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第35回全国高校剣道選抜大会|日章学園初優勝・八代白百合の逆襲を振り返る

この記事は、梶谷彪雅のVoicy(2026年3月29日放送)の内容をもとに、ブログ用に再構成したものです。

目次

日章学園、悲願の初優勝|第35回全国高校剣道選抜大会を振り返る

2026年3月に開催された第35回全国高校剣道選抜大会が閉幕しました。男子は宮崎県・日章学園が悲願の初優勝。女子は熊本県・八代白百合学園が頂点に立ちました。おめでとうございます!

新チームになって最初の全国大会。今日は男女の結果と、僕が特に印象に残った試合、そこから学べることを振り返ります。

男子・女子の結果

入賞された選手の皆さん、本当におめでとうございます。まずは結果を一覧で振り返ります。

順位男子女子
優勝日章学園(宮崎)八代白百合学園(熊本)
準優勝東福岡(福岡)明豊(大分)
ベスト4育英(兵庫)/長崎南山(長崎)翔凜(千葉)/大社(島根)
ベスト8福岡大大濠(福岡)/佐野日大(栃木)/九州学院(熊本)/岐阜県代表校東奥義塾(青森)/清明学院(大阪)/白河(福島)/福岡第一(福岡)

全国選抜は、この後に控える魁星旗・インターハイ・玉竜旗の“序章”。夏になると勢力図が変わることもありますが、新チーム最初の全国大会だからこそ、学ぶべき部分がたくさんあります。

日章学園の初優勝|「必ず1回は山場が来る」を越えて

日章学園を率いるのは、八段の甲斐修二先生。僕らの一つ上の世代で、当時は高輪高等学校に勤務されていて、本当に強い選手でした。宮崎に戻って指導を始めると、すぐにインターハイ個人優勝者を輩出。近年も、2025年の玉竜旗ベスト4(大将戦の接戦)、インターハイベスト4と、「あと一歩」の悔しさを重ねてきたチームです。

その苦しさを、今回ついに取り切りました。今大会も、苦しい試合展開の連続だったと思います。

  • 準々決勝・大濠戦:前でリードされた状態から、後ろ3枚でひっくり返す逆転劇
  • 準決勝・育英戦:先鋒リードされ、引き分けが続く苦しい展開。大将戦で取り、代表戦で勝ち切る
  • 決勝・東福岡戦:前3人で勝利を決定。その後、東福岡の大将が意地の2本勝ち

高校時代、こう言われ続けました。「どんなに強いチームでも、必ず1回は山場が来る」と。ずっと安定する試合なんてなく、リードされた状態で自分に回ってくることが、絶対にある。日章学園は、毎試合その山場を乗り越え続けた。チームワークと、これまでの悔しさを前面に出し切った、意地の戦いでした。

八代白百合学園|「2度の悔しさ」を越えての優勝

女子優勝の八代白百合学園は、2025年の玉竜旗優勝という実力校。しかし同じ年、全国選抜とインターハイでは中村学園に敗れ、悔しい思いをしてきたチームです。

この「勝ち切れなかった悔しさ」こそが、めちゃくちゃ大事だと思うんです。先輩たちの悔しさを、どう覆すか。「やってやるんだ」という意地が、試合に出ていました。そして準優勝の明豊も、実は2年連続の準優勝。「絶対に取るんだ」という気持ちが前面に出ていて、意地と意地のぶつかり合いでした。

「もっと強くなりたい」を、ここで叶える。

全国大会9回優勝の梶谷彪雅が、あなたの剣道を直接指導。試合分析・技術解説・質問し放題の環境がここにあります。

女子決勝の名場面|「自分の試合に持ち込む力」

女子決勝は、八代白百合学園 対 明豊。この試合展開が、本当に見応えがありました。

先鋒戦は八代白百合が取りました。ところが次鋒戦から明豊の勢いがすごく、「これはまだ分からないぞ」と感じるほど。中堅戦では明豊の選手がめちゃくちゃ強く、しかし副将戦で八代白百合が取り返し、勝負は大将戦・代表戦へ。そこで力を発揮したのが、八代白百合の楢橋選手でした。

去年の玉竜旗で、先鋒24試合出場・17勝という伝説を作った選手です。昨年インタビューもさせていただきました。

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楢橋選手の強さは、「自分の試合に持ち込む力」です。ライブ配信でも伝わってくる大きな声。そして、相手が技を出す前に、少し早めのタイミングで技を出す——応じ技を狙うようなイメージで、相手が思い切った技を出しにくくなる。だから代表戦に持ち込むと、相手はその展開に飲まれてしまう。相手に打たせない冷静な試合運びは、女子剣道のお手本のようでした。

この大会から、今日からできる3つの一歩

トップ校の戦いから、お子さんの稽古に活かせることを3つにまとめました。

  • 決勝・準決勝の動画を親子で観る(「山場をどう乗り越えているか」に注目すると学びが増える)
  • 「自分の試合に持ち込む力」を研究する(相手を打たせない展開の作り方は、中学生からでも意識できる)
  • 「悔しさ」をバネにする(日章学園も八代白百合も、これまでの悔しさが糧になった優勝。お子さんの負けも、未来の優勝の1ページ)
日本一9回・梶谷彪雅による直接指導の様子

個別指導・講演会

日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。

マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。

  • 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
  • 道場・学校・ご家庭の個人稽古、いずれも対応可能
  • 初回ヒアリング無料。まずは現状を聞かせてください

※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼もこちらから承っています。

まとめ:来年は必ず、現地で取材したい

ライブ配信でも、熱気は伝わってきますね

本当にそうです。ただ、全部の試合を見るのはライブ配信でも難しくて、現地で見ると、会場全体の空気・選手の呼吸・観客の熱量——全部が違うと思うんです。上位に上がるにつれて「このチーム、調子がいいな」というのも分かりやすい。

来年は必ず現地に足を運びたい。YouTube撮影は難しくても、写真撮影や取材の申請ができるかを含めて動いて、速報や感想を皆さんにお届けできたら最高だなと思っています。剣道普及のために、リアルタイムでこの大会を盛り上げる発信にも、力を入れていきます。

優勝・入賞された全ての選手・指導者・保護者の皆様、本当にお疲れ様でした。改めて、おめでとうございます!

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