📢 講演会・稽古会のご依頼はこちらをクリック

大人の稽古会はなぜ良いのか:28年ぶりの再開者が「謎が解けた」と語った理由

このnote投稿は2025年2月3日voicyの音源の内容をもとに作成したものです。

「若造に教わるなんて…」そんな不安を抱えていた僕が、大人限定の合宿で見つけた、リバ剣を成功させる5つの設計思想


執筆者より:これまで小中高生を中心に指導してきた僕にとって、大人限定の合宿は初めての挑戦でした。

正直、年上の方々に教えることへの迷いがありました。

でも稽古が始まった瞬間、その不安は完全に消えました。

「楽しい」「今まで謎だった所が解けた」「ロジカルで分かりやすい」

――そんな声が次々に届き、言語化された学びの力を実感した2日間について、お話しします。

目次

なぜ今、大人の稽古会なのか

28年ぶり。20年ぶり。今回の合宿には、そんな長いブランクを経て竹刀を握る方々が参加されました。

彼らに共通していたのは、「もう一度、剣道と向き合いたい」という明確な意志でした。

義務でもなく、惰性でもない。自分の意思で集まった大人たちの目には、かつての少年時代とは違う、成熟した学びへの渇望がありました。

「ゴルフのマンツーマンレッスンみたいですね。自分のクセを、こんなに具体的に言葉で説明してもらったのは初めてです」

この言葉が、大人の稽古会の本質を表しています。

【設計思想①】言語化された学びが、再現性を生む

なぜ大人は上達が速いのか

答えはシンプルです。目的意識が明確だから。そして、理論を理解する力があるから。

子供たちは「反復」で体に覚え込ませます。それも大切な学び方です。しかし大人には、もっと効率的な方法があります。

「体験」を「言語」に変換する技術

僕が今回の指導で特に意識したのは、感覚の言語化です。

  • 「なぜこの足さばきをするのか」という目的
  • 「どの筋肉をどう使うのか」というメカニズム
  • 「正しくできているか」を確認するセルフチェックポイント

この3つを明確にすると、参加者は自分の動きを客観視できるようになります。

「今のはできた」
「ここがまだ甘い」と、

自己評価ができるようになるんです

「今まで『もっと腰を入れろ』と言われても、何をどうすればいいか分からなかった。でも今日、腰を入れるって具体的にどういう身体操作なのか、初めて理解できました」

理解ができれば、再現ができる。再現ができれば、上達する。これが、大人の学びの最短ルートです。

【設計思想②】リスク管理こそ、継続の前提条件

リバ剣最大の敵は「ケガ」

どんなに楽しくても、どんなに学びが深くても、ケガをしてしまえばすべてが止まります。特に大人の身体は、若い頃とは違います。

実際に起きたアキレス腱断裂から学んだこと

過去の稽古会で、実際にアキレス腱を断裂された方がいました。準備運動をしていたにも関わらず、です。

この出来事から、僕はリスク管理の設計を根本から見直しました

  • 段階的なウォーミングアップ:軽いジョギング→動的ストレッチ→剣道特有の動き→徐々に強度を上げる(計20分以上)
  • 個別の身体状態のヒアリング:古傷、痛みの有無、前日の疲労度を必ず確認
  • 「休む勇気」の推奨:違和感を感じたら即座に休む文化の醸成
  • 稽古強度の選択制:激しい稽古と技術練習を分け、参加者が選べるように

それでも、ケガのリスクをゼロにはできません。でも、だからといって恐れて何もしないのは、学びの機会を自ら手放すことです。

大切なのは、リスクを正しく理解し、できる限り減らす努力をすること。

そして、それでも残るリスクを受け入れる覚悟を持つことです。

【設計思想③】ロジカル指導が「謎」を「納得」に変える

昔の剣道指導と、今求められる指導の違い

かつての剣道界は、情報が限られていました。

指導法も「見て盗め」「とにかく打ち込め」という追い込み型が中心でした。

でも今は違います。YouTubeで世界トップレベルの技術が見られる時代です。情報は溢れています。

今求められているのは、情報ではなく「理解の道筋」なんです。

ロジカル指導の3ステップ

  1. 目的の共有:「この動きで何を達成したいのか」を先に示す
  2. 動作の分解:複雑な動きを、段階的に練習できるよう分解する
  3. フィードバック:できている点、改善点を具体的に言語化する

『小手を打つ』という動作一つとっても、足の運び、腰の回転、腕の振り、竹刀の軌道、それぞれに意味があることが分かりました。

今まで『なんとなく』打っていたのが、『こう打つべき』に変わりました!

この「なんとなく」から「こう打つべき」への変化こそが、練習の質を劇的に高める転換点です。

【設計思想④】道場のハードルを下げ、新しい場をつくる

なぜ大人は道場に通いにくいのか

今回の参加者から、こんな本音を聞きました:

  • 「道場の人間関係が面倒くさい」
  • 「質問攻めや、飲み会への参加が暗黙の義務になっている」
  • 「元立ちばかりやらされて、自分の練習時間がない」
  • 「しきたりや上下関係が厳しすぎる」

興味深いことに、年商1億円規模のビジネスを経営されている方々からも、同じ声が上がったんです。

彼らは時間の価値を理解しています。

だからこそ、本質的でないことに時間を取られることを嫌います

機能的な稽古コミュニティという選択肢

僕が提案するのは、伝統的な道場を否定することではありません。道場には道場の良さがあります。

でも、「もう一つの選択肢」があってもいいと思うんです。

機能的な稽古コミュニティの特徴:

  • 目的は「技術向上」に絞る。
  • 余計な付き合いは求めない
  • 参加も不参加も自由。義務感なく続けられる
  • 年齢・経験・立場に関わらず、フラットな関係性
  • 時間を最大限有効に使える稽古設計

このような場があることで、「やりたいけど、道場は敷居が高い」と感じていた人たちが、剣道に戻ってこられるんです。

【設計思想⑤】透明性のある情報発信が信頼を生む

なぜ僕は活動を公開し続けるのか

僕はVoicyやYouTubeで、活動の詳細を定期的に報告しています。

  • 月次の稽古実績
  • 次月の目標と計画
  • 参加者からのフィードバック
  • 上位メンバー向けの質疑応答や試合分析

これは、透明性が信頼につながると信じているからです。

「活動が見える化されているから、安心して参加を決められました。何をやっているか分からない団体だと、ちょっと怖いですよね」

特に大人の参加者は、時間もお金も投資します。だからこそ、「この人について行って大丈夫か」を判断する材料を求めています。

質問文化が学びを加速させる

上位メンバー向けには、質問を積極的に受け付けています。

質問は、学びの深さを測るバロメーターです。

良い質問が出る環境は、それだけ真剣に学んでいる証拠。だから僕は、質問を歓迎します。

次の挑戦:大人向け稽古会をもっと広げる

あなたの「もう一度、剣道を」を応援します

大人向けの稽古会や合宿を、これからもっと展開していきます。

ハードルを下げ、学びを深める設計で、あなたの再スタートを全力でサポートします。

今日から始められる3つのアクション

  1. 入念な準備運動:今日から20分以上かけて、段階的にウォーミングアップを
  2. 一本一本に目的を持つ:「この打ち込みで何を確認するか」を言語化してから打つ
  3. 小さな違和感を無視しない:「ちょっと痛い」は休むサイン。勇気を持って休む

まとめ:行動すれば、景色が変わる

項目数値
最長ブランク28年
参加者満足度100%
重大なケガ0件

大人の稽古会には、子供の稽古とは違う魅力があります:

  • 目的意識の明確さが、学びを深くする
  • 言語化された指導が、「謎」を「納得」に変える
  • リスク管理の徹底が、長く続けられる基盤を作る
  • 機能的なコミュニティが、敷居を下げる
  • 透明性のある運営が、信頼を生む

28年のブランクがあっても、遅すぎることはありません。「もう一度、剣道と向き合いたい」――その気持ちがあれば、必ず道は開けます。

今日のこの記事が、あなたの一歩を後押しできますように。

最後に:この記事を読んで「自分も参加してみたい」と思った方、ぜひ稽古会に参加していただければ嬉しいです!あなたの再スタートを、心から応援しています!

日本一の経験をすぐに聞ける環境に!
あなたの剣道を変える。

剣道で本当に強くなりたいですか?

梶谷彪雅が あなたの試合を個別分析 し、具体的な改善点を直接アドバイスします!

📊 2つのメンバーシップ

プレミアム会員(990円/月)

  • 梶谷による個別試合分析
  • 限定チャット参加権
  • 日々の成長を共有する「剣道ノート部屋」
  • 限定映像・活動報告

サポーター会員(290円/月)

  • 剣道普及活動への応援
  • 限定映像・活動報告

⏰ なぜ今すぐ参加すべきか

現役生の練習時間は限られています。

何を直せばいいか分からない稽古を続けますか?
それとも日本一の視点で課題を明確にし、確実に成長しますか?

「昨日の自分を超える」仲間と一緒に、本気で剣道に向き合いませんか?

よかったらシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次