剣道稽古会、参加人数が少ないと質が下がる?【逆です】



参加人数が少ないと、質が下がる?
剣道の稽古会や講習会に参加する時、こんなことを思ったことはありませんか。
「参加人数が多い方が、盛り上がるし、学べることも多いんじゃないか」と。
実は、その逆なんです。
先日開催した「彪進会in秋田」では、参加人数が12人となりました。
過去に一番少なかったのが富山での8人、それに次ぐ少人数です。
正直、集客には苦戦しました。
でも、結果として参加者の皆さんには「少なければ少ないほどラッキーだった」と痛感してもらえたと思います。
今回は、なぜ少人数の稽古会が最高の学びの場になるのか、実際に起きた変化や参加者の声とともにお話しします。
少人数稽古会がもたらす圧倒的な成長体験
一人一人に向き合える指導の価値
大人数の講演会では、どうしても全員に向けた内容になります。
でも、少人数の稽古会では違います。
一人一人の課題に向き合って、その場でアドバイスができるんです。
これが、少人数稽古会の最大の強みです。
7回参加した茨城の参加者に起きた変化
僕の稽古会に7回ぐらい来てくださっている方がいて、今回も4時間ちょっとかけて茨城から来てくれました。
この子は最初と今では本当に下半身の足さばきや打ち方が全然違うんです。めちゃめちゃ強くなっているんですよね!
ただ、先日その子から「僕、最初と今って何か変わってますか」という質問が来ました。
自分が変わっていることに気づいていないし、自信がないなと思いました。
だから「お前めちゃめちゃ変わってるよ」と伝えました。「めちゃめちゃ変わってるけど、その状態で試合に行くと絶対勝てないよ」とも言いました。
なぜなら、試合っていうのは最後はメンタル勝負だからです。
講演会300人より稽古会12人が選ばれた理由
終わった後に、前秋田で300人規模ぐらいのでっかい講演会をやらせていただいたんですけど、「それとこっちどっちがいい」と聞いたら、やっぱり稽古会の方がいいと答えてくれたんですよね。
「なんで」って聞くと、「一人一人にやっぱりアドバイスしてくれるから」と。
講演会だと自分一人にというよりも全員に投げかけることになっちゃうから、一人一人の方が良かったですと言ってくれました。
これが、少人数稽古会の圧倒的な価値なんです。

試合で勝つために必要なメンタルの作り方
緊張の正体と向き合い方
試合になると緊張してしまう。その緊張をどうやって解けばいいんですかと質問されました。
まず「そもそも緊張するってなんで緊張するの」と聞くと、「負けたらどうしようとか考えてしまう」と言っていたんですよね。
「負けたら失うものあるの」という話をしたんです。緊張したらパフォーマンス上がるの、と。
緊張してパフォーマンスが上がるなら緊張すればいいけれど、緊張してパフォーマンスが下がるなら緊張する意味ないよねって言いました。
「失うものはない」という考え方の力
これって緊張に関しての考え方だと思うんです。
負けたらどうしよう、打たれたらどうしよう、負けて怒られたらどうしようという考え方があるから、そういう気持ちになってしまうんですよ。
その気持ちをまず捨てろと。
お前は別に負けて失うもの何もないんだから、挑戦する気持ちでいけよ、強い気持ちでいけよと伝えました。
試合は挑戦する場所です。失敗を恐れずに、やってやるぞという気持ちで挑むことが大事なんです。
日常から剣道まで、強い気持ちを持つ方法
練習が終わった後も、やっぱりちょっと日常生活から控えめな子なんです。
もう7回も来てるから昼食とかも一緒に食べるんですけど、その場にいると「もうすいません、ちょっとご飯食べ終わったんで」みたいな感じで本当に控えめなんですよ。
日常生活から消極的なのはいいけれど、剣道の時だけでもいい、相手をぶっ殺すんだ、絶対勝つんだとか、そういう強い気持ち、相手を睨み飛ばすような強い気持ちでやってみてほしいと言いました。
剣道は礼儀を大切にするスポーツですが、試合では強い気持ちが必要です。
その切り替えができるかどうかが、勝敗を分けるんです。
実践してすぐ結果が出る、リスク管理型の技術指導
その日のうちに初勝利を掴んだ参加者の実例
他にもめちゃめちゃ強い子がいるらしくて。その子に1回も勝てたことがなかったんですって。
それも面技で、今日教えてもらったことをやってそれをやったら勝てましたと言われました。
面を打たれないように面を打つ技術とは
僕が伝えることってやっぱりリスクを低くすることを考えるんで、相手がもし面に来たとしても面を打たれないように自分が打つ方法みたいなことを伝えていくんですよ。
それが正しいか正しくないかは難しい部分ですけど、試合にフォーカスしすぎてるんでね。
たとえば、相手が面を打ちに来るタイミングを予測して、先に自分から面を打つ。
これだけで相手の攻撃を封じながら、自分が一本を取れるんです。
情報を持っているか持っていないかで変わる試合結果
こういう情報をやっぱり持ってるか持ってないかでも、どこかのチャンピオンだとしても倒すことができる可能性が高まると。
もちろんそれでも足りない部分が出てくるんですよ。
下半身の強化をしないといけないし、たった1回だけだと相手もまた工夫してくるだろうから、もっと速く振れるように、もっと足を速く出せるようにという練習は必要になってきます。
それぐらい成果が目に見えて出てくれるとすごく嬉しいなと思います。
その子からも「価値ある稽古会でした」と言われて、めちゃめちゃ嬉しかったです。
少人数だからこそできる特別メニューの中身
梶谷玉竜旗、1対全員の真剣勝負
今まで彪進会30人だったらできないことをやろうかなと思って、12人だったので梶谷玉竜旗みたいなミニ玉竜旗をちょっとやってみました。
梶谷1人VS参加者全員という感じで、勝ったらYouTubeメンバーシップと同じように試合分析をしますという条件でやりました。
一人だけ引き分けで、あとは全員勝ちました。
でもやっぱり取られるシーンとかもあって、めちゃめちゃ危ない試合でしたね。
強豪校が毎日やっている追い込みメニュー
そして広かったんで秋田県立武道館、綺麗だったし長かったんで、追い込みとかもやったんですね。
追い込みとかもやって、これの倍ぐらいのメニューがあります、強いところはこういった練習メニューを毎日やってますよということを伝えました。
で、実際にプライベートレッスンとかでもその練習をやって強くなってる子がいるんで、その練習メニューをやらせていただきました。
参加経験で分けた引き技の段階別指導
だからいつもは全員だとなかなかやりづらいようなことも今回ガッツリやって、引き技とかも、今まで参加してもらった人と参加してくれてない方で分けて指導したりとか、そういったこともやってみました。
試合もそうなんですけど、追い込みも僕自身も一緒に混ざってやったので、久しぶりにやったため、これ翌日に収録してる形なんですが、体バキバキに筋肉痛でございます。
怪我だけはしないように一生懸命頑張っていきたいと思います。
まとめ:少人数こそが、最高の学びの場
- 少人数稽古会は一人一人に向き合える最高の環境
- メンタルの作り方が試合の勝敗を分ける
- リスク管理型の技術指導で、その日のうちに結果が出る
- 地方での認知拡大が今後の課題
今回のテーマは、少数精鋭であればあるほど、それはそれで充実した結果になるよというお話でした。
地方の部分っていうのは集客にすごく苦戦しているということも正直にお伝えします。
それは僕の集客の仕方や、そこもまだまだ足りない部分があるんですよね。
知らなかったとか、来てもいないのに、強くなりたいのに参加できなかったっていう人がいなければいいなと思ってますので、認知は絶対にされるように頑張っていきたいと思います。
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