全日本選手権予選、負けました|「打ちながら攻める」課題と挑戦

全日本選手権予選、負けました。すごく悔しいです
昨日7月19日、全日本選手権の大分県予選に出場しました。結果は2回戦で敗退。正直に言って、すごく悔しいです。
でも、負けたからこそ見えた課題があります。今日は、この試合で感じた「打ちながら攻める」ことの大切さと、これからの挑戦について、正直にお話しします。
1回戦は二刀流、2回戦で3度目の対戦相手に敗れる
1回戦は、大学生の方。なんと二刀流でした。二刀流は経験があるので苦手意識はないのですが、いざやると周りの攻防が難しく、打ってもなかなか当たらない。それでもなんとか二本勝ちしました。
2回戦は、大分県警の選手。実はこの方とは3回目の対戦で、国体予選や過去の全日本予選でも当たっています。毎回近くにいて、そして今回も——また負けてしまいました。「今度こそ絶対勝ってやる」という気持ちだったのですが、ダメでしたね。

「見えている」のに、足が止まって打てない
何がダメだったか。攻め勝てていない。打ちながらの攻めが、全然できませんでした。
正直、やっていて「今日はめちゃめちゃ見えているな」と思ったんです。よくさばけるし、打たれても怖くない感覚。でも後半になるにつれ、見えてはいるけど、全部足が止まっている。結果的に下がるような感じになって、攻め負けていく感覚になっていきました。
気持ちとしては、出鼻を狙おう、下がって引き込んで打とうと思っている。でも、下がってからの打ちは危ないという感覚があって、良くない流れに。最終的に、攻められて下がろうとした瞬間、手元が上がって逆胴を打たれました。相手は別れ際の引き技が上手いと分かっていて、めちゃくちゃ警戒していたんです。別れ際の引き面で、表から裏面をフェイントされる感覚があって、裏を避けた。ところが、その「防御姿勢」が”裏交差”と判断されて、反則を取られてしまったんです。
厳しい判定だと感じましたが、打とうと見せて相手に避けさせた=僕が防御姿勢になったことが裏交差と取られたなら、確かにそうだな、とも思います。だからこそ、別れ際は、積極的に狙っていった方がいいと痛感しました。
一番の反省は「打ちながら圧力をかける」ができなかったこと
引き技も前技も、出していかないと、打突の感覚も相手の反応も分からない。決まらなくても出していく。警戒されたら、裏から表へと打ちながら対応していく。これができませんでした。
他の人の試合を見た時は「もっと技を出しながらやった方がいいよ」と、僕はめちゃめちゃ解説しているんです。その割に、自分ができていない。これが本当に反省点でした。一番の課題は、打ちながら相手に圧力をかけ、相手を「嫌だな」と思わせること。警察の方々はここが上手い。間合いに入りながら打ったり、入る瞬間の出鼻を捉えて前に詰めたり。
別れ際の下がり方一つとっても、ゆっくり下がるのではなく、一歩目を速く下がる、押しながら下がる、自分から下がらず相手が下がるのを待つ。相手の引き技が怖いからと自分から下がると、「こいつ勝手に下がってるな」と狙われやすい。今の3秒ルールもかなりグレーで、全日本では5〜6秒立ってから引き技が決まるシーンもたくさんある。「相手が下がるところを積極的に狙う」練習を、もっとやらないといけないと感じました。
シンプルに、稽古量が足りなかった
毎日欠かさず素振りもしてきたのに、悔しいですよね…
本当に悔しいです。毎日欠かさず素振りもしてきました。ただ——みんなが毎日稽古しているのに対して、僕は素振り・筋トレ・走り込みだけで挑戦している。それは、甘いと言えば甘いんですよね。
そして、年齢は言い訳にできないとも感じました。僕より4つ5つ上の方でも、バリバリ動けて元気。それは毎日稽古しているから。そう考えると、僕はシンプルに、稽古量が不足している。来年に向けて、今日からまた練習し直さないといけないと思っています。
それでも、挑戦を続けます
正直、諦めたくなる気持ちもあります。「もう選手ではなく、指導に特化して、教えることで日本一の選手を作る。それでもいいんじゃないか」——そんな考えが、頭をよぎることもあります。
でも、それをやってしまったら、「挑戦しろ」「夢を追いかけろ」と、僕自身が言えなくなってしまう。何より、振り返った時に「あの時もっと挑戦しておけばよかった」と後悔するのも、自分です。やらない後悔より、やる後悔。剣道普及も、YouTubeも、講演会も、個別指導も、剣道教室も、SNSも、ブログも、このVoicyも——やれることは全てやって、「あの時一生懸命頑張ったよな、後悔ないよな」と思えるように。
その姿が、「無理だと思っても、やることに意味があるんだ」と、誰かの後悔しない人生につながってくれたら——僕はそれが嬉しいんです。今回の予選はダメでしたが、また今日から挑戦が始まります。この放送を聞いて「梶谷、頑張れ」と、そして「私も頑張る」という方が一人でも増えたら、とても嬉しいです。一緒に、頑張っていきましょう。

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