佐久長聖高校の稽古がすごい|強豪校の練習メニューを体感した話

強豪校の稽古は、なぜこんなにすごいのか
先日、長野県の強豪・佐久長聖高校さんの稽古に参加させていただきました。
男子団体・女子団体でインターハイ出場、さらに1年生の選手が個人戦で県を制するという快挙もあり、本当にすごいチームです。
今日は結果報告ではなく、実際に稽古に参加してみて感じたこと——強い理由が詰まった練習メニューを、日本一9回の僕の目線でお伝えします。
お子さんの稽古のヒントに、ぜひ。
- うちの子の稽古、これで合っているのか正直不安
- 強豪校がなぜ強いのか、その中身がよく分からない
- 家や道場で、稽古の質を上げるヒントが欲しい
まずは、僕がいちばん面食らった「素振り」の話からいきましょう。
素振り30分で、体力の9割を持っていかれた
まず素振りを30分ほど。
正面素振り、左右面素振りなどを100本単位で振っていき、途中で先生の「やり直し」が入って、合計で600本ほど。
さらに、僕がYouTubeで公開しているHIIT(ヒート)素振り——数十秒連続で振って10秒休憩、また連続、を繰り返すサイクル素振り——も取り入れてくださっていました。
自分で作っておきながら、最近やっていなかったので、正直めちゃくちゃきつかったです(笑)。
30分、休憩なしで間髪入れず、次々次々。気を抜く隙がなく、この30分で体力の9割を持っていかれ、腕はパンパンになりました。
僕も毎日素振りをルーティンにしていますが、朝起きて一発目にやるので、体が温まった頃にやめてしまっている。
「目覚めのための素振り」から「しっかり追い込む素振り」へ——見直すきっかけになりました。
きつかったのは、素振りだけではありません。次は、打ち込みと切り返しの話です。

「打ち込み」も「切り返し」も、全部つながっている
面をつけてからは、打ち込みを20本。全力でやるのはもちろん、振り返り際に両サイドの生徒さんがいて、遅いと背中を押される。
振り返った瞬間に、次の準備を早くする意識づけです。これもきつかった。
切り返しも独特でした。
ふつうの切り返しに加えて——面を打って切り返し、最後の面のあとに小手、突き、胴の切り返し、逆胴で決めて抜ける。すると元立ちが近づいてきて、今度は元立ちが引き技を打つ。
切り返しの中に、引き技・突き技・逆胴まで組み込まれているんです。
技の練習も「面だけ」がありません。面→小手面→小手面、そのあと元立ちがついてきて引き技——といったように、すべてがいろんな組み合わせで成り立っている。
普段からこのパターン稽古を「次々」の頭でやっているからこそ、地稽古でも技が途切れずつながるんだと感じました。
「次々」が口ぐせになるくらい、とにかく止まる隙がないんです
このつながりを意識する頭は、追い込み稽古にもそのまま活きていました。
道場1面でも工夫する「引き技の追い込み」
道場は1面分しかないので、追い込みは斜めのスペースを使って行います。
今回は引き技にフォーカスしてくださっていて、こんなメニューでした。
- 引き面を連続5回打ち、最後に担ぎ面で決める
- 引き面を連続で打ちながら、最後に引き技で決め切る
連続で打つ中で、最後の「試合でここぞ」という1本をしっかり決め切る——ここまで練習に落とし込まれていました。
そして最後は、そのインターハイ組との試合。ここで僕は、悔しい思いをすることになります。
インターハイ組との試合で、大将戦を落として悔しかった
先に打ったはずなのに、差し込まれて負けてしまいました…
最後は、男子団体のインターハイ出場メンバーと試合をさせていただきました。2分1本勝負で、僕は大将。
最後に面を先に打ったはずが、差し込まれて負けてしまい、これがめちゃくちゃ悔しかったです。
後半は足も止まり、上半身も振れず、引き技も出せず、相手ペースに飲み込まれてしまいました。
でも——疲れた中でも動いて、1本取らないといけない。そう考えると、日頃からちゃんと練習しておくことの大切さを、痛感しました。
筋トレやトレーニングはしていても、間合いや細かい技の出し方は、普段から練習していないと試合では出ません。
修行不足を感じた分、予選に向けて頑張ります。
この悔しさを通して、強豪校が強い理由が、より一層はっきり見えてきました。
強豪校が強いのには、ちゃんと理由がある
面付けもタイマーで測り、「誰が一番早くつけられるか」を競い合う。
細かいところ、意識のところまで徹底している——本当に素晴らしかったです。
強豪校が強いのには、強い理由がある。それだけやっているからこそ強いんだと、改めて感じました。
今回の練習メニューやパターンの意識づくりは、YouTubeでも公開予定です。「こんなすごい稽古をしているんだ」と、ぜひ見てみてください。
それでは、今日の学びをお子さんの稽古にどう落とし込むか、まとめていきましょう。

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まとめ:普段の稽古を「つなげて」「追い込む」
今日の学びを、お子さんの稽古に置き換えると、こうなります。
- 素振りは「目覚まし」で終えず、しっかり追い込むところまで
- 技は単発で終えず、次の技・引き技へつなげるパターンで
- 連続打ちの最後に、「試合でここぞ」の1本を決め切る
強豪校の稽古を全部真似するのは難しくても、「つなげる意識」と「最後まで追い込む」という考え方は、今日から取り入れられます。
一緒に、稽古の質を上げていきましょう。
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