったり、もろ手の小手とか打ってきたりして、すごくタイミング取れづらそうでした。
延長3回、タイミングに失敗したらここで負けてしまう可能性もあるなって思ってたんですが、酒井選手が最後胴を取って水戸葵陵が勝ちというところでした。
九州学院との対戦の意味
1回戦が九州学院と。
去年九学は、敬徳に負けベスト8で終わってしまったので、ここで当たってしまうというのは仕方ないんじゃないかなというところですが、なかなか厳しい戦いになって面白いんじゃないかなと思っています。
その他の注目対戦
1回戦という視点だと、先ほど紹介した星槎国際VS三養基ですかね。
そしてもう少し上の方を見ていくと、全国選抜優勝された島原VS福大大濠がベスト4掛けで対戦される可能性があります。
まだどこが上がってくるかわかんないんですけど、福大大濠も強いし、島原も強いので、ここがどうなってくるかなというところを注目しています。
そしてベスト4掛けでわかんないのが明豊のところですね。
明豊だったり、高千穂だったり、このあたりが固まっているところがどこが上がってくるか。
昨年ベスト4だったら敬徳も上がってくるかというところです。
反対側のEパートとFパートで言うとですね。
日章学園が上がってくるか、龍谷が上がってくるか、郁文館が上がってくるか、このあたりもどこが上がってくるかちょっと予測が難しいところです。
最後にHパートで言うとですね。
福岡第一さらには東海大札幌が、鈴木選手が勝ち抜いていたので、この辺りがどうなるかというところです。
玉竜旗の最大の魅力は「予測不可能性」
この勝ち抜き戦というのは総力戦なので、仮に先鋒が次鋒中堅副将が負けたとしても、大将が逆に抜いていくという可能性は全然あります。
本当に何が起きるかわからないというのが、この玉竜旗の見どころです。
女子も面白かったんですが、男子もスピード感あってやっぱり面白いですね。
会場の熱気とライブ配信について
応援は拍手のみ~ルール遵守の徹底
応援は拍手のみでお願いしますというアナウンスが、女子の時より男子の場合は多分4、5回言われてたような気がしますね。
でも4、5回なんで少ないっちゃ少ないかなというところですが、それでも盛り上がってたんです。
会場でしか感じられない熱気
あの盛り上がりはあの会場でしか感じられない熱気溢れる感じになっています。
梶谷の解説配信に期待
その場合はぜひ見ていただけると、面白くできるかわかんないですけど、楽しみにしておいてください!
まとめ:玉竜旗の魅力は総力戦の奥深さにある
- 高校二年生で15人抜きを達成した松村 太樹選手の活躍は、玉竜旗2日目の最大の衝撃でした。
- 「抜き替えさせない」戦術が勝ち抜き戦を制する最大のコツ。勝った後の一手が全ての流れを変えます。
- 予測不可能な組み合わせと戦術の応酬が、玉竜旗の最大の見どころです。
どこが上がってくるか本当にわかりません。
でも梶谷も予測不可能だからこそ、玉竜旗を愛しています。
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