第3回彪進杯170名終了|剣道10ヶ月の1年生が優勝した舞台裏

170名の剣士が集まった、第3回彪進杯(小中学生の部)
第3回彪進杯争奪剣道大会(小中学生の部)が無事終了しました。
集まってくれたのはなんと170名。アップの時から人数の多さに、僕の方が緊張するほどでした。
今日は大会のハイライトと、「強い子と、まだ伸びる子の決定的な違い」をお伝えします。
剣道始めて10ヶ月の1年生が、優勝メンバー入り
今回の一番の衝撃。
剣道を始めて10ヶ月の小学1年生が、優勝チームのメンバーとして表彰台に立ったんです。
え、始めて10ヶ月で優勝!?
この子の所属道場は人数が少なく、試合経験もほとんどなかったそうです。「試合なんてほとんどない」と保護者の方が話していました。
これが彪進杯のランダムチーム編成の最大の魅力です。剣道歴が短い子でも、強い仲間と組めば優勝経験が作れる。「強い子と一緒に勝つ経験」が、その後の剣道人生を変えます。
この経験をバネに、「楽しかった」「強くなりたい」という気持ちが芽生えてくれたら、それ以上の喜びはありません。
強いチームに共通する「支え合い」の文化
実は、先ほどの剣道歴10ヶ月の子には小さな兄弟もいて、当日はバタバタだったそうです。
でも、上級生のチームメイトがずっと面倒を見てくれた。試合進行も、声かけも、全部引っ張ってくれた。
保護者の方からの声:「上級生のお兄ちゃん・お姉ちゃんが全部やってくれて、私は何もしなくて良かった。強い子って、こうなんだなと実感しました。」
参加者の保護者
これが「強い子の本当の強さ」です。剣道は人間形成。勝ち負けだけじゃない、人を支える力こそが、トップに立つ選手の共通点です。
一方で、「低学年に舌打ち」する子もいた
悲しい話も聞きました。
ある試合で、低学年のチームメイトが負けるたびに舌打ちをしていた子がいたと。
気持ちは分かります。勝負の世界で、リードされて悔しい。でもその悔しさを「俺らで頑張ろう」に変換できる子が、将来本当に強くなる子です。
他人が負けた時に舌打ちする癖がある子は、大人になっても「後輩のミスを他責にする大人」に育つ可能性があります。誰からも応援されなくなる未来が待っている。これは保護者の方にもぜひ気づいてほしい点です。
僕がキャプテン時代、後輩の「たすき忘れ」を自分の責任にした話
高校時代、全国規模の大会で後輩がたすきを忘れた事件がありました。
「こいつが忘れた」と先生に言えば、先生は僕に「キャプテンがしっかりしろ」と言う。結果は変わらない。それなら最初から「すみません、僕の責任です」と謝りに行く方を選びました。
上に立つ人の役割は、チームの責任を引き受けること。これが僕がキャプテンとして学んだ最大のことです。
剣道でも仕事でも、「チームメイトを守れる人」にこそ人は集まる。舌打ちする子が変われば、未来は変わります。
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運営を支えてくれた方々に感謝
この規模の大会は、裏で動く人なしに成立しません。
あやめ先生はひっきりなしに動いてくださり、審判・時計係含めて18名以上のスタッフが走り回ってくれました。
協賛くださった皆様
本当にありがとうございました。皆様のおかげでこの大会が開催できています。
今日からできる3つの一歩
「低学年が負けた時、どう思う?」という会話を親子でしてみる。「支える側」の姿勢を育てる第一歩です。
「今日の試合で、誰を助けた?」と聞く。勝敗以外の成果を認める習慣が、人間形成を加速します。
始めたばかりでも、強い仲間と組めば優勝できる大会。「勝つ経験」が次のモチベーションを生む。ぜひ次回もご参加ください。
まとめ:強い子は、勝ち負け以上の「支える力」を持っている
勝ち負けだけじゃないんですね…
はい。勝ち負けは結果の一部でしかありません。
彪進杯は、初対面の5人でチームを組み、1日でチームになる大会。勝つ・負ける・支える・支えられる——全部を1日で経験できるのが最大の価値です。
170名の子どもたちと保護者の皆様、そして運営を支えてくださった全ての方々に、心から感謝を申し上げます。

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