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小手打ちが当たらない3つの解決策|起こりの見せ方で変わる

このnote投稿は2025年11月10日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

目次

小手打ちが当たらないという悩み、抱えていませんか?

特に高段者と対戦した時、相手は微動だにせず構えたまま、いくら打ち込んでも手元が開かないという経験、多くの剣道家が持っているんじゃないでしょうか。

昨日は「面が当たらない3つの解決策」をお話ししました。

面があるならコテもあるでしょうということで、今日は小手打ちを決めるための3つの解決策を、解説していきます。

手元を浮かせる技術:起こりを見せて相手を動かす

なぜ高段者の手元は開かないのか

小手が当たらない最大の理由、それは構えている相手に打っているからです。

特に高段者になってくると、相手の攻めが怖くなくて手元が開かないんですよ。ずっと構えている状態のまま。

ここをいかに打破するかが、小手を決める最初の関門になります。

相手が動かないということは、つまりあなたの攻めに恐怖を感じていないということ。

面が怖くないから、手元を上げる必要がないわけです。

面の恐怖を利用したコテ打ち

手元を開けさせる方法は大きく2つあります。

起こりを見せて手元を開けさせるパターンと、強制的に小手を開けさせるパターンです。

起こりを見せるというのは、相手に「来る」と思わせるということ。

星子選手が全日本選手権で打っていた、面フェイントからのコテのような技ですね。

でもここで大事なのが、そのためには面を決められるようになっておく必要があるということなんです。

面が怖くないと手元が上がらない。面が怖いから手元が上がる。

だから昨日お話しした「面が当たらない理由」を解決しておかないと、相手はずっと構えておけばコテを打たれないという状態になってしまいます。

まず面の強化、これが実は必要なんですね。

強制的に手元を開ける払い技と抑え技

構えが崩れない相手には、強制的に打破する技が有効です。

代表的なのが払ってのコテ。竹刀を払うことで、相手の手元を強制的に開けるわけです。

もう一つ、構えが強い相手に効くのが「抑えてからの面」を意識させる技。

抑えて面を意識させて手元を上げさせる。これが結構効きます。

この抑える時の動作がすごく難しいんですけど、ポイントはできるだけ右足左足の入りにならないことです。

その場で抑えて左足を継がずに打つパターン、あるいは左足を継ぎながら右足を出さず、継ぎながらその場で体重を落とすような感覚で竹刀を抑えてコテに行く。

こういう方法があります。

起こりをなくす打突:相手に悟られずに打つ技術

起こりが見えると簡単に避けられる

ここが剣道の面白いところなんですが、起こりを見せる動作と見せない動作、この2つをうまく使い分けないといけないんです。

面フェイントからの小手、払っての小手、抑えての小手。

これらは全て「起こりを見せる動作」なんですが、それが最初から見えていると相手に対応されてしまうんですよ。

だから起こりを消した状態で起こりを見せる、払っての小手が必要になってくる。

ちょっと難しい技なんですよ、これ。

起こりを見せないように相手に「来る」というのが分からないようにしながら、面のフェイントをしたり、抑えたり払ったりする。

この二つ目と一つ目、起こりを見せない中で起こりを見せる動作に移行するっていうのが、すごく大事なポイントです。

避けられる前に打つ練習法

じゃあ起こりをなくす練習はどうするのか。

これは昨日言った面打ちと同じで、相手が避ける前に小手を打つ練習をしましょうということです。

構えている状態でもいいです、最初は。相手が構えている状態から避ける前に、まずコテを触りに行く。

これね、面打ちより難易度が高いです。めちゃめちゃ難しい。

なぜならコテは、相手が竹刀を横に開かれるだけで簡単に避けられるからです。

面打ちは構えている状態から面の位置まで手を上げないといけないけど、コテって竹刀との距離が近いんで、手を横に開くだけでコテ打ちが当たりにくくなるんですよね。

だから起こりをなくす練習としては、コテ打ちってめちゃめちゃ練習になります。

起こりがバレた瞬間に簡単に避けられるからです。

応用:面と小手の打ち分け

面打ちで、面が避けられる前に面が当たるようになったら、次はコテ打ちを練習してみてください。

これで当たるようになったら、起こりをなくすという打ち方はほぼ習得できているんじゃないかなと思います。

そこからは応用です。面を意識させてコテを打つ。

起こりを見せないで面を打つと相手はそれを避けやすくなるんで、それを小手でもできるから、同じような軌道で小手を打ってあげると、簡単に小手は決まるようになってきます。

相手がコテに対しての応じ技を狙ってくるなら、小手-小手とか、タイミングをずらしての小手っていうバリエーションが必要になってきます。

打突の質を高める3つの技術要素

手の内で切れを生み出す

ただ決まるようになってくるというと、ちょっと語弊が生まれます。

ここで必要なのが打突の質なんです。

コテに当たっている時間が長くなりすぎると、詰まってしまったりするし、切れが悪く見えてしまいます。

だから切れを良くするために手の内を強化すること。これが一つ目の技術要素です。

音を良くする、竹刀を握る強さとタイミング、手首のスナップ。

こういった細かい部分が、コテの「決まり」を左右します。

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踏み込みと寄せで一本を完成させる

二つ目が踏み込み力の強化

踏み込みが強いとコテ打ちの切れが上がります。上がったように見えます。審判の印象も大きく変わるんですよ。

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そして三つ目が打った後の寄せのスピード

寄せが早いと、打突の勢いが途切れず、一本としての完成度が高まります。

この3つの技術要素を意識すると、小手打ちが当たらない人が当たるようになるだけでなく、当たっているのに決まらないという問題もなくなってくるんじゃないかなと思います。

全ての技に共通する基本動作

実はこの三つ目のポイント、基本動作なんで本当は最初にやった方がいいんですね。

手の内の練習、踏み込みの強化、打った後の寄せの速さ。

これは小手打ちだけじゃなくて、面打ち、胴打ち、引き技、そういったところでも全体で必要になってくるポイントです。

だからあえて最後に持ってきましたが、大事になってくることなので、ぜひ意識してください。

3つの解決策を統合的に理解する

起こりを見せる技術と見せない技術の融合

ここまで3つのポイントをお話ししてきました。整理しましょう。

一つ目は、いかに手元を浮かせるか

相手に起こりを見せて浮かせる。面の恐怖を利用したり、払いや抑えで強制的に開けさせたり。

二つ目は、起こりをなくす

起こりを見せないようにしながら起こりを作る。相手に来るというのが分からないようにしながら、フェイントや抑え、払いを使う。

この一つ目と二つ目、実は密接に関わっているんです。

起こりを見せない中で起こりを見せる動作に移行する。

これができるようになると、相手が動きやすくなります。

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小手だけで勝つための条件

小手だけでも勝てないことはないんですけれども、小手だけで勝つとするならば、技のバリエーションをたくさん持つ必要があります。

抑えて小手、回して小手、小手-小手、出鼻小手、払っての小手、抑えての小手。いろんなパターンを持たないと難しいです。

でも面技があるとより有効になるんですよね。だからまず面を習得して、そこから小手のバリエーションを広げていく。

これが効率的な上達ルートだと僕は考えています。

練習の優先順位と段階的習得

だから僕はまず面打ちを練習することを推奨します。

面に意識がいって、相手の手元が浮きやすくなる。

まず昨日の記事を読んで、面打ちを習得してください。

次に起こりをなくす練習

相手が避ける前に打つ練習。これをコテでやる。面よりも難しいけど、だからこそ効果的です。

そして最後に基本動作の強化

手の内、踏み込み、寄せ。これらを磨き上げることで、当たるコテが決まるコテに変わっていきます。

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まとめ:コテ打ちは心理戦と技術の融合

  • 手元を浮かせる技術:面の恐怖を利用し、払いや抑えで強制的に開ける
  • 怒りをなくす技術:相手が避ける前に打つ、怒りを見せずに打突する
  • 打突の質を高める:手の内・踏み込み・寄せの3要素で決まる一本を作る

コテ打ちは、相手の心理を読み、技術を駆使し、タイミングを計る。

そんな総合的な剣道力が試される技です。

この3つのポイントを意識して、明日からの稽古に励んでみてください。

きっと、今まで当たらなかったコテが、決まるコテに変わっていくはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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