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足さばきがうまければ豆ができない?プロが語る剣道の真実

このnote投稿は2025年8月19日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

目次

「足さばきがうまければ豆ができない」は本当?

先日、焼きテーピングの貼り方を解説した動画に、こんなコメントをいただきました。

「足さばきがうまければ豆や割れができないと思い込んでいます」という声です。

これって、剣道をやっている人なら一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか。

今日はこのテーマについて、プロ剣道家としての僕なりの考えをお伝えしますね。

足さばきがうまい選手でも豆はできる

日本一の選手もテーピングを巻いている

結論から言うと、足さばきがうまければ豆ができないというのは違うと思っています。

じゃあ日本一になる選手がテーピングを一つも巻いていないかというと、そうじゃないんですよね。

むしろテーピングを巻いている選手が多いんです。

その人たちのことを「足さばきが下手」とは言えないですよね。

日本一になるような選手なんだから、足さばきはできているはずです。

マダオさんのコメントが的確だった

同じ動画に、マダオさんという方が的確なコメントをくださいました。

「そんなことはないよ。むしろ早ければ早いほど、足への物理的負担は避けられない」と。

僕もまさにそう思うんです。

筋トレをすれば筋力がアップしますよね。

でも足の皮は筋力トレーニングされているわけじゃないので、割れたり切れたりするんです。

筋肉は鍛えられても、皮膚は鍛えることができないという話なんですよ。

豆や割れができる本当の理由

体重のすべてが左足一点に集中する

自分の体重がまずありますよね。

僕だったら73キロぐらい、現役生だったら83キロぐらいあるわけです。

そのぐらいの体重が左足だけに負担がかかるんですよ。だって左足だけで蹴るじゃないですか。

もちろん蹴り方は色々あります。

足の裏側が破れる人もいれば、足の指側が破れる人もいる。あるいは両方破れるという人もいるでしょう。

イチロー選手の筋肉理論が参考になる

イチロー選手も同じようなことを言っていました。

筋肉は筋トレで筋肥大して大きくなるけれども、それを支える関節には負担がかかってしまうと。

関節はあまり鍛えることができないから、筋肥大は望ましくないという考え方ですね。

まさにそれと同じで、皮は確かに分厚くなるんですけど、分厚くなった皮が全く割れないかというと、そうではないんですよね。

初心者と経験者の皮膚の違い

もちろん慣れというか、豆の厚さもありますよね。

全くの剣道初心者で皮が薄い状態で剣道をすると、すぐに豆ができてしまう。

これはやっぱり皮が薄いからなんです。

でも毎日毎日剣道をやっている人は、皮が分厚くなっていますよね。

だから破れにくい、豆ができにくいというのはあると思います。多少はね。

でも分厚くなったとしても、耐えられる皮の弾力性には限界があるわけです。

足の使い方によっても変わる豆のでき方

遠くに飛ばない打ち方なら負荷は少ない

ただね、脚力はあるけれどもそこまで遠くに蹴らない、瞬発力はあるけれども手元打ちや返し胴しか打たないという人であれば、もしかしたら全然割れないかもしれません。

めちゃめちゃ筋力があったとしても、そこまで遠くに飛ばなかったら足に負担がかからないだろうし、それを足さばきが上手いか下手かと例えると、またちょっと違うとも思うんですよね。

筋力アップの証拠としての豆・割れ

直近、僕が教えている稽古で、ある生徒の足が割れて血が出ていました。

その子は夏休み中、結構トレーニングに励んでいたんです。

僕との指導は2週間に1回ぐらいなんですけど、その間はトレーニングや素振り、タイヤ打ちで乗り切っているんですよね。

なのでなかなか足さばきを使っていない状態になるわけです。

足さばきを使っていない、毎日練習していない状態の中での筋力トレーニング。

筋力が増強した状態での稽古なんで、それは割れるよねと。

むしろ逆に、今までよりも筋力アップしている証拠だよって言ったんですけれども、それと同じ理論じゃないかなと思います。

トップ剣士もテーピングを活用している

警察官や現役生の足を見てわかったこと

実際に警察の人や現役生の人の足を見たんですけど、やっぱりみんな足にテーピングを巻いていますね。

特にどこに巻いているかというと、指のところです。指のところに巻いている人が多いなと思います。

足の裏側はどうなっているかわからないです。

見えないんで、焼き手を張っているかもしれませんし、焼きテーピングを張っているかもしれません。

踏み込み足にも負荷がかかる

右足にも張っているんですよ。要は踏み込みの時ですよね。

踏み込みが強いから、踏み込みの時に多分指に負担がかかるパターンもあるんじゃないかなと。

実際に僕も巻いていましたし、踏み込む時に割れてしまうこともあるので、足さばきがうまいイコール豆ができない、割れないというわけじゃないよという話でございます。

まとめ:テーピングは強さの証

  • 足さばきがうまくても豆や割れはできる
  • 筋力アップすれば皮膚は追いつかない
  • テーピングが必要なほど強くなった証拠

皆さんも焼きテーピングするぐらい、テーピングがないともう剣道できないというぐらいまで筋力アップ、スピードアップ、パワーアップを目指して頑張ってください。

今日からあなたも、豆や割れを恐れずに全力で稽古してみてくださいね。

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