A1-α防具レビュー|4モデルを日本一が本音比較【用途別おすすめ】

この記事は、7年ぶりにフルモデルチェンジしたA1-αMarkX(エーワンアルファ マークテン)の剣道防具4モデルを、実際に店頭で手に取り、着用して比べた本音レビューです。価格・刺し幅・向く人の3軸で整理し、あなたに合う1台へ最短でご案内します。
先にお伝えしておくと、価格だけ・見た目だけで選ぶと、10万〜21万円台の買い物で後悔します。ここを外さないための判断材料を、正直に並べていきますね。
- 4モデルもあって、結局どれを選べばいいのか分からない
- 価格が10万〜20万円超まで差がある。何が違ってこの差なの?
- サイズ選びで失敗したくない(特に中学生の買い替え)
- 初心者用・試合用、自分の用途にはどれが正解?
今回の記事で分かることは、下記のとおりです。大切なのは「4モデルを価格・刺し幅・向く人の3軸で整理し、あなたに合う1台へ最短で案内する」こと。それだけに絞ってお話しします。
- 4モデル(5mm/6mm/4mm/3mm)の違いと正確な価格(安い順)
- 用途別・予算別に迷わず選べる早見表
- 各モデルを実際に触った本音レビューと「こんな人におすすめ」
- 失敗しないサイズ選び(中学生の買い替え視点)
- 面・小手・胴・垂を単品でカスタムする組み合わせ例
「解説はいいから、先に結論(用途別・予算別の早見表)が知りたい」という方は、こちらからどうぞ。
彪雅KENDO合同会社
代表 梶谷 彪雅
大分県出身。高森中学校、九州学院高等学校、明治大学卒業。中学の団体全国優勝から高校で八つのタイトルを重ね、日本一9回。現在は防具・竹刀の販売や指導に携わり、本記事の4モデルはすべて実際に店頭で手に取り、着用して比べています。レビューはすべて個人の感想です。

【結論】A1-α防具は用途と予算で選ぶ|用途別おすすめ早見表
先に結論をお伝えします。A1-αMarkXは刺し幅(6/5/4/3mm)と素材でキャラクターが変わる4モデル展開です。ざっくり言うと、こう選べば失敗しません。
覚えていただきたい核心はシンプルで、「稽古・コスパなら5mm、見た目の統一感なら6mm、試合バランスなら4mm、最高級の一生モノなら3mm紺革」です。
| あなたの状況 | おすすめモデル | 価格(税込)・詳細へ |
|---|---|---|
| コスパ重視・これから始める | 5mmクラリーノ十字刺 | ¥108,900 → 詳細 |
| 見た目/統一感・中高生 | 6mm総織刺十字刺 | ¥145,200 → 詳細 |
| 試合・オールラウンド | 4mm織刺十字刺 | ¥163,350 → 詳細 |
| 最高級・一生モノ | 3mm紺革 | ¥217,800 → 詳細 |
※価格は2026年7月時点の販売店実測(税込)です。変動するため、最新は必ず販売店でご確認ください。また、A1-αMarkXはセット売りだけでなく単品(バラ)選択も可能です。
迷ったら「これから始めるなら5mm・一生モノなら3mm紺革」。この2択を軸にすると、9割は候補が絞れますよ
まずはこの4モデルがどう生まれ変わったのか、フルモデルチェンジの中身から見ていきましょう。

個別指導・講演会
日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。
マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。
- 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
- 道場・学校・ご家庭の個人稽古、いずれも対応可能
- 初回ヒアリング無料。まずは現状を聞かせてください
※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼もこちらから承っています。
A1-α防具が7年ぶりにフルモデルチェンジ|刺し幅で変わる4モデル
結論から言うと、新型MarkXは刺し幅(6/5/4/3mm)で見た目・硬さ・価格が変わる4モデル展開です。まずは、僕がこのシリーズをどう見ていたかという正直な話からさせてください。
初代への正直な第一印象と、覆された話
初代A1-αが出たのは、もう7〜8年前のことです。正直に言うと、当時は「ダサいな」と感じていました。見た目が少し安っぽく映って、かっこいいとは思えなかったんです。
だから今回も「どうせA1-αでしょ」と、あまり期待していませんでした。ところが先日、防具店に立ち寄って新型を見た瞬間、その考えが「あれ?全然違う、かっこよくなってる」と一気に覆されたんです。
正直、期待していなかったぶん驚きが大きかったです。触った質感まで含めて、初代とは別物でした。防具は見た目の“テンション”も稽古の質に関わるので、この進化は素直に嬉しかったですね。
梶谷彪雅
4モデルの違いは「刺し幅」で決まる
新しいA1-αには、大きく4種類があります。一番の違いは「刺し幅(さしはば)」で、6mm・5mm・4mm・3mmの4段階です。
一般的に、刺し幅の数字が小さいほど生地は細かく硬くなり、表面の凹凸が減って高級感のある見栄えになるとされています(KENDO PARK ほか防具店の一般解説より)。昇段審査の場では3mm刺程度の狭い刺し幅が向くとも言われます(あくまで一般的な傾向です)。
ただし、ここは誤解しないでほしいところで、刺し幅が狭い=必ず上位、ではありません。柔らかさが欲しい稽古用なら幅広の方が扱いやすいこともあり、最適解は用途で変わります。
まずは4モデルの違いを一覧で。次のスペック比較表で全体像をつかみましょう。
A1-α 4モデルのスペック比較表|価格・刺し幅・向く人を一覧で
4モデルの位置づけを、価格・刺し幅・素材・向く人の4軸で整理しました。数字はすべて販売店実測(税込)です。
| モデル | 刺し幅・素材 | 価格(税込) | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 5mmクラリーノ十字刺 | 5mm/クラリーノ(人工皮革) | ¥108,900 | 初心者・稽古用・コスパ重視 |
| 6mm総織刺十字刺 | 6mm/総織刺 | ¥145,200 | 中高生・見た目/統一感重視 |
| 4mm織刺十字刺 | 4mm/織刺(ヘリ紺革) | ¥163,350 | 試合・オールラウンド |
| 3mm紺革 | 3mm/紺革+鹿毛小手+チタン面金 | ¥217,800 | 上級者・最高級こだわり |
ここで1つ、値段の並びを押さえておいてください。安い順は「5mm<6mm<4mm<3mm紺革」です。4mm織刺(¥163,350)が6mm総織刺(¥145,200)より高いのは、織り目がより細かい上位仕様だからで、矛盾ではありません。
なお、各モデルの重量や実寸、サイズ展開・在庫は、この記事では断定しません。体格で最適が変わるうえ変更もあり得るので、サイズと在庫は販売店でご確認ください。
数字だけ見て「安い=入門用、高い=正解」と決めないでくださいね。用途に合うかどうかがすべてです
数字の全体像がつかめたら、1モデルずつ“実際に触った本音”を見ていきます。

【モデル別】4モデルの本音レビューとおすすめの人|正しい購入先つき
ここからは1モデルずつ、実際に手に取った個人の感想としてレビューします。安い順(5→6→4→3mm)に並べ、各モデルの末尾に「こんな人におすすめ」と正しい購入先を置きました。
① 5mmクラリーノ十字刺|最安・コスパ重視の稽古用
価格:¥108,900(税込・最安/10万円台前半)。4モデルで一番お求めやすい、クラリーノ(人工皮革)の5mm十字刺セットです。

クラリーノは強度が高く色落ちしにくいのが持ち味。5mm十字刺で柔らかく扱いやすく、面や胴は軽くて衝撃吸収性もあり、コスパは抜群だと感じました。
ただし正直にお伝えすると、小手は綿を使っていて、少しゴワつく印象でした。ここは好みが分かれる部分なので、握り心地を重視する方は次の項目以降も見比べてみてください。

② 6mm総織刺十字刺|見た目の統一感と機動性
価格:¥145,200(税込)。織刺=剣道着のような凸凹した生地で、これが面・小手・胴・垂のすべてに使われているのがこのモデルです。

この見た目の統一感が、とにかくかっこいいんです。実際に着用させてもらいましたが、機動性も良くて動きやすく、見た目を重視する人には特に相性がいいと感じました(個人の感想です)。

③ 4mm織刺十字刺|試合オールラウンドのベーシック
価格:¥163,350(税込・6mmより上位仕様)。一番ベーシックでシンプルなデザインで、余計な飾りがなくシンプルにかっこいい防具が好きな人に合います。

刺し幅が細かくなっているぶん、柔らかさよりもコシを感じます。ここは使い込むほど馴染んでくる仕様ですね。特徴的なのは、小手のこぶし部分が5段飾りになっていて、握るときの負荷が少なく竹刀を握りやすいことです。

ヘリの部分が紺革になっていて、突き垂のあたりに重厚感が出ています。じつは垂だけで言えば、4モデルの中で僕が一番好みなのがこのモデル。この点は、後半の単品カスタムの章でもう一度触れます。
④ 3mm紺革|最高級・一生モノのこだわり
価格:¥217,800(税込・最上位/21万円台)。最安モデルの約2倍ですが、実物を見ると「もう全部違う」と分かる重厚感でした。

いちばん感動したのは小手です。拳の部分に鹿毛(しかげ)が使われていて、つけた瞬間に手へ吸い付くようにフィットします。綿の小手とは別物で、使い込むほど馴染む一品でした。

面金にはチタンが使われ、独特のてり・つやと威圧感が出ます。チタンは少し重くなる点は正直ありますが、そのぶん相手と対峙したときの迫力は格別。胴や垂にも牛紺革が使われ、高級感が段違いでした。

\まず4モデルを横並びで見比べたい方へ/
触った印象で候補が絞れたら、次は“サイズ選び”です。ここを外すと、せっかくの高い買い物が台無しになります。
失敗しない防具のサイズ選び|中学生の買い替えで気をつけること
モデルが決まっても、サイズが合っていなければ本来の性能は出ません。まずは測り方の基本を3つ、順番に押さえましょう。
- 面=頭囲で選ぶ(顔まわりのフィットが基準)
- 小手=手の大きさで選ぶ(握りやすさに直結)
- 胴・垂=身長・胴回りで選ぶ
これは各メーカー(kendo.co.jpや剣道防具コム、東山堂など)のサイズ解説でも共通する基本です。そのうえで、中学生の買い替えには1つコツがあります。
中学生は顔の成長が落ち着く一方で、身長は伸び盛り。そのため、面はジャストで、胴・垂はワンサイズ大きめが選ばれやすい、という考え方があります(BUSHIZO・東山堂ほかの一般解説)。
ただし注意点があります。大きすぎる防具は正しい構えを妨げ、変な癖の原因になります。「適度な余裕」と「大きすぎない」のバランスが肝心です。
ここが大事な気づきです。刺し幅(硬さ・見た目)とサイズ(体格)は別の軸。両方が合って、初めて“自分の1台”になります。モデル選びとサイズ選びは、必ずセットで考えてください。
サイズの具体的な測り方や、成長を見込んだ買い替えの考え方は、こちらで詳しくまとめています。

買ったあとの手入れ・洗い方・においケアも、防具を長持ちさせる大切なポイントです。

サイズが決まったら、セットではなく“部位ごとの単品カスタム”という選択肢も知っておくと、後悔しにくくなります。
面・小手・胴・垂を単品で選ぶ|梶谷が選ぶならの組み合わせ例
今回のMarkXから、面・小手・胴・垂を単品(バラ)で選べるようになりました。「面はこれ、小手はこっち」と、機能や好みで組み合わせられるんです。
ここで独自のアドバイスを1つ。金額ではなく“見た目の好み”で選ぶと、後悔しません。「高いから」で妥協すると、あとで必ず「あっちにしておけば」となります。
参考までに、僕が単品で組むなら、という一例が下記です。レビュー③で触れた4mm織刺の垂を、面胴の3mm紺革に合わせています。
| 部位 | 梶谷が選ぶなら | 単品コード |
|---|---|---|
| 面 | 3mm紺革 | 224-086A |
| 胴 | 3mm紺革 | 224-086B |
| 小手 | 3mm紺革(鹿毛紺皮) | 224-086C |
| 垂 | 4mm織刺十字刺 | 224-087D |
面:A-1αMarkX 3mm紺革(面)
胴:A-1αMarkX 3mm紺革(胴)
小手:A-1αMarkX 3mm紺革(小手・鹿毛紺皮)
垂:A-1αMarkX 4mm織刺十字刺(垂)
気づけば紺革中心の、ほぼハイエンド構成になってしまいました。統一感で言えば『総織刺し』もかっこよかったので、そこは好みですね。
重厚感を求めるなら3mm紺革、機動性と統一感なら6mm総織刺。この2つを軸に組むと、単品でも失敗しにくいです。
くり返しますが、正直、金額で妥協して選ぶと必ず後悔します。まず「好き」を優先してくださいね
防具は、稽古のたびに顔を合わせる相棒です。だからこそ「高いから」ではなく「これが好きだ」で選んでほしい。そのほうが、身につけるたびに気持ちが上がりますから。
梶谷彪雅
剣オンラインでのセレクトも公開予定
僕が運営する「剣オンライン」でも取り扱いを予定しています。そこでは「これはいい」と思った組み合わせを、プロの視点でセレクトして紹介するつもりです(公開時期は準備中です)。
防具が決まったら、持ち運びの防具袋も揃えておくと安心です。選び方はこちらでまとめています。


A1-αが第一候補になったところで、正直に“他の選択肢”も見ておきましょう。
A1-α以外の選択肢は?|正直な比較の視点とミシン刺・手刺しの違い
ここは正直にお伝えします。A1-αが唯一の正解ではありません。予算・用途・体格によっては、他ブランドも比較検討する価値があります。
防具を大きく分けると、機械で刺す「ミシン刺」と「手刺し」があります。一般的な住み分けは次のとおりです。
- ミシン刺(A1-αはこちら)
-
機械刺で仕上げるタイプ。コスパと安定供給が強みで、価格が抑えやすく品質も安定しやすい
- 手刺し
-
職人が手で刺すタイプ。高価だが個体ごとの風合いがあり、こだわり派に選ばれる
他ブランドと比べるときも、第3章で触れた「刺し幅=硬さ・見た目」の軸で並べると分かりやすいです。そして第6章のサイズと合わせて、体格×用途で見れば、最適解は人それぞれに変わります。
念のため申し添えると、この記事のレビューはすべて僕が実際に手に取った個人の感想です。「絶対」「最強」といった断定はしません。あなたの用途に合うかどうかで判断してください。
「まず面だけを比べたい」という方は、面単体のおすすめや面型の解説も参考になります。


疑問が残っている点は、よくある質問でまとめて解消しておきましょう。
A1-α防具に関するよくある質問
A1-αの防具はどのモデルがおすすめ?
用途で選ぶのが失敗しません。稽古・コスパ重視なら5mmクラリーノ、見た目と統一感なら6mm総織刺、試合バランスなら4mm織刺、最高級・一生モノなら3mm紺革が目安です。迷ったら記事冒頭の用途別早見表へ(あくまで個人の感想です)。
A1-αの防具の価格はいくら?
税込で約¥108,900(5mmクラリーノ)〜約¥217,800(3mm紺革)です。安い順に5mm<6mm(¥145,200)<4mm(¥163,350)<3mm紺革の並び。2026年時点の販売店価格で変動するため、最新は販売店で必ずご確認ください。
剣道防具のサイズはどう選ぶ?中学生の買い替えは?
面は頭囲、小手は手の大きさ、胴垂は身長・胴回りが基本です。中学生は身長が伸び盛りなので、胴・垂を少し大きめに選ぶ考え方があります。ただし大きすぎは構えの癖の原因になるため注意。詳しい測り方は別記事で解説しています。
初心者にはどのA1-αが向いている?
軽くて扱いやすく、価格も抑えられる5mmクラリーノが入りやすいです。クラリーノは色落ちしにくく強度も十分。ただし小手の綿は少しゴワつき、好みが分かれる点だけは正直にお伝えしておきます(個人の感想です)。
A1-αの防具はどこで買える?単品でも買える?
剣道防具工房「源」(kendokyoto.com)などのオンラインで4モデルを取り扱っています。面・小手・胴・垂の単品購入も可能です。僕が運営する剣オンライン(kendobogu.club)でも、取扱・セレクト公開を予定しています。
刺し幅(6/5/4/3mm)の違いは?狭い方がいい?
数字が小さいほど生地が細かく硬く、凹凸が減って高級感が増します。ただし狭い=必ず上位ではなく、用途次第です。昇段審査では3mm刺程度の狭い刺し幅が向くとされます(あくまで一般的な傾向です)。
最後に、4モデルの要点をもう一度整理しておきます。

個別指導・講演会
日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。
マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。
- 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
- 道場・学校・ご家庭の個人稽古、いずれも対応可能
- 初回ヒアリング無料。まずは現状を聞かせてください
※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼もこちらから承っています。
まとめ|見た目と機能で選ぶ、あなただけのA1-α防具
A1-αMarkXは7年ぶりのフルモデルチェンジで、見た目も機能も大きく進化しました。安い順に、向く人はこう整理できます。
- 5mmクラリーノ(¥108,900):初心者・稽古用・コスパ重視
- 6mm総織刺(¥145,200):中高生・見た目/統一感・機動性
- 4mm織刺(¥163,350):試合・オールラウンド・シンプル志向
- 3mm紺革(¥217,800):上級者・こだわり派・最高級
価格レンジは税込 約¥108,900〜¥217,800(変動するため最新は販売店で要確認)。そして最後にいちばん伝えたい核心は、「価格ではなく“用途と見た目の好み”で選べば後悔しない」ということです。
竹刀も含めた周辺装備をトータルで見直したい方は、こちらもどうぞ。








