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スピード感か、丁寧さか|「まず動く子」が結果を出す理由

この記事は、梶谷彪雅のVoicy(2026年5月29日放送)の内容をもとに、ブログ用に再構成したものです。

目次

お子さんは「まず動く子」?それとも「考えてから動く子」?

何かに取り組む時、スピード感(まず行動)を重視するか、丁寧さ(計画・準備)を重視するか。お子さんは、どちらのタイプでしょうか。

正直に言うと、僕はこの問いに、まだ完全な正解を出せていません。でも、日本一を9回取る中で、そして今も悩みながら、「成長する人の動き方」について感じていることがあります。今日はその話を、お子さんの剣道に重ねてお伝えします。

僕は「行動が先」のタイプでした

僕はどちらかというと、行動が先に来るタイプ。挑戦をたくさんしながら、転びながら登っていく。自転車に乗りながら何度もこけて、「ここで転ぶな」「ここでブレーキをかけたら危ないな」と、経験で覚えてきました。

よくある例えで言うと——

  • 物を積む時、丁寧に1個ずつ置く人と、速く積んで時々崩す人。意外と速い人が先にゴールすることもある
  • 魚釣りで、1本だけ垂らして待つか、10本垂らすか。行動量が多い方がかかりやすい
  • 水泳の本を1年読んで研究してから入るか、溺れないようにまず飛び込むか

もちろん、これが絶対の正解ではありません。「考えて、仕組みを作ってからやる」方が向いている人もいます。僕は考えるのが得意じゃないから、こうなっているだけかもしれません。

「どちらも大切」——でも、僕にも悩みがあります

結局、どちらも大切なんです。魚釣りなら竿は多い方がよさそう。でも「二兎を追う者は一兎を得ず」とも言います。

宝を掘る時に「ここはダメ、ここもダメ」とあちこち掘っていると、あと10cm掘れば宝の山だったのに、そこまで届かず諦めて帰ってしまうこともある。たくさん動くことと、一つを深く掘ることは、両方大事なんです。

日本一の梶谷さんでも、そんなことで悩むんですか?

悩みます(笑)。正直、僕も「いろいろやりすぎて、深くできていないんじゃないか」と最近よく考えます。自分自身の強化、SNS、YouTube、ブログ、Voicy……。

「いっそYouTubeに特化した方がいいんじゃないか」と。これでいいんだっけ、と悩んでいるのが本音です。でも、それで終わると僕の悩み相談になってしまうので(笑)、ここから先は”行動先タイプ”の僕が、どう結果を出してきたかをお話しします。

中高時代の僕は「思ったらすぐ行動」だった

中学・高校時代から、僕は挑戦するタイプでした。「どんな筋トレをやればいいか」を1週間考えるのではなく、YouTubeでいいなと思ったメニューは、絶対その日にやる

やりながら「もっとこうした方がいいかも」と考える。当時は、成果が出ているかなんて、正直あまり考えていませんでした。

たとえば、バスケのジャンプ力トレーニング動画——段差から飛び降りて、さらに高い場所へ登る——を見た時。「剣道は前に飛ぶから」と、こう応用したんです。

スタート地点(0cm)に漬物石を置き、30cm先に大きなコンテナを置いて飛び移る。飛べたら、コンテナを50cm先、1m先へと少しずつ距離を広げていく。こうして「前に飛ぶ力」と「上に飛ぶ力」を同時に鍛えました。

下半身はいい感じに強化できた——本当に効果があったかは分からないけれど、考えているだけでは何も起きなかったのは確かです。

高校時代もそう。「体力がない、練習がきつい」と感じて、毎朝、神社まで走るようにした。効果があるかなんて全く分からなかったけれど、やり続けた結果、体力はついた。考えているだけでは、成果は出ないんです。

「もっと強くなりたい」を、ここで叶える。

全国大会9回優勝の梶谷彪雅が、あなたの剣道を直接指導。試合分析・技術解説・質問し放題の環境がここにあります。

「やって勝てるか分からんが、やらないと勝てない」

先日、脂質を減らす食事の話をした時、ある方からアメフトの指導者のエピソードを教えてもらいました。

唐揚げが出たら、衣を全部剥いで、洗って脂質を落としてから食べる。タンパク質だけを摂るために、そこまでやる。

「これが正解か分からない。でも、強い人はみんなやっている」と。そして、こう言っていたそうです。

「やって勝てるか分からん。でも、やらないと勝てないよね。やれることを、全力でやるんだ」——まさにその通り。素振りも、やったから絶対強くなるわけじゃない。でも強い人はみんなやっている。だから「強くなれるか」で考えるより、「強い人が何をやっているか」を聞いて、自分の行動に当てはめる方がいいんです。

逆に、今の僕に足りないのは「分析」

ただ、正直に言うと——とにかく行動するタイプの僕に、足りないものもあります。それが「分析」です。

高校時代から、僕は他者分析が苦手でした。他の人にあまり興味がなく、相手を見ていなかった。だからある全国トップクラスの選手に、完全に研究されてボコボコにされたことがあります。その選手は、僕のことも先輩のことも、徹底的に研究していたんです。

「とにかく行動」のルーツは、中高時代に結果が出たから。だから今もそうしている。でも、これからは「行動の速さ」に「分析の深さ」を掛け合わせる——これが、僕自身の、そしてお子さんの次の課題なのかもしれません。

日本一9回・梶谷彪雅による直接指導の様子

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日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。

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  • 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
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まとめ:考えているだけでは、何も変わらない

スピード感か、丁寧さか。正解は人によって違います。整理すると、こんな違いがあります。

スピード重視(まず行動)丁寧さ重視(まず計画)
進め方動きながら学ぶ・転んで覚える考え、仕組みを作ってから動く
強み経験が早く積めるミスが少ない・深く掘れる
注意点浅くなりがち・やりすぎ注意動き出しが遅れ、機会を逃すことも

どちらにも良さがあります。でも、これだけは断言できます。考えているだけでは、成果は絶対に出ない。お子さんが「やってみたい」と言った時は、ぜひその日のうちに小さく動かせてあげてください。その一歩の積み重ねが、1年後を変えます。

ちなみに、僕がどう行動し、どう課題を分析しているかは、メンバーシップでもお話ししています。試合分析の募集は毎月・月初の限られた期間だけ。順番待ちのLINEもあるので、興味のある方は下の案内から準備しておいてください。

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