すっぽかしから学んだ仕組み化とやりきる力|剣道で結果を出す3層構造

「目標は立てているのに、続かない」「ルーティンを作っても3日でやめてしまう」――お子さんの剣道、保護者の方ご自身の仕事、両方にこんな悩みはありませんか?
正直に告白します。つい先日、僕は個別指導のオンラインレッスンの日程をすっぽかしてしまいました。完全に頭から抜け落ちていたんです。依頼してくださっていた方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この情けない失敗から学んだのは、「仕組み」と「やりきる力」は両方そろって初めて機能するという、当たり前だけど誰もが忘れがちな真実でした。
今回の記事で受け取れることは下記のとおりです。
- 梶谷がすっぽかしてしまった具体的な原因と反省
- 意思に頼らず動ける「仕組み化」3ステップ
- 仕組みだけでは足りない理由と「やりきる力」の正体
- 剣道に置き換えた失敗しない目標達成の構造
すっぽかしの全容と、3つの原因
まずは、何が起きたのかを正直に振り返ります。隠さずに書きます。
普段のルール:子どもがいる時間は仕事を入れない
僕は普段、子どもがいる時間帯にZoomや試合分析のようなガッツリした仕事を入れないというルールで生活しています。SNS投稿のような片手間の作業は別ですが、1時間ぶっ通しで集中する仕事は別の時間に。
今回は「例外的に」平日夜に入れていた
でも今回は事情が違いました。全国大会の予選まで残り1〜2ヶ月。「平日夜じゃないとZoomできません」という現役選手の保護者から、土日も僕が講演会で動けないため、例外的に平日夜にレッスンを設定していたんです。
その日に重なった「親子遠足」
そして当日。保育園の親子遠足が午前中にあって、お昼くらいに終わってからも子どもと過ごしていました。「今日は子どもといる日だから何もないな」と勝手に勘違いしてしまったんですね。
普段のルール(子どもがいる時は仕事を入れない)が頭に強く刷り込まれていたために、その日が「例外」だったことを完全に忘れていた――これは言い訳になりますが、正直な原因でした。
失敗の3つの原因(自己分析)
- 活動報告部屋でその日の予定を共有しなかった
- 携帯のアラームをセットしなかった
- 朝のスケジュール確認をスキップした
普段なら必ずやっている3つの仕組みを、その日に限って全部スキップした。仕組みは「やらなかったらゼロ」。これが今回の最大の学びです。
意思に頼ると、必ず崩れる
「俺は絶対に忘れない」「私の意志は強い」――こう言える方は、正直うらやましい。でも僕は違います。
過去にも同じようなZoomすっぽかしをやらかしたことがあって、「意思に頼ったら必ず同じことを繰り返す」と痛感したからこそ、仕組みを作ってきたんです。
人間は「忘れる生き物」。これを大前提として、外側に記憶装置・通知装置・宣言装置を作る。これが社会人としての最低限のセルフマネジメントだと、今でも信じています。
梶谷の仕組み化3ステップ
普段、僕が回しているスケジュール管理の仕組みを公開します。1つでも欠けると今回のような事故が起きると、身をもって学びました。
| ステップ | 具体的に何をするか | 得られる効果 |
|---|---|---|
| ①朝の確認 | カレンダーで今日の予定をひと通り確認 | 頭に「今日の地図」が入る |
| ②みんなに宣言 | 活動報告部屋で「今日◯時にZoomあります」と公言 | 逃げ道がなくなる |
| ③物理的アラーム | Zoom開始30分前と5分前に携帯通知 | 意思に頼らず動ける |
このうち、今回の僕は3つ全部やっていなかった。だから事故った。仕組みは「セットすれば動く」のではなく、「セットする習慣そのもの」が仕組みなんです。
でも、仕組みだけでも足りない
ここからが本題です。仕組みを作っただけでは、結局やらないんですよ。これは選手時代の僕が、嫌というほど経験しました。
「お母さんに起こしてもらう」だけでは意味がない
例えば、自分で起きられない高校生がいたとします。「お母さんに毎朝起こしてもらおう」という仕組みを作りました。確かに起きる仕組みは整った。でも――
起こされた後に「面倒くさいな」と思って二度寝したり、素振りをしなかったら、仕組みを作った意味はゼロ。これが「やりきる力」の話です。
調子の波が崩すルーティン
選手時代の自分を振り返ると、調子がいい時はちゃんと回っていたんです。
朝起きる → 走りに行く → 帰宅して点呼 → 学校で部活 → 家に帰る前に自主練――この一連の流れが、調子の良い時は自然に回っていた
でも、試合で負けて落ち込んだり、疲れが溜まってきた瞬間、ルーティンが崩れます。「今日はいいかな」「明日からでいいかな」「怪我してるしな」――言い訳が言い訳を呼んで、気づいたら3日間ゼロ。
そして、この「もういいかな」の積み重ねが、試合で確実に差を生むんです。
剣道で同じ構造:目標→仕組み→やりきる
この話はそのまま、剣道で結果を出すための3層構造に置き換えられます。
- 目標を宣言する:「全国出場」「県大会優勝」「全日本」など
- 仕組みを作る:毎朝6時起き、素振り100本、夜に足さばき
- やりきる:仕組み通りに、毎日実行する
多くの人は①の目標までで止まります。「全国行きたい」と言うだけで結果が出るなら、誰も苦労しないんです。
少し意識の高い人は②までやります。でも、ここで止まる人もすごく多い。仕組みを作って満足してしまう。手帳に書いて、ノートにまとめて、それで終わり。
本当に結果が出る人は、③の「やりきる」を毎日まわす。意思の力ではなく、「やる前提で動く」習慣そのものを育てているんですね。

個別指導・講演会
日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。
マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。
- 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
- 道場・学校・ご家庭の個人稽古、いずれも対応可能
- 初回ヒアリング無料。まずは現状を聞かせてください
※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼もこちらから承っています。
保護者の方へ:「やりきる力」を子どもに育てる方法
「うちの子、素振り続かないんです」「目標は立てるんですけど、すぐ忘れちゃって」――こんな相談、本当によくいただきます。
結論から言うと、叱るより、仕組みを一緒に作ってあげることがいちばん効きます。
- 目標を紙に書いて、見える場所に貼る(玄関・机・冷蔵庫)
- 毎日できる最小ラインを子ども自身に決めさせる(素振り何本?腹筋何回?)
- カレンダーに○をつける儀式を作る(やった日にシール、家族で見える化)
そして、できなかった日があっても叱らない。「人間はできない日があるのが普通」を大前提にして、「明日はやろうね」で次に繋げる。これが「やりきる力」を伸ばすコツです。
今日からあなたができる3つの小さな一歩
おまけ:親子遠足で起きた事件3つ
少し脱線します。今回の原因になった親子遠足で、我が家には事件が3つ起きていました(笑)。
- 下の子がテンション上がって全力疾走→顎からダイブして青あざ
- もう一人の下の子がお菓子交換で「じゃがりこの箱ごと」プレゼント
- 上のお姉ちゃんが葉っぱ拾いに夢中になって池に足を踏み入れる
「一つのことに集中したら、他が全部見えなくなる」――これ、子どもより僕の方がひどいかもしれません(妻にもよく言われます)。財布もよく失くしますし。
注意力不足の自覚があるからこそ、仕組みで自分を守るしかない。これがリアルな結論です。
まとめ:仕組み×やりきる力=結果
本記事の要点を整理します。
- 人間は忘れる生き物。意思に頼ったら必ず崩れる
- 仕組みは「セットすれば動く」のではなく「セットする習慣そのもの」
- 朝の確認 / 公の宣言 / 物理アラーム――この3つで事故は防げる
- 仕組みだけでも足りない。やりきる力とセットで初めて結果が出る
- 剣道も同じ:目標→仕組み→やりきる、の3層構造
- 子どもには「叱る」より「一緒に仕組みを作る」が効く
剣道は「1日10本の素振りを365日続けた人」が強くなる世界です。意思の強さで強くなる人は本当に一握り。残りの僕たちは、仕組みと、やりきる習慣で勝負するしかない。これが今回の反省から得た、僕の現時点での答えです。
依頼者の方には改めてお詫びさせていただきます。本当に申し訳ありませんでした。今回の反省を糧に、活動報告も、アラームも、朝の確認も、もう一度仕組みとして固め直していきます。








