やりたいこととやっていることが違う理由

強くなりたい。でもきつい練習は嫌だ。自由になりたい。でもお金の勉強は嫌だ。人生を変えたい。でも、毎日の習慣を変えるのは面倒だ。
こんな経験、誰しもあるんじゃないでしょうか。僕自身も、小学生時代はもちろん、今でもあるかもしれません。
今日は、このやりたいこととやっていることがずれてしまう理由、つまりなぜ人は嫌なことから逃げてしまうのかという問いに向き合っていきます。


嫌なことから逃げるのは人間の本能
まず大前提として、嫌なことから逃げるのは弱さではありません。これは人間の本能なんです。
例えば、火が熱いと感じれば手を引っ込めますよね。
全く同じように、ストレスや痛み、不安から身を守るのは至極当たり前のことなんですよ。
ただ、問題はここからです。
努力を避けた結果、叶えたい夢に届かない。現実逃避をしたせいで、問題がもっと大きくなってしまう。
これにはつなげたくないですよね。
つまり、逃げることが常態化してしまうと、未来の可能性まで自分で削ってしまっているということになってしまうんです。
逃げたくなる本当の理由は「目的のぼやけ」
じゃあなぜ逃げたくなってしまうのか。
僕の結論は、目的がぼやけているからなんじゃないかなと思っています。
筋トレを例に考える目的の重要性
例えば、皆さんが筋トレを始めたとします。
3日目には腕がパンパンで、4日目にはジムに行くのが嫌になる。
でも、「なんでやるんだっけ?何を目指してるんだっけ?」この目的が曖昧だと、人は簡単に行動から離れていくと思います。
「自由になりたい」という目標も同じです。
自由って何ですか?時間ですか?お金ですか?場所の自由ですか?
目的が具体的じゃないと、嫌なことに立ち向かう理由が見えなくなります。
中学高校時代の剣道で学んだ目的の力
これは中学高校時代も同じでした。1時間かかり稽古、1時間100本切り返し。
1日目、2日目は「よっしゃ強くなるぞ!きつい練習だ!なんとか乗り越えてやる!これをやれば強くなれるんだ!」そんな感じです。
3日目、4日目、1週間、2週間経ってみてください。
もうね、箸も持てなくなってくるんですよ。1時間100本切り返しやってると、手が開かなくなってくるんです。
「なんでこんなことやってんだっけ?もう明日練習行くのが嫌だな」って思ったこともあります。
でも、その時に目的、夢、目標があった。
全国選抜、玉竜旗、インターハイ、魁星旗、それから国体、この五冠を取るという明確な目標があった、言語化できていたからこそ、いつまでに、何のために、どんな状態を目指すのかという部分が明確になっていた。
だからこそ、このきつい練習を乗り越えることができたんです。
もしただ「県大会で勝ち抜きたい」ぐらいのレベルだったら、「え、こんな練習しないといけないんだっけ?」って考えたかもしれません。
でも、僕たちが目指しているのは日本一。
しかも日本一を1年間で5回取るっていう、もうめちゃめちゃハードルの高い目標だった。
だから絶対的に安定して勝ち続けないといけない。
だからこそ、きつい練習にも向かっていけたんじゃないかなと思っています。
勉強が嫌な本当の理由は「できない自分」
「勉強するのが嫌だ」っていう人、いると思うんですよね。僕も含めて。
でもそれって、本当に勉強が嫌いなんじゃなくて、できない自分と向き合うのが嫌なんですよ。
勉強っていうのは、自分の無知を突きつけられる行為じゃないですか。
努力っていうのは、つまり今の自分が未完成だと認める行為じゃないですか。
自分の今の未熟さに直面していくことって嫌だなって思う。
今の自分が傷つくなっていうのは嫌じゃないですか。だから目をそらす。
でも逆に考えたら、これがチャンスだと思うんですよね。その痛みの先にしか本当の成長はないんですよ。
筋肉痛もそうですよね。痛い、筋肉痛になる。だからこそ筋繊維が切れて修復する時に大きくなる。
だからこそ自分の弱さに向き合って、そこを改善していかないとなかなか成長できないと思います。

一時的な快楽に流される脳のメカニズム
本当はやりたいことがあるのに、なぜ違うことばっかりやってしまうのか。
多分なんですけど、一時的な快楽に流されるからじゃないかなと思っています。
SNSとショート動画の罠
特に、今「自由な時間を得たい」と思ってるのに、ついSNSを見続けてしまう。
ついテレビをダラダラ見てしまう。ついなんかしてる。こんなことってないですか?
それは、脳が楽な方に流されてしまうようにできているからなんですよね。
これはね、もう本当にそう。特に僕、今めちゃめちゃ意識してますね。
SNSの見すぎ。ショート動画とか見てたら、本当に30分とか50分とか平気で経つじゃないですか。
ショート動画見だした時には、本当に「あ、これ見すぎちゃダメだぞ」っていうふうに意識してますね。
スワイプ型のやつ、本当に良くないと思いますね。ついつい見ちゃう。
未来のシミュレーションができるかどうか
でも、それを止められる人は何が違うのか。
やっぱりその先が見えているかどうかっていうところだと思うんですね。
今日だらけることによって未来がどう変わるのか。今日頑張ることで未来がどう変わるのか。
この未来のシミュレーションができるかどうかが分かれ道なんじゃないかなと思います。
小学校時代の工夫:素振りとアニメの両立
よく考えたら小学校時代もですね、僕、クレヨンしんちゃんとかドラえもんとかコナンとか録画しまくって、それ見てたんですけど。
ただ見るだけじゃなくて、素振り30分やらないといけないっていうルールがあったので、その時にしんちゃん見ながらやったりとか、ドラえもん見ながらやったりしてたんですよね。
ショート動画って見て、ずっと手を動かしとかないといけないじゃないですか。
じゃなくて、見ながらやることで、継続することにもつながってるかなっていうふうに思いました。
結果的にね、県大会優勝というところまで行くことができたので。
個人戦5年生で優勝、団体戦6年生で優勝というところまで行けたので。
迷ったときに問いかける魔法の質問
迷ったとき、問いかけるようにしていただきたいなと思います。
「これやってたら半年後の自分ってどうなってんだろう?」
SNS見続けたら半年後の自分どうなってるかな?半年後の自分が笑ってるか、それとも後悔しているか。
すぐにできなくても大丈夫
もちろん、すぐにできないこともあると思います。
嫌なことから逃げたくなる日もあると思います。
逆にね、子育てされている方とか、「いや、優先順位、やっぱやりたいことはあるけれども、こっちなんだよね」っていう人もいると思います。
でも、未来の自分を笑顔にする選択をするならっていう風に決めて。
もちろん子供を見ながら、仕事も頑張りながら、最終的ななりたい夢、目標っていうのは人それぞれ違うと思うので。
そこを見ながらですね、少しだけ嫌なことから逃げるんじゃなくて、嫌なことに挑戦していく。
これをつけていけたら、最高な人生が待っているんじゃないかなと思います。
まとめ:逃げることも大事、でも向き合うことはもっと大事
人は誰だって嫌なことから逃げてしまいます。
でもそれでいいんですよ、最初はね。逃げていい。
でも、何から逃げて、何に立ち向かうのか、それをちゃんと自分で選ぶことが大事です。
選ばなかったら、選ばれた人生を歩むことになります。
なんとなくで流されていく人生じゃなくて、「これをやる」って決めた人生を自分の意志で歩んでいく。
そのためには、まずは嫌なことにちょっとだけ向き合ってみる。
それだけで人生って少しずつ変わっていくと僕は思っています。
最後に。
頑張ってるのに現実がついてこないと感じる人ほど、まずは逃げ癖じゃなくて向き合う習慣を身につけてください。
現実を変えるのは行動の方向です。
この記事のまとめ
この記事では、剣道家・梶谷彪雅が「なぜ人は嫌なことから逃げるのか」について、自身の経験をもとに深掘りしました。
目的が明確でないと行動が続かない理由、そして嫌なことに向き合うことで得られる成長について解説しています。
📌 メリット
- 目的の明確化:目標が具体的になることで、きつい練習や努力を継続できる
- 自己成長の実感:弱さに向き合うことで本当の成長が得られる
- 未来のシミュレーション:半年後の自分を想像することで、今すべき行動が明確になる
- 実体験に基づく説得力:プロ剣道家の実体験から学べるため、信頼性が高い
- 小さな工夫の積み重ね:素振りとアニメを両立するなど、継続しやすい方法が学べる
📌 デメリット・注意点
- 一時的な快楽の誘惑は強い:SNSやショート動画など、意識的に避ける努力が必要
- すぐに結果は出ない:向き合う習慣は時間がかかるため、焦らず継続する必要がある
- 目標設定のハードルが高い場合も:五冠のような高い目標は誰もが設定できるわけではない
- 個人差がある:子育て中や仕事で忙しい人は優先順位の調整が必要
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