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久しぶりの停滞期が来た|日本一9回が”モチベーション”を信じない理由

この記事は、梶谷彪雅のVoicy(2026年1月7日放送)の内容をもとに、ブログ用に再構成したものです。

年始一発目、燃えて稽古始めをした。それなのに——1週間もしないうちに、うちの子、もう気持ちが切れかけてる。そんな経験、ありませんか?

実は、今日このVoicyを収録している私——日本一9回の梶谷彪雅も、久しぶりの停滞期にどっぷり入り込んでいます。喉から血が出るほどの咳、肺の痛み、気持ちはズーンと落ちたまま。

ただ、こんな時こそ”お子さんの剣道にも一生使える考え方”があります。それは——「モチベーションには頼らない。ルーティンで回す」という大人の技術です。

日本一9回・梶谷彪雅による直接指導の様子

個別指導・講演会

日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。

マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。

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目次

モチベーションに頼る子は、必ず停滞期に折れる

私は中学・高校時代、メンタルの上げ下げが本当に激しかったです。全国制覇を目指していた中学時代、県予選直前に部活を休んでしまった時期もありました。「あいつ、何やってんだ」と周りから見られていた時期が、確かにあったんです。

えっ、あの梶谷彪雅でも、そういう時期があったんですか……!?

あったんです。たくさんの剣道家・指導者・保護者さんと関わる中で、ようやく気づいたのが——「モチベーションに頼っていたら、絶対に続かない」という事実でした。

燃え上がったモチベーションは、必ず同じ高さから落ちます。上げすぎた分だけ、反動で下がる。だから大事なのは、そもそもモチベーションを上げすぎないこと、そしてモチベーションに頼らない仕組みを持つことなんです。

お子さんが”やる気の波”に飲み込まれる3つの原因

原因①:年始の盛り上がりでモチベーションを上げすぎた

「今年こそ全国」「絶対にあの子に勝つ」——年始の決意表明は素晴らしいこと。でも、上げすぎたモチベーションは、1週間以内にガクッと下がります。

原因②:連休明け、生活習慣が乱れていた

暴飲暴食、夜更かし、生活リズムの崩壊。私自身、「連休明けだけは気をつけてくださいね」と人様にさんざん言っておきながら、見事に自分が喉イガイガ事件に巻き込まれました。反面教師です、本当に。

原因③:「やる気がある日」しか動かない設計になっている

一番深い原因がこれです。お子さんの行動が「やる気が出たらやる」という構造になっていると、やる気が出ない日=ゼロになってしまいます。これは才能の問題ではなく、仕組みの問題です。

「もっと強くなりたい」を、ここで叶える。

全国大会9回優勝の梶谷彪雅が、あなたの剣道を直接指導。試合分析・技術解説・質問し放題の環境がここにあります。

日本一9回の私が、絶対に崩さない”ルーティン”という命綱

ここからが本題です。停滞期でも、体調不良でも、気分が底辺でも、私が絶対に崩さないものがあります。それが”ルーティン”です。モチベーションに頼る生き方と、ルーティンで回す生き方の違いを整理すると、こうなります。

モチベーションに頼るルーティンで回す
やる日やる気がある日だけ気分に関係なく毎日
波が来たらガクッとゼロになる小さくても続く
1年後停滞期に折れる折れずに積み上がる

私のルーティンは、Voicy収録/腹筋100回/素振り100回/英語のシャドーイング/SNSの投稿。この5つは、モチベーションがゼロの日でも、絶対にやると決めている行動です。

実は今日のこのVoicyも、収録ボタンを押すだけで「うわ、しんどい」と思いました。咳き込みすぎて何回もストップしながら収録しています。でも「やると決めているから、やる」だけ。どんなにきつくても歯磨きはするし、ご飯が食べられなくても水は飲む。それと同じレベルに”剣道の小さな行動”を落とし込めるかどうかが、1年後の差になります。

でもうちの子、そもそもまだそんな習慣ができていないんです……。

大丈夫です。大事なのは「量」ではなく「絶対やると決めたものを、1つだけ持つ」こと。素振り10本でも、お家での足さばき30秒でもいい。“モチベーションを使わなくても動き出せる”小さな入口を1つ設計するだけで、停滞期にも崩れなくなります。

停滞期の”もう1つの正解”——無理をしすぎない

ルーティンは崩さない。でも同時に、私が意識しているのが——「こういう時こそ、無理をしすぎない」ということです。

中学・高校時代、風邪をひいたときに「無理してやれ」とは言われませんでした。もちろん、県大会1週間前や全国大会前日なら話は別です。私自身、左手首がボロボロのまま、痛み止めを試合ごとに飲んで出場した経験もあります(正直、過剰摂取だったと思います)。どうしてもやらなければいけない時は、たしかにあるんです。

でも、普段の稽古では——“休むべき時に休める人”のほうが、長期的に強くなります

ただし、1つだけ落とし穴があります。それは——“休みすぎ”の問題。完治して復帰した最初の稽古って、めちゃくちゃしんどいですよね。コロナやインフルで長く休んだ後の1発目は、別物レベルで体が重い。これもお子さんが「もう剣道行きたくない」となる典型パターンなんです。

お子さんを停滞期に強くする、今日からの小さな3歩

ここから、今日からすぐに親子で始められる「小さな3歩」を紹介します。どれも1分以内で仕込める設計です。

一歩①:お子さんが”モチベーションゼロの日でもやれること”を1つだけ決める

「素振り10本」「足さばき30秒」「竹刀を握って構える1分」——何でもOK。大事なのは「これは歯磨きと同じ」と親子で合意しておくことです。

一歩②:「今日はやる気ない?じゃあ10本だけでOK」と言える親になる

「今日はやれない」で終わらせるのではなく、“小さくでも続いた”という事実だけを残す。この積み重ねが、停滞期に折れない子を作ります。

一歩③:体調不良の日は「休む勇気」を親が許可する

ただし、復帰1発目がしんどくならないように、“休んでいる間に軽い素振りだけはする”という軽量ルーティンを残しておく。これが、復帰時の落差を最小にするコツです。

日本一9回・梶谷彪雅による直接指導の様子

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日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。

マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。

  • 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
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停滞期の今、私が自分に言い聞かせていること

「梶谷さん、体調を崩すことないんですか?」とよく聞かれますが、久しぶりに崩しました。前に大きく崩したのは国体予選のとき。39度4分の熱が出て、エントリーしている以上、挑戦しないわけにはいかず出場しましたが、頭も回らずボコボコにやられて終わってしまいました。それ以来です。

正直、今この瞬間も咳は止まらないし、喉は痛いし、肺も苦しいです。来週は「彪進会in広島」もあって、みんなと一緒に強くなる稽古会のはずが、私が最初に脱落する可能性すら感じています。

でも——「病は気から」。”無理だ無理だ”と思っていたら本当に無理になってしまう。「いけるぞ、大丈夫だ、治れ治れ」と念じながら過ごすだけでも、体はちゃんと応えてくれると信じています。だからこそ、まずはルーティンだけは絶対にこなしていく。最低限の仕事を達成しながら、エネルギーを貯めていきます。

お子さんが燃えている日の顔だけを見ない。お子さんがダルそうな日にも、小さく回っていた事実を見つけてあげる。これが、保護者にしかできない最強のサポートです。年始連休明けは、気持ちのバリアが一番崩れる時期。私のような反面教師にならないよう、お子さんもご家族も、くれぐれも気をつけてください。

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