大学剣道部からコラボ依頼が届いた|生徒主導の広報が剣道界を変える

「うちの剣道部、もっと魅力を発信したいんです」「強くなるだけじゃなく、憧れられる部活にしたいんです」――こんな声を、最近本当によく聞くようになりました。
剣道人口の減少が叫ばれる中、部員を集めるのは「強さ」だけじゃ難しい時代に入っています。実際、ここ数年で各校・各団体のSNS発信は確実に増えてきました。
そんな中、先日ある大学からYouTubeコラボレーションのご依頼をいただきました。しかも、依頼してくれたのは監督ではなく「生徒本人」。この事実が、僕にはとても刺さりました。
本記事では、まだ確定前のご依頼の裏側を共有しながら、これからの剣道部に必要な「広報意識」と「行動力」について書いていきます。
今回の記事で受け取れることは下記のとおりです。
- 生徒主体で広報を動かすこれからの剣道部の姿
- 大学剣道部にも訪れる「部員の奪い合い」時代
- 梶谷が考えるコラボ動画の4つの企画案
- 「完璧じゃなくても動き出す」覚悟が結果を変える理由
監督ではなく「生徒」が依頼してきた、という事実の重み
今回のご依頼で、僕がいちばん感動したのはここでした。生徒主体で広報部を立ち上げ、生徒本人が連絡してきたこと。
普通、外部とのコラボは監督や指導者が動きます。でも今回は違いました。
「インスタもYouTubeも、これからの剣道部に絶対必要だよね」――この意識を、生徒たち自身が持っている。これが本当に素晴らしいんです。
男女合わせて部員約80名と聞いて「もう十分憧れられているじゃないですか」と返したら、「いえ、まだまだ足りません」と。この危機感こそが、5年後10年後の差を生むと僕は思っています。
大学剣道部にも、必ず来る「部員の奪い合い」時代
少し冷静に未来を見つめてみます。
| これまで | これから |
|---|---|
| 剣道部に入る生徒は多い | 剣道経験者そのものが減少 |
| 強豪校・有名大学に自然と人が集まる | 知名度だけでは選ばれない |
| 「部活で勝つこと」が広報の中心 | 「日常・人柄・価値観」の発信が決め手に |
| 口コミ・先生の紹介で進路が決まる | SNSで「ここで剣道がしたい」と感じてもらう |
大学は、ある程度集中するから人数が極端に少なくなるわけではありません。でも、「どの大学で剣道をやるか」を選ぶ基準は、確実にSNSへ移っていく。これは断言できます。
すでに動いている大学・チームがある
Instagramで先輩のプロフィールを投稿している大学はすでにいくつもあります。「中の人の顔と空気感が見える」ことが、保護者と高校生にとって最大の安心材料になっているんです。
そして今、その最先端を走ろうとしているのが「YouTubeで外部の人とコラボする」大学です。今回ご依頼いただいた大学は、その挑戦をしようとしている。これが本当に大きい。
梶谷を選んでくれたのは「挑戦」だと思う
正直なところを書きます。YouTuberとしての梶谷彪雅は、まだ駆け出しです。長年積み重ねた信頼と実績がある人と比べたら、まだまだ。
だからこそ、僕を人選してくれたこと自体が大きな挑戦だと思っています。安全策ではない選択。「新しい風を入れたい」という意思が、人選にそのまま表れているからです。
「まだ確定はしていません。OBの方の中には反対の声もあるかもしれません」――そう正直に伝えながら、それでも企画を持ち込んできた。この誠実さに、僕も全力で応えたいと思いました。
梶谷が考えるコラボ動画「4つの企画案」
Zoomの中で、僕の方からこんな企画を提案させていただきました。せっかくコラボさせていただくなら、表面的な紹介で終わらせたくないからです。
- 練習風景動画:日常の稽古の空気感をそのまま見せる
- 監督対談:「勝利重視か、人間形成か」など方針をリアルに引き出す
- 生徒対談:活躍選手と非レギュラー選手、両方の物語を発信
- 全日本学生に向けたストーリー型動画:練習→挫折→成長→本番までを追う
監督対談で聞き出したいこと
面白いのが、生徒からのリクエストです。「監督が別の本業を持ちながら指導している関係で、どこまで勝ちを狙うのかが私たちにも見えていない部分がある。そこを聞き出してほしい」と。
これは外部の人間だからこそ聞ける質問です。普段聞きにくいことを、コラボの場でフラットに語っていただく。これだけで、部の方向性が言語化されて、生徒全員の納得感が一気に変わります。
「活躍してない選手」にこそスポットを当てたい
強い選手だけがフォーカスされると、「ここは強い人しか入れないのかな」と高校生に思われてしまいます。これは絶対に避けたい。
だからこそ、レギュラーに入れていない選手・チームを引っ張る役割の選手・日常生活で活躍している選手にもスポットを当てます。「ここなら自分も居場所がありそう」という安心感が、部員集めの最強の武器になります。
全日本学生までを「ストーリー型」で追う
これは僕が密かに一番やりたい企画です。
練習で必死に強くなる
→ どこかで挫折を経験する
→ それを越えて本番へ向かう
→ 全日本学生で「逆転劇」を掴む
――この物語を、追いかけるドキュメンタリー形式で残す
剣道は「結果」だけ切り取られがちです。
でも、本当に人が共感するのは結果に至るまでの過程。ここを残せたら、その動画は次の代へ、その次の代へと受け継がれる「部の財産」になります。

個別指導・講演会
日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。
マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。
- 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
- 道場・学校・ご家庭の個人稽古、いずれも対応可能
- 初回ヒアリング無料。まずは現状を聞かせてください
※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼もこちらから承っています。
「完璧じゃなくても動き出す」これが結果を変える
今回のご依頼で、僕が一番学ばせてもらったのはここです。
この大学の生徒たちは、OBの全員の同意を取ってから動いたわけではありません。監督の許可はあっても、OBや関係者の中には反対意見が出るかもしれない。それを承知の上で、まずZoomを設定し、僕に企画を持ちかけてきました。
「絶対これ実現するんで待っててください」「絶対なんとかします」――この覚悟ある言葉が、本当に印象に残りました。
完璧主義は、たいてい「動かない言い訳」になる
剣道部の改革も、進路選択も、ビジネスも、全部同じです。完璧に準備してから動こうとすると、その「準備」が永遠に終わらない。
先に動き出す。完璧じゃなくても、まず連絡する。動き出してから精度を上げていく方が、結果的に早く、確実に目的地に辿り着けます。
万が一、部単位でのコラボが実現しなかったら?
正直、まだ確定ではありません。OBや関係者の反対で、最終的に流れる可能性もゼロではない。
でも、そうなったら声を上げてくれた生徒たち数人と一緒に、別の形でやりましょうと冗談交じりにお伝えしました。「24時間かかり稽古チャレンジ」みたいなYouTuberっぽい企画でも何でもOK。
大事なのは「行動を起こした人を絶対に置いていかない」こと。せっかく勇気を出して連絡してくれたんだから、何かしらの形で報いたいと思っています。
今日からあなたができる3つの小さな一歩
「うちの剣道部・道場でも何か発信したい」と思った方に、まずこの3つから始めてみてほしいです。
まとめ:剣道部の魅力は「強さ」だけじゃない
本記事の要点を整理します。
- 大学剣道部にも「部員の奪い合い」時代が確実に来る
- 選ばれる基準は強さだけでなく、日常・人柄・価値観の発信
- 生徒主導で広報を動かす部が、5年後10年後の覇者になる
- コラボ動画は「練習風景+監督対談+生徒対談+ストーリー型」の4本柱
- 非レギュラー選手の物語こそ、保護者と高校生に刺さる
- 完璧じゃなくてもまず動き出す。精度は後から上げればいい
剣道は「強さ」だけじゃありません。そこにいる人の生き方、日々の積み重ね、仲間との関係性――こうした見えにくい価値こそ、剣道の本当の魅力です。
大学・高校・道場、どの単位でも構いません。もし「うちでもコラボ撮影をやってみたい」「PRに力を借りたい」と思った方は、ぜひお声がけください。強くなるだけじゃなく、憧れられる剣道部を、一緒に作っていきましょう。








