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「全力を出しても勝てない理由|準備力が試合結果を決める」

このnote投稿は2025年8月22日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

目次

試合で全力を出しているのに、なぜ勝てないのか

「試合では全力を出しているのに結果が出ない」そんな悩みを抱えていませんか。

技術も筋力もセンスも磨いているのに、勝負の場で力を発揮できない。

その原因は「全力を出す準備」ができていないからかもしれません。

実は、プロの世界では全力を出すのは当たり前なんです。

差がつくのは全力を出す前の時間、つまり準備なんですよね。

今日はとある社長さんから聞いた、大谷翔平選手の準備法から学んだ「全力を出す準備を仕組みにする方法」をお話しします。

プロが実践する「全力を出す準備」の本質

大谷翔平選手に学ぶ、ネクストバッターサークルでの準備法

とある社長さんが実際にアメリカで大谷翔平選手を見に行った時のお話です。

その社長さんが驚いたのは、大谷翔平選手だけが他の選手と違う行動をしていたことでした。

他の選手はだいたい剣道でいう素振りみたいに、ビュンビュンってただ振って体を動かす感覚で終わっているんですよね。

でも大谷翔平選手は違ったんです。振り切らずに、ピッチャーを睨んでタイミングを取っていたんです。

しかも相手にそのスイングは見せない。

結果的にその後、特大ホームランを打つんです。すごいですよね。

プロの世界では全力を出すのは当たり前なんです。全力はみんな出してる。

でもホームランを打つ準備をしている人は少ないんですよね。

試合前ギリギリ、バッターボックスに入る前ギリギリまで準備をしているからこそ、あの場面でしっかり打てるんです。

剣道でも仕事でも共通する「準備の差」

その社長さんは「これはビジネスでも剣道でも同じだ」と言っていました。

仕事も急にはできないんですよ。どれだけ準備をしてきたかどうかなんです。

剣道も同じですよね。試合前にしっかりイメージしながら準備しているか、全く体も動かさずにぼーっと見てるだけなのか。

それで全然変わってきますよということですね。

準備が本番のパフォーマンスを決定するんです。

試合で勝つための「3段階の準備」

準備っていうのは大きく3つあります。それが事前準備、直前準備、本番中という形になります。

事前準備で9割が決まる(体・情報・道具)

まず一つ目は事前準備ですね。

ここが整っていれば9割はもう試合は勝ったも同然だと思ってます。

この事前準備の中にも3つあるんですよ。体の準備、情報の準備、道具の準備ですね。

まず一つ目の体について。

来年のインターハイに向けてどんな準備をしておけばインターハイで勝ち切ることができるのか、この準備を時間をかけてやっていきます。

一年間かけて、半年かけてやっていくんですよね。

肉体部分、スピードは速くなっているか、筋力やパワーはついているのか。

怪我しない体になっているか、柔軟性は大丈夫か。

こういったことを準備していきます。

さらに情報です。相手の情報を知ること、これ結構大事なポイントだと思っていて。

練習試合とか他の大会の時に、今の自分と相手の情報を比べてみた時に、これでインターハイいけるのかなっていうのを相手の成長度合いの情報を取得していくんです。

相手はこういうタイプだな、こういう癖があるなっていう、勝つための一つの情報になります。

そして三つ目が道具ですね。竹刀とかコテとか防具。

これ1日前に届いても調整できないじゃないですか。カチカチですよね。

だから試合に向けて逆算して準備するんです。

例えば1年生の時に買って、それは試合でしか使わないと。

1年生、2年生で自分で揉みほぐしながら試合で綺麗に使いながら、最後の3年生の時、2年生からでも使えるっていう状態にしておく。

せっかく体の準備してきたのに、使いにくい防具や竹刀でモチベーション上がらないって意味ないですからね。

直前準備で最高のコンディションを作る

そして2つ目が直前の準備です。

事前準備で肉体強化しないといけない、体力強化しないといけないと。

それをラスト試合一週間、2週間前も同じようなことするのかって言われたらそうじゃないですよね。

試合前は試合前の調整があると思います。

ここも同じで、体の直前の調整、メンタル面の調整、技術部分の調整

この3つが大事になってくるかなと思います。

肉体に関しては、その一年間かけて筋力強化してきたものを直前はフルマックスのパワーで発揮できるように調整すると。

要は筋肉痛の状態で試合に出ないようにする。回復させる。

最高のパフォーマンスができるようにするんです。

そしてメンタル面

やってきたんだけれどもちょっと不安だなとか、緊張しちゃうなとか、そういったことも考えると思うんですよ。

呼吸法を意識するのか、誰かと会話するのか、練習試合とかでそういったことも事前準備として調整して、試合を意識して練習しておかないといけないですよね。

そして最後が技術部分ですね。

これが応じ技だったりとか返し技。ずっと追い込みだけとか掛かり稽古だけだと、そういった試合感覚っていうのはなかなか身につかないと思うので、応じ技、そういったものも練習しておく。

試合前は特に集中して取り組むということが大切かなと思います。

本番中は「確認」に徹する

そして最後、本番中ですね。

本番っていうのは思考の場じゃないんですよ。もう確認の場なんですよね。

最終チェックとしては構えとか、その今までやってきたことを発揮できるような細かいところの確認をするっていうぐらいの感覚ですね。

あとは僕が実際にやっているのは軌道の確認とか、もう本当に細かいところ。

そして、あとは迷わないように「考えるな」っていうふうに自分で言い聞かせて臨むぐらいっていうのが最終、本当の本番中の最後の最後の準備かなと思います。

準備力が「再現性」を生み出す理由

強豪校が毎回勝つ秘密は再現性にある

準備力は再現性を作る技術なんです。

いい結果っていうのは時々、偶然でも起きるんですよ。

でも本当に強いチームっていうのは再現性なんですよね。

なんで毎回同じようなところが上位校に上がってくるのか。

これはね、再現性で、再現性っていうのは準備でしか作れないんですよ。

たまたまはあるかもしれないです。でも毎回結果を出すには準備が必要なんです。

例えば、玉竜旗で僕たちのチームは強いと言われてこなかったって島村選手が言ってましたけど、でも玉竜旗準優勝ですよ。

じゃあそれまでにどんな練習をしてきたらそこまでいけるのか、どれだけの厳しい稽古を乗り越えれば上に上がれる可能性があるのか。

これもまた準備力の一つかなと思います。

才能は波、準備は地形である

イメージは、才能は波、準備は地形っていう感じですかね。

波っていうのはどういう風に動いてくるかわかんないんですよね。

でも地形っていうのはある程度読めるじゃないですか。そして作ることができますよね。

そんな感じで、心の準備、ルーティーンみたいなところが僕の一つに入ってるんですけど。

例えば試合会場に入る前に左右に10回跳んで、それから上に3回跳んで、最後踏み込んで入るとかっていうルーティーンを作っていたりとか。

呼吸の部分ですね。

緊張している時は鼻から3秒吸って2秒止めて15秒かけて口からゆっくり吐くとか。逆にリラックスしているときは全身に力を入れるとか。

そういった形でいいところを再現していくんです。

今日から始める準備力の高め方

準備は100%自分でコントロールできる

全力を出すことっていうのは当たり前なんです。だからこそ準備が全てなんだと。

全力を出すことが当たり前の世界で差がつくのは、全力を出す前の時間です。

出せる人っていうのは、出す前に出せる準備をしている。

全力を出せない人っていうのは、出す瞬間まで出す準備をしてないんですよね。

だから準備は裏切らないんです。逆に準備してないっていう人は、ここ一番のところで自分を裏切ってしまう。

準備力は100%自分でコントロールできます。才能や環境じゃなくて、自分の意志と行動だけで変えられるんですよ。

今が一番若い、今日から始めよう

だから来年に向けて頑張る人っていうのは、もう今から準備しておかないと間に合わなくなります。

なので、もう今が一番若い時なので、コツコツと準備していきましょう。

インターハイまでに、全国選抜までに、玉竜旗までに、どんな準備をしていたらそこで結果を残すことができるのか。

それを考えて、今日から一歩ずつ積み重ねていくんです。

小さな準備の積み重ねが、大きな結果を生み出します。

今日からあなたも、全力を出す準備を仕組み化してみてください。

まとめ:準備が、あなたの全力を引き出す

  • プロの世界では全力を出すのは当たり前、差がつくのは準備の質
  • 事前準備(体・情報・道具)で9割が決まる
  • 直前準備で最高のコンディションを作り、本番中は確認に徹する
  • 再現性は準備でしか作れない、才能は波で準備は地形
  • 準備力は100%自分でコントロールできる唯一の武器

今日の話が、あなたの一歩を後押しできたら嬉しいです。

全力を出す準備を、今日から当たり前に始めていきましょう。

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