剣道の構えを一発で直す!「構えが崩れる」原因5つと即改善法

この記事はこんな人のために書きました
- 稽古や試合で「構えが崩れてる」と注意される
- 打とうとした瞬間に手元が浮く
- 攻め合いで足が揃って出遅れる
- 中心が外れて「届かない・当たらない・返される」が増えた
「構えが崩れる原因5つ」と「その場で一発で直す即改善法」を具体的に解説します。
初心者〜中級者が、見た目ではなく “試合で一本につながる構え” を作れるようになる内容です。
構えが崩れる人の多くは、気合や根性が足りないのではなく
“構えの基準(戻る場所)”が曖昧なだけです。
構えは「立ち姿」ではありません。
攻め・守り・打突のすべてを支える、
一本を取るための“準備の仕組み”です。
この仕組みが整えば、試合は一気に変わります。
- 打つ前から相手に圧がかかる
- 相手の動きが遅れる
- 出鼻が見えやすくなる
- 初太刀の精度が上がる
この記事は、難しい理屈で終わらせません。

剣道の構えが崩れると何が起きる?試合で損しない基本の考え方
構えは「立ち姿」ではなく、攻め・守り・打突のすべてを支える土台です。
構えが崩れると、次の連鎖が起きます。
1.中心線が空く(相手に先を取られる)
2.打突の起こりが大きくなる(出鼻を取られやすい)
3.足が遅れる(間合いに入れず、届かない)
結果として、同じ技を出しているつもりでも
「届かない」「当たらない」「返される」が増えます。
試合で損しないための考え方はシンプルです。
中心を守り、左足と左手で支え、いつでも同じ形に戻れる
この“戻れる仕組み”がある人ほど、緊張しても崩れません。
「中心」が外れると打たれる:相手に読まれる攻めの弱点
中心が外れるとは、剣先が相手の中心線(喉〜みぞおちのライン)から逸れ、手元や竹刀が左右に流れる状態です。
中心が空くと、相手は判断が速くなります。
- 「面が来ない」
- 「中心が空いた」
- 「出鼻が取れる」
特に多いのが、相手の竹刀を避けようとして剣先が外れ、結果的に自分の面がガラ空きになるパターンです。
中心は“押さえつける”ものではなく“譲らない”もの。
剣先が相手の喉元に向かい、手元が体の中心に収まっていれば、相手は簡単に入って来られません。
崩れた構えはかっこいい?見た目より「基本的」な安定が強さ
構えが崩れているのに「動きが大きくて迫力がある」「独特でかっこいい」と見えることがあります。
しかし試合で強い構えは、派手さよりも再現性と安定感が優先です。
なぜなら、一本は偶然ではなく
「同じ準備 → 同じ入り → 同じ打突」
を繰り返して取るからです。
構えが毎回変わる人は、打つ前の情報(剣先の高さ、手元の位置、足幅)が一定せず、間合いの感覚もズレます。
基本に忠実な構えは、相手から見て“読みにくい”のではなく“入れない”圧になります。
かっこよさは結果としてついてきます。

現代剣道の構え:選手が重視する準備と再現性
現代剣道では、構えは「技の前の静止」ではなく、常に動ける準備状態として扱われます。
強い選手ほど、構えが崩れた瞬間にすぐ戻し、剣先のラインと足の幅を一定に保ちます。
ポイントは、相手に合わせて形を変えるのではなく自分の基準(剣先の高さ、左拳の位置、右足と左足の距離)を持つことです。
その基準があると、攻め合いで押されたときも、打突後に体勢が乱れたときも、最短で戦える構えに復帰できます。
試合で崩れない構えとは、強い筋力より「戻れる仕組み」を持った構えです。
剣道の構え一覧:中段・上段・下段・脇構え
剣道の構えは中段が基本で、上段・下段・脇構えは目的がはっきりしています。
大切なのは「珍しい構えを知る」ことより、
その構えが何を守り、何を捨て、どこから打つのか
を理解することです。
構えはそれぞれ、剣先の位置と中心線の扱いが違い、間合いの作り方も変わります。
初心者はまず中段を固め、上段や下段は特徴を理解して“相手としての対策”を持つだけでも試合で有利になります。
ここでは各構えの要点を、竹刀の位置・手の役割・狙いどころに分けて整理します。
中段の構え:竹刀の位置と剣先、へそ・中心の合わせ方
中段は攻防のバランスが最も良く、現代剣道の標準です。
基本は
- 左拳をへその前(中心線上)に置く
- 剣先を相手の喉元へ向ける
このとき重要なのは「剣先だけ喉元」ではなく、
へそ・左拳・剣先が一直線で相手の中心に向かう
ことです。
剣先が上がりすぎると面が誘われ、下がりすぎると小手や突きを呼びます。
また、右手で押して剣先を作ると手元が浮きやすい。
だからこそ、
- 左手で竹刀を立てる
- 右手は方向を整える
この役割分担を意識すると安定します。
中段は“形”ではなく、中心を守りながらいつでも打てる状態そのものです。
梶谷彪雅の構え(中段)
梶谷彪雅の場合、若干左手を中心より左手にずらしています。
相手の中心を取りつつも、相手からは中心を取りにくくするために、手段の1つとして活用しています。
詳しくは動画で解説しているのでチェックしてみてください。

上段の構え:片手・両手の使い分けとメリット/注意点
上段は竹刀を頭上に上げ、面への圧力と打突機会を増やす構えです。
- 両手上段:安定しやすい
- 片手上段:間合いとタイミングが合うと鋭い反面、体幹と左手の支えが弱いと崩れやすい
- メリットは、相手が「面を警戒して固まる」ことで、小手・胴・などの機会が生まれる点です。
- 注意点は、片手の筋力がないと竹刀を落としやすくなったり、起こりが分かりやすいと片手になる分、簡単に返し技を打たれてしまうことです。
上段は“上げる”構えではなく“上から中心を制する”構えなので、腰が引けると一気に弱くなります。

下段の構え:突きと防御のバランス、間合いの取り方
下段は剣先を低く置き、相手の竹刀の下から中心を取りにいく構えです。
突きの圧が出やすく、相手の面を誘って出鼻を狙う形にもつながります。
一方で、剣先が低い分、面への対応が遅れると一気に打たれます。
下段で大切なのは、ただ下げるのではなく
中心線上で低く構える
ことです。
間合いは、遠すぎると攻めが届かず、近すぎると面をもらう。足で微調整しながら、
“相手が打ちたくなる距離”を作って誘う
のが基本です。
脇構えの考え方:相手の視界を外すコツと使いどころ
脇構えは竹刀を体の脇に寄せ、剣先を相手から見えにくくして反応を遅らせる狙いがあります。
(平=横に見せる形)は、刀身(竹刀)を横に使うイメージで、相手の中心から視線や意識を外す効果を狙う考え方です。
ただし、どちらも「中心を捨てやすい」構えなので、使いどころが重要です。
相手が中心の攻めに強く、正面からでは機会が作れないときに、
- 間合いの外から一瞬見せる
- 反応(固まる/手元が動く)を引き出す
という使い方が現実的です。
剣道の試合で使うことは少ないと思います。私自身も一度も使った経験はありません。
日本刀の理屈で理解する:刀身・抜刀のイメージでフォームを整える
竹刀でも、日本刀の理屈で考えると構えが整いやすくなります。
ポイントは
- 刃筋(刀身の通り道)
- 抜刀して斬る最短距離
の発想です。
手元が浮いたり、竹刀が寝たりする人は、斬る軌道が遠回りになり、打突が遅れます。
中段では、左手が柄頭を支え、剣先が相手の中心へ向くことで、最短で面・小手・胴へ移行できます。
上段は上から斬り下ろす準備、下段は下から中心を突き上げる準備。
ただのポーズではなく「次の一手の準備」になります。
構えは“止まった形”ではなく、刀が最短で働く位置。
この理解があると構えの理解が膨らみ、構えが崩れにくくなります。
構えが崩れる原因5つ(最短チェックリスト)
構えが崩れる原因は、気合や根性よりも「ズレ」が積み重なって起きます。
特に多いのは
- 足
- 手(握り)
- 体幹と軸
- 重心
- 中心線の取り方
自分の癖を直す最短ルートは、原因を1つずつ切り分けて確認すること。
ここでは稽古中でも試合前でも使えるチェックリストとして、崩れやすいポイントを5つに絞って解説します。
当てはまる項目が多いほど、構えの再現性が下がり、打突の精度も落ちます。
原因1:足(右足・左足)の位置がズレる/かかとが浮きすぎる
構えの崩れは足から始まることが多いです。
- 右足が前に出すぎる → 上体が突っ込む
- 左足が遠い → 初動が遅れる
- 足幅が狭すぎる → 押された瞬間に崩れる
また、左かかとを高く上げすぎるとふくらはぎが緊張します。
これはある意味、いつでも打てる準備を作り出せますが、足への負荷は高くなります。
下げすぎると、緊張はなくなるので遠くに飛びやすくなりますが、一方で脳から筋肉への信号が遅れて、出遅れる可能性があるので注意が必要です。
理想は、左足で床を押せる高さのかかとで、いつでも一歩目が出る状態。これを探し出すことが重要です。
足のブレやズレは手元の浮きや剣先のブレに直結します。
原因2:左手・右手の持ち方が甘い(親指・人差し指の圧、両手の役割)
握りが甘いと、竹刀が手の中で遊び、剣先が安定しません。
特に親指と人差し指で強く握りすぎると前腕が固まり、手首が詰まって構えが窮屈になります。
基本は
- 左手が主役で柄頭を支える
- 右手は方向と微調整
右手が主役になると、押す癖が出て手元が上がり、中心が空きます。
また両手の間隔が狭すぎると操作性が落ち、広すぎると肩が上がって力みます。
「左手で立てる、右手は添える」を基準にすると崩れにくくなります。
原因3:体幹と軸を意識した構えができない
構えが崩れる人は、足や握りを意識しがちですが、体幹の意識もとても重要になります。
お腹が前に出過ぎたり、逆に腰が後ろに出過ぎると力が入らない構えになってしまいます。
大切なポイントは
- 1本の軸を意識する
- 頭の上から抑えられた時に腰がブレない。
具体的な練習方法としては、頭の上から手で押さえて負荷をかけてあげる。
この時に1本の軸が意識できている人は、負荷に耐えることができます。
1本の軸、体幹が意識できてなかったり、体幹が弱いと、腰が前後して軸がブレるので注意しましょう。
イメージしにくいと思うので、下記の動画で実際に小学生に説明しながら解説しているのでチェックしてみてください!
原因4:重心が上下左右に流れる(半身・へその向き・体幹のブレ)
重心が流れると、構えは一気に“形だけ”になります。
- 上に浮く人 →空中の時間が長く、着地が遅れる
- 下に沈む人 →沈みすぎると、打突後が遅くなる
- 左右に流れる人 → 避けながら打ってるように見える
体幹は意外と意識されず、重要視されにくいです。
私は現役時代にものすごく意識して私は取り組んできました。

重心を意識しやすくするためにも『体幹』が重要です。
体幹トレーニングは初級編と上級編で動画を作っているので、取り組んでみてください!
原因5:相手に合わせすぎて中心線を譲る(攻めが止まる・動作が遅れる)
相手が強いほど「相手の竹刀を避ける」「相手の剣先に合わせる」意識が強くなり、中心線を譲りがちです。
中心を譲ると、攻めが止まり、打つ前に迷いが生まれます。
迷いは起こりを大きくし、結果として出鼻を取られます。
中心は力で奪い合うより、
構えの固定を意識し、
自然と中心が取れる。
ことが大切です。
相手の剣先に反応して逃げるのではなく、自分の剣先を相手の中心に置き続ける『固定する』意識が、構えの崩れを防ぎます。
自然と中心が取れる構えの理論は下記の動画を参考にしてみてください。
一発で直す!その場で効く即改善法(練習で再現できる方法)
試合中や地稽古中は、鏡も動画もありません。
だからこそ、剣先の高さ・足幅・左拳の位置など、体感で分かる基準を作ることが即改善につながります。
ポイントは、上から直すのではなく
「【基準】 = 中心を取る意識 → 手の位置 → 足の幅 → 重心と体幹」
の順で整えることです。
鏡なしで直すコツ:剣先の高さを「基準化」する
鏡がなくても構えを直すには、剣先の高さを毎回同じにする基準が必要です。
おすすめは「左拳の位置を固定し、剣先が自然に落ち着く高さを覚える」こと。
剣先だけを上げ下げすると手元が動き、中心が乱れます。
左拳をへその前に置いたまま、竹刀が立ちすぎても寝すぎてもいない“中間”を探し、その角度を体に覚えさせます。
具体的な練習方法としては
- その場で構えの意識改善
- 前後のすり足の中で構えを崩さない
- 円の足捌き(前後左右)で構えを崩さない構えの状態で片足ケンケン(跳躍)で崩さない
この練習を繰り返し、止まってる状態でも、動いている状態でも、飛んでいる状態でも剣先の高さが同じかを確認します。
足から整える:左足主導の送り足で構えを固定する方法
構えを安定させる最短は、左足主導に戻すことです。
修正法はシンプルで構えたら
「左足は常に前に蹴っておく。」
右足は力を抜くと自然と前に出る感覚。
この感覚を作ります。
このとき右足を前に出す意識を無くすことが重要です。
送り足の幅は大きくなくてよく、床板一枚分程度でも、左足が遅れずについてくれば構えは崩れません。
一歩が大きく働くと、重心が上下したり、左足の引き付けが遅れたり、試合で打たれる原因になってしまいます。
手を整える:左手で刀を立て、右手は添える(片手にはならない)
構えが崩れる人の多くは、無意識に右手が強くなっています。
右手が強いと、押す・引くが大きくなり、手元が上下して中心が空きます。
即効性が高い直し方は
「左手の強化をする」
です。
チェックとして
- 構えたときに右肩が上がっていないか
- 右肘が張りすぎていないか
を確認します。
どうしても人間は力の入りやすい方に力が入ってしまいます。
なので、両手で持っていると利腕の右手や、重心がかかりやすい右手に力が入るのは自然です。
だからこそ、左手を強化し、左の力を使いやすくすることが重要です。
左手を強化するために梶谷彪雅がやっている事はVoicyでも解説しているので聞いてみてください!
中心を取り返す:相手の竹刀を“押さえない”攻めの作り方
中心を取ろうとして相手の竹刀を押さえにいくと、相手と中心の取り合いになった時、ぶれやすくなります。
押さえは相手に察知されやすく、返されて中心を失います。
中心を取り返すコツは、剣先で勝とうとするより
「自分の剣先を相手の中心に置き続ける」
ことです。
具体的には
- 左手を中心より若干左にする。
- 右手は中心で固定する。
- この時に右手で押さえる意識はしない。
- 両脇を締める感覚で固定する意識。
この“押さえない攻め”ができると、構えが崩れず、相手にも圧力をかけやすくなります。
試合前の30秒準備:構え→呼吸→間合いの最短ルーティン
試合で構えが崩れる最大の原因は、緊張で基準が飛ぶことです。
そこで有効なのが、30秒でできる固定ルーティン。
流れは
- 構えを作る(左拳の位置と剣先の高さを決める)
- 息を整える(鼻から吸って口から長く吐き、肩の力を落とす)
- 間合いを測る(相手をイメージして練習)
この3点を毎回同じ順で行うと、試合でも構えが再現され、初太刀の精度が上がります。
実際に私も試合の前、面をつけて準備をしているときに、目の前に相手がいる事を想定しながら、構えの確認をするようにしています。
基本に戻る:中段(正眼)の正しい構えを作る3ステップ解説
構えを直すとき、最終的に戻る場所は中段(正眼)です。
中段が整えば、上段や下段に移っても崩れにくく、打突後も戻りが速くなります。
ポイントは、細部を一度に直さないこと。
まず姿勢で土台を作り、次に剣先で中心を作り、最後に手元の位置で再現性を固定します。
姿勢:頭・肩・背中を真っすぐ、腰を立てる(基本的な立ち方)
正しい構えは、まず姿勢で8割決まります。
- 頭や顎が前に出る → 腰が残る
- 腰が引ける → 猫背になり剣先が下がる
基本は、頭・肩・背中を真っすぐにし、腰を立てて骨盤を起こします。
目線は相手の目付か突き垂の位置を捉えつつ、相手の全体が見える状態で、相手の剣先の動きが視界に入る位置に置きます。
姿勢が整うと、余計な力みが抜け、足と手が自然に連動して構えが安定します。
竹刀の位置:切っ先を相手の喉元へ、中心線を外さない
中段の生命線は切っ先です。
切っ先は相手の喉元を狙い、中心線上に置きます。
ここで大事なのは、相手の竹刀に反応して切っ先が左右に逃げないこと。
切っ先が外れると、相手は安心して入ってきます。
逆に中心に切っ先があるだけで、相手は
- 「入ると刺さる」
- 「出鼻を取られる」
と感じ、動きが鈍ります。
切っ先の高さは、上げて威圧するのではなく、自然に相手の中心を指し続けられる高さに固定するのが実戦的です。
小手と手の位置:左手は拳一つ分の間隔を保つ
手元の基準が曖昧だと、構えは毎回変わります。
- 左手(左拳)はへその前、体の中心線上(基本)
- 右手の位置はヘソから拳一つ分ほど前(間隔)
左手が下がりすぎると剣先が上を向いてしまい、相手に圧力をかけることができません。
両肘を張りすぎると肩が固まり、出鼻が遅れます。
手元は“低く強く”ではなく、
脇を軽く締めて、体から少し前に置く(左手)
ことで、攻めと打突の起点が安定します。
上段・下段・脇構えを“かっこいいだけ”で終わらせない実戦活用
上段・下段・脇構えは、見た目のインパクトがある一方で、目的が曖昧だと弱点だけが目立ちます。
実戦で使うなら
「何を狙い、相手に何をさせ、どこで一本を取るか」
を決める必要があります。
また、どの構えでも共通する条件は
- 中心線を完全に捨てない
- 足で間合いを管理する
- 中段に戻れる
こと。
ここでは各構えのメリットと弱点を整理し、使いどころを現代剣道の視点でまとめます。
中段が崩れている状態で他の構えに逃げると、上達が止まるので注意しましょう。
上段のメリット:攻撃の圧と打突機会が増える/弱点も理解
上段の最大のメリットは、相手に面の恐怖を与え、守りを固めさせられる点です。
相手が小さくなると、出鼻面・小手・胴などの機会が増えます。
一方で弱点は、手元が高い分、中心の守りが甘いと突きや出鼻小手をもらいやすいこと。
また、上段は「打てる距離」が中段と少し変わるため、竹刀を振り下ろすスピードが遅いと致命的な弱点になります。
実戦では、上段で圧をかけて相手を止め、相手の反応(下がる・打ってくる)に合わせて一本を取りにいく設計が必要です。
下段のメリット:突き・面誘いで主導権を取るコツ
下段を取っている人いる?と思いがちですが、中段から相手の膝下を攻める形を取っている人は居ます。
例えば、松﨑選手は相手の構えの下を攻めることで、相手を下がらせ、面を決めています。
下段は、相手の中心を下から脅かし、相手を居つかせる構えです。
相手は「小手の恐怖」や「面で勝負したい」と感じやすく、相手を迷わせて止めて打ったり、面に誘って出鼻を取る展開が作れます。
居つかせる、主導権を取るコツは、相手の心を攻めることです。
相手が「怖い。。。」と感じなければ、相手は技を出しやすい状態になるので、逆に打たれないように注意しましょう。
相手を誘うコツは、剣先を下げたまま逃げるのではなく、足でじわっと入って相手の打ち気を引き出すこと。
相手が面に来るなら出鼻技や応じ技、来ないなら飛び込み技への移行が見えます。
ただし、下段は受け身になると一気に苦しくなるので、攻めの意志を足で表現することが必須です。
脇構えのメリット:相手の反応を遅らせる/中心を失わない条件
脇構えのメリットは、相手の視界から剣先を外し、反応を遅らせられる点です。
ただ実戦ではどうしても隙ができやすいと考えています。
体の後ろに剣先を持ってくるので、起こりがバレやすいです。
中心を完全に捨ててしまうと、相手は迷わず面に来ます。
脇構えを使うなら。
- 足で間合いを外せる事が必須条件
- 相手に打たせないで打つ方法を模索
正直私は脇構えからの打突には自信がありません。
なぎなた・刀剣の構えと比較:距離感と刃筋(刀身)の考え方
なぎなたや刀剣の構えと比べると、剣道の構えは「中心線の奪い合い」と「間合いの出入り」がより強調されます。
なぎなたは間合いが長く、半身で構える性質があるため、距離の管理が最優先。
一方、剣道は一足一刀の間合いで、剣先のわずかなズレが即失点につながります。
また刀剣の理屈では刃筋が通る位置が重要で、剣道でも竹刀が寝ると打突が弱くなります。
他競技の構えを参考にするなら、形だけ真似るのではなく
「距離感」と「刃筋(竹刀の通り道)」
の考え方を取り入れると、構えの質が上がります。
よくあるQ&A:構えの悩みをまとめて解決(無料でできる自己チェック付き)
構えの悩みは人それぞれに見えて、実は原因が共通していることが多いです。
特に多いのは
- 構えの位置
- 右手で振り上げ、振り下ろしをしてしまう
- 足幅、足が揃ってしまう
の3つ。
稽古のたびに全部を直す必要はありません。
1回の稽古で1テーマだけ直すつもりで、再現性を積み上げましょう。
梶谷彪雅の上位メンバーでは、技の分析や構えの分析、試合の分析も行なっているので、活用してみてください!

「右手で引き上げ、押してしまう」癖の改善:左手主導で竹刀を運ぶ練習
右手で押す癖は、打突が遅れ、手元が上がり、中心が空く原因になります。
改善には、左手主導の感覚を作る練習が効果的です。
具体的には、素振りや面打ちで
「左手で竹刀を前に出し、右手はついてくるだけ」
を徹底します。
右手の力を抜くために、構えで右手の握りを一段階ゆるめ、左手の小指側で支える意識を強めます。
打った後に右肩が前に出る人は押しているサイン。
打突後も肩の位置が変わらないか確認しましょう。
右手は“押す手”ではなく“導く手”です。
まとめ:構えは“形”ではなく「攻め」を生む土台—今日からの練習メニュー
剣道の構えは、見た目を整えるためではなく、攻めを生み、一本を取り、崩れても戻るためにあります。
中心線、左足、左手の3点が揃うと、剣先が静かになり、間合いが合い、打突が速くなります。
逆に構えが崩れると、相手に読まれ、出鼻を取られ、技が遅れます。
今日からは
- 原因を特定し
- 即改善法でその場で戻し
- 中段の基準で固定する
流れで練習してください。
原因5つ→即改善法→基本へ戻る、の順で最短修正
最短で直す順番は決まっています。
- まず原因5つ(足・握り・体幹と軸・重心・中心線)で崩れ方を特定
- 次に即改善法で戻れる基準(剣先の高さ、左足主導、左手主導、引き上げない、押さえない攻め)を作る
- 最後に構えを固定
「崩れたら戻る場所」を中段に作ることが、上達の近道です。
試合で崩れないための練習:稽古前後のルーティン化
試合で崩れない人は、才能よりルーティンを持っています。
- 稽古前に30秒:構え→呼吸→間合い確認
- 稽古後に10秒:スマホで構えを撮って確認
これだけで構えの再現性が上がり、緊張しても基準に戻れます。
練習メニューとしては
- その場で構えの意識改善
- 前後のすり足の中で構えを崩さない
- 円の足捌き(前後左右)で構えを崩さない
- 構えの状態で片足ケンケン(跳躍)で崩さない
を何度も行い、剣先の高さと左足の遅れをチェック。
構えは稽古中に崩れて当たり前。
明日から変わる一言:中心・左足・左手を守れば構えは整う
構えを直す合言葉は3つで十分です。
- 中心をできるだけ外さない
- 左足主導で動く
- 左手で操作する
この3点を守るだけで、剣先が安定し、手元が浮かず、足が揃いにくくなります。
迷ったら、難しい理屈より「中心・左足・左手」に戻してください。
構えは“形”ではなく、攻めを生む土台です。土台が整えば、技は自然に速く、強く、正確になります。
早見表:崩れの主因→すぐ効く直し方(合図)→確認ポイント
| 構えが崩れる主因 | すぐ効く直し方(合図) | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 足幅・左足の遅れ | 左足で床を押して右足が出る | 右足の後に左足が即つく |
| 右手が強い | 左手で立てて右手は添える | 右肩が上がらない |
| 中心線を譲る | 押さえず、剣先を中心に居座らせる | 剣先が左右に逃げない |
| 重心が流れる | 背骨を立て、へそを相手へ | 頭が前に出ない |
| 小手位置が崩れる | 左拳をへそ前に固定 | 手元が上下しない |
この記事は、プロ剣道家 梶谷彪雅の実践理論に基づいた完全オリジナルコンテンツです。
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