最終調整は「動き続ける足」と「打ち切る力」|全日本予選1週間前の過ごし方

試合1週間前、最後に何を整えるべきか
いよいよ来週7月19日、全日本選手権の予選です。お子さんの試合も、近い方が多いのではないでしょうか。試合直前の「最終調整」で、最後に何を整えるか——これで本番のパフォーマンスは大きく変わります。
今日は、僕自身が予選に向けて意識している「最後まで動き続けられる足作り」と「打ち切る力」、そしてメンタルの整え方を、正直な今の状態とあわせてお伝えします。
やれることは、やってきた
この予選に向けて、やれることはやってきたと思っています。新宮剣志館さんの合宿に参加させていただいたり、佐久長聖高校さんの稽古にお邪魔したり。自分自身でも、ランニング、坂ダッシュ、素振り、ジム——いろんなことを積み上げてきました。
昨日は、鹿島学園高等学校さんの講演会に参加させていただき、その前には、子どもたちを喜ばせたくて、波崎修武館さんにサプライズで顔を出させてもらいました。こうして各地で稽古させてもらえること自体が、本当にありがたいことです。

良くなった部分と、残る課題「打ち切る力」
正直に、今の状態をお話しします。地稽古の中では、まだ後半にきつくなる、打ち切れずに後打ちを打たれる、気のつなぎができず崩されて打たれる——試合感覚は、まだまだ足りません。
ただ、以前より少しずつ良くなっている実感もあります。打突力、振り、引き技へのつなぎ、応じ技の遅れ——気になっていたこれらは、毎日の素振りと、合宿できつい素振りを乗り越えたことで、かなり改善してきました。
一方で、まだ甘いと感じているのが「打ち切る力」です。打ってからの寄せのスピードや、打ってからの決め方ですね。ここは技の練習がまだできていないぶん、もっと決めきり、もっと打ち切らないといけないと感じています。残り少ない期間ですが、ここを調整していきます。
ラスト1週間は「足さばき」と「決めきる力」
試合前の調整は、段階があります。僕はいつも、こう組み立てています。
- 2週間前〜1週間前:しっかり追い込み、技術系の練習をやり込む
- ラスト1週間:技を外さない・決めきる練習+メンタルの調整に絞る
だからこの1週間は、最後まで動ききる足さばきと、打ち切れる・決めきれる力——ここに取り組んでいきます。追い込む段階は、もう終わりです。ここからは仕上げの段階です。
最後の課題は「メンタル」——プラスに持っていく
正直、まだ「絶対勝てる」と思い切れていない自分がいます…
実は、これが今の大きな課題です。「絶対いけるんだ」「絶対勝てる」という気持ちや、優勝したイメージを具体的に持っておかないと、それは実現しません。これは、これまでも言ってきたことです。
でも先日、Voicyで自分の弱さや不安を、そのままの感情でお話ししました。すると、「まだプラス思考に持っていけていない自分」に気づけたんです。この気づきこそが大事だと思っています。弱さを言葉にすると「このままだと負けてしまう」と分かる。だからこそ、そこを切り替えて「絶対いける」「強い気持ちで戦う」へ持っていく。
中学・高校時代も、このメンタリティだったからこそ、いいパフォーマンスが出ていました。だから、不安な状態に持っていかないことが大切。課題が「打った後の寄せ」なら、寝る前に、できているイメージや、優勝しているイメージを思い描きながら眠る。最後はポジティブな状態に持っていきます。
ポイントは、メンタルの持っていき方が早すぎてもダメだということ。「もう明日、最高の状態です」では良くない。常に100%・120%でいるのは難しいので、「ここまでやってきたんだ」と自信に変えて、試合当日にちょうど100%になるよう、少しずつ高めていくんです。
食事・疲労管理・スケジュールの整え方
体づくりの面でも、いくつか意識していることがあります。
- 食事:1週間前は食事量・炭水化物を多めに取り、徐々に普通の食事へ戻す
- 疲労管理:早めに寝る、練習時間を長くしすぎない、午前午後の合宿のように追い込みすぎない
- 大前提:試合当日に体調を崩しては意味がないので、この1週間は無理をしすぎない
今回、少し悩ましいのが、試合の前々日の夜に個別指導が入っていることです。移動で体が硬くなってしまうのが注意点です。前日の朝、始発でできるだけ早く帰り、昼過ぎに戻ってから、少しだけ打ち込みで意識的に決める練習をして、本番に持っていくつもりです。
この個別指導、受けるかどうか迷いました。試合に専念する選択もありました。でも、依頼くださった方も、県予選前の最終調整というタイミングです。僕が受けずに、他の方の指導だけに携わるのも申し訳ない。だから受けて、しっかり帰って疲労回復させて、両立できるように頑張ります。指導では「気持ちよく打たせること」を大事にしていますが、試合前で自分は打たせたくない感覚もある。だからこそ、翌日はパッと切り替えて、打ち込みで最終調整をしようと考えています。

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まとめ:挑戦期間、気持ちを高めて本番へ
昨年の予選は、足が止まって、応じ技が中途半端になり、打たれてしまいました。今年は、中途半端に迷わないようにやっていきたい。そのための最終調整です。
この1週間で意識するのは、最後まで動き続けられる足、打ち切る力、そしてプラスのメンタル。追い込む時期は終わり、仕上げていく時期です。
試合が近い皆さんも、同じです。挑戦期間、しっかり気持ちを高めて、体の疲労も回復させながら、最高のパフォーマンスで試合ができるように——一緒に頑張っていきましょう。
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