📢 講演会・稽古会のご依頼はこちらをクリック

試合会場で親がやるべきこと|八段の先生が娘に指導しない理由が深すぎた

この記事は、梶谷彪雅のVoicy(2026年1月26日放送)の内容をもとに、ブログ用に再構成したものです。

目次

試合会場で、つい「こうしろ!」と言いたくなっていませんか?

お子さんの試合会場。緊張しているのは親の方かもしれません。

「もっと前に出ろ!」「今、打て!」「なんで打たないんだ!」——つい大きな声でアドバイスしたくなる瞬間、ありませんか?

先日、関西選抜大会を観戦しに行った時、八段の木和田先生から衝撃的な一言をいただきました。「保護者のアドバイス」に対する考え方が、180度変わる話でした。

今日はその話と、保護者が試合会場で本当にすべきことをお伝えします。

関西選抜大会で、木和田先生とお会いできました

1月24〜25日に行われた関西選抜大会。中学生と小学生の部を応援しに足を運びました。

会場では、たくさんのお子さんたちから「写真を撮ってください」「サインをください」と声をかけていただきました。本当に嬉しかったです。

そこで偶然、木和田先生(八段)とお会いする機会をいただきました。娘さんが出場されていて、審判ではなく純粋な応援として観客席にいらっしゃったんです。

木和田先生は、僕が学生時代に剣道から離れそうになっていた時期、真摯に向き合って心の支えになってくださった恩人のお一人です。久しぶりの再会で、指導方法や考え方をじっくりお聞きしました。

「俺は子どもに指導しない」——八段の先生が語った衝撃の一言

木和田先生の娘さんは、学校の剣道部に所属されています。指導者は若い先生——大学を卒業したばかりの25歳くらいの方とのこと。

普通なら、八段の先生が目の前にいれば「指導してあげてください」という場面です。でも木和田先生はこう言いました。

俺は全く指導しない。そこで出しゃばったらいけないと思ってる。こっちが先生にお願いしますって預けてるんだから、それは全部先生に任せてること。こっちが出しゃばることじゃない。

木和田先生(八段・梶谷彪雅の恩師)

これを聞いた時、正直、背筋が伸びました。

八段の先生が、自分より遥かに経験の浅い25歳の指導者を完璧に立てる姿勢。これ、簡単にできることじゃありません。

でも、アドバイスしないと子どもが可哀想な時もあるんじゃ…?

この気持ちはよくわかります。でも、木和田先生の考え方はこうです。

「先生にお願いして預けた」時点で、指導権は先生のもの。保護者や外野が口を出すと、指導者の立場が崩れ、子どもは「誰の言うことを聞けばいいのか」と混乱します。結果として、一番損をするのはお子さん自身です。

「子どものため」と思ってしたアドバイスが、実は子どもの成長環境を壊している——これは剣道に限らず、スポーツ全般で起こっている問題です。

なぜ「出しゃばらない姿勢」が、子どもを伸ばすのか

理由①:指導者への信頼を守ることが、子どもの成長を守る

お子さんが「親は先生を信頼しているんだ」と感じると、先生の指導を素直に受け取れるようになります。

逆に親が「先生のやり方はどうかな」と疑う姿を見せると、お子さんは指導を半信半疑で受け取る。吸収スピードが一気に落ちるんです。

理由②:指導者が自信を持って指導できる環境になる

若い指導者ほど、保護者の視線を気にします。

保護者が出しゃばらず、信頼して預けてくれる環境では、指導者が伸び伸びと持ち味を発揮できる。それが結果として、お子さんへの指導の質を上げます。

理由③:お子さん自身の「自分で考える力」が育つ

親が「こうしろ、ああしろ」と言わない環境では、お子さんは自分で考えるしかありません。

試合で打たれた時、負けた時——その振り返りを自分で行う習慣が、最終的に「強さ」の土台になるんです。

「もっと強くなりたい」を、ここで叶える。

全国大会9回優勝の梶谷彪雅が、あなたの剣道を直接指導。試合分析・技術解説・質問し放題の環境がここにあります。

木和田先生が教えてくれた、竹刀操作の練習法

ちなみに木和田先生に「どんな指導をされていますか?」と伺ったところ、最初に出てきたのが「竹刀操作」の話でした。

多くの先生は「足さばきが一番」とおっしゃることが多いので、これは新鮮でした。

竹刀操作の練習法:相手が構えている竹刀に対して、当たらないようにくるくる回す。そして目をつぶっても当たらないように回せる状態を作る。これができるようになると、「ここだ」と思った瞬間に竹刀を自在に操作できるようになる。

届かなかった打突が届くようになるのは、足さばきよりも竹刀操作能力が大きい——木和田先生の哲学です。

この話、ぜひお子さんに伝えてあげてください。「八段の木和田先生が大事だって言ってたよ」と一言添えるだけで、受け取り方が変わります。

梶谷彪雅による個別指導の様子

その場で癖を直す直接指導
初回ヒアリング無料。現状をお聞かせください

今日からできる3つの一歩

一歩①:試合会場での「アドバイス禁止」を自分ルールにする

試合中、客席から聞こえる親の声は、お子さんにとって味方であると同時にプレッシャーでもあります。

応援の「頑張れ!」はOK。技術指導の「もっと前に出ろ!」はNG。この線引きを、今日から意識してみてください。

一歩②:試合後の会話は「感想を聞く」から始める

「なんであそこで打たなかったの?」ではなく、「今日の試合、自分ではどうだった?」

評価する前に、お子さん自身の振り返りを聞く。これだけで、お子さんの「自分で考える力」は確実に育ちます。

一歩③:指導者への「信頼」を、お子さんの前で言葉にする

「今の先生にお願いしてよかったね」「先生を信頼して頑張ろう」

この一言があるだけで、お子さんは指導を100%吸収できる状態になります。逆に親が陰で先生の愚痴を言っていれば、どれだけいい指導も半分しか伝わりません。

まとめ:一番強い保護者は、一番「出しゃばらない」保護者です

八段の先生が、若い指導者を完璧に立てる。自分の娘にすら指導せず、全てを任せる。

この姿勢は、僕らが簡単に真似できるものではありません。でも、「近づこうとすること」はできます。

アドバイスしたくなる気持ちを抑えるのって、本当に難しいですよね…

わかります。僕も父親として、つい言いたくなる瞬間があります。

でも、「言わない」という選択こそが、子どもへの最大の信頼です。お子さんは、親に信頼されていることを感じれば、自分で立ち上がる力を育てていきます。

木和田先生に教わった、一生忘れない指導哲学。ぜひ今日から、ご家庭で試してみてください。

今後の発信を見逃したくない方は、公式LINEでお知らせを受け取ってください。剣道の指導現場で得た学びや新しい記事の通知をお届けします。下の案内からワンタップで登録できます。

「もっと強くなりたい」を、ここで叶える。

全国大会9回優勝の梶谷彪雅が、あなたの剣道を直接指導。試合分析・技術解説・質問し放題の環境がここにあります。

日本一9回・梶谷彪雅による直接指導の様子

個別指導・講演会

日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。

マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。

  • 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
  • 道場・学校・ご家庭の個人稽古、いずれも対応可能
  • 初回ヒアリング無料。まずは現状を聞かせてください

※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼もこちらから承っています。

よかったらシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次