【剣道・優勝インタビュー】先鋒で全24試合17勝!八代白百合・楢橋選手が語る「勝ちをつなぐ覚悟」

2025年全九州高校剣道大会で優勝を果たした八代白百合学園女子剣道部。
その原動力となったのが、先鋒としてチームをけん引し続けた楢橋選手です。
2回戦から決勝まで、8試合・個人成績は全24戦で17勝7分け・無敗という驚異的な成績。
逆転勝利を決めた『中司選手』の強さ

しかもすべて「勝利 → 引き分け」で試合を終え、常にチームに“有利な状態”でバトンを渡し続けた、まさに鉄壁の先鋒。
今回は、その楢橋選手に試合直後のインタビューを行いました。



「嬉しいです。それしか言えないくらい、全力を出し切りました」
──まずは優勝おめでとうございます!
今の率直な気持ちを教えてください。
楢橋選手:
「ありがとうございます!もう……嬉しいです!」
8試合、24戦を戦い抜いた選手とは思えないほど、さっぱりとした表情でそう語ってくれました。
その一言に、すべてが詰まっているような気がしました。
「きつい練習も、“やるよ”って言ってくれた先輩たちのおかげで、乗り越えられた」
──この大会に向けて、日々の練習はどんなものでしたか?

楢橋選手:
「練習は、基本的にはきついです(笑)
でも、先輩たちが“きつい時に
『やるよ!!』という声かけに
負けん気が出てくるので、先輩のおかげてでここまで頑張れました!
きついことは当たり前。しかし、きつさを和らげてくれるような仲間の声が、逆に火をつけてくれる。
そんな人間関係の中で育まれた強さこそ、今大会での爆発力につながっていたのかもしれません。
逆転勝利を決めた『中司選手』の強さ

「“前で勝負”が自分の持ち味」
──ご自身の剣道のスタイルや、強みはどんなところにありますか?
楢橋選手:
「中学の頃から、“前で打つ剣道”を教わってきたので、やっぱり前に出て勝負するところが、自分の魅力かなって思います」
剣道の「前で勝負する」という言葉は、まさに攻めの象徴。
そのスタイルで17勝を積み重ねた楢橋選手の強みが、この短い言葉に凝縮されています。
「一本取った後こそ、慌てない。中3から意識してきた“余裕のある姿勢”」
──試合中、とくに一本取った後に冷静さを保っている印象がありました。あれは意識されているのでしょうか?
楢橋選手:
「実は中学2年の頃は、一本取った後に慌てて逆に取られることが多かったんです。
それを中3で反省して、修正しました。
慌てても意味がないので、
“取った後こそ落ち着く事”
“余裕を持って試合をする”
“相手に見える余裕”
を意識して取り組んでいました。
試合は、一本取った“後”の気持ちの持ち方で決まる。
そのことを早い段階から学び、改善してきたことが、今回の“無敗の先鋒”という偉業につながったのでしょう。

【まとめ】勝利をつなぐ、信頼の先鋒——チームの土台を支えた17勝
団体戦において、先鋒の存在は空気を決める要素のひとつです。
そのポジションで24戦無敗・17勝という数字を残し、チームを何度も有利な展開に導いた楢橋選手。
- 苦しい練習も、仲間と乗り越えた経験
- 自分のスタイルを信じて貫いた攻めの姿勢
- 一本取った後の冷静な心構え
すべてが、“勝ちをつなぐ剣道”につながっていたのだと感じました。
楢橋選手、改めて優勝おめでとうございます!
次の大会での活躍も、心から期待しています。
逆転勝利を決めた『中司選手』の強さ

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