やらない後悔よりやって後悔|お子さんが伸びる「小さく始める力」の育て方

お子さんの剣道のことで、今「何かしてあげたい」と思いながら、一歩が踏み出せていないという保護者の方は多いのではないでしょうか。
個別指導を受けてみようか。
別の稽古会に連れていってみようか。
でも、忙しいし、お金もかかるし、うちの子に合うかわからない。
そうやって3ヶ月、半年と経って、気がつけば今年もあと少し。こういうご相談、本当にたくさんいただきます。
今日は、年始だからこそお伝えしたい「やらないと達成確率は0%」という、当たり前だけど大事な話をさせてください。
「動ける親」と「3ヶ月何もしない親」の差
たとえば、ダイエットを始めようと思ったときを想像してみてください。
Aさんは「この人いいな」と思ったら、すぐにパーソナルトレーニングを予約します。
Bさんは「もっと安いところはないか」「他にいい人はいないか」と相見積もりを取り始めて、結局3ヶ月何もしません。
これ、お子さんの剣道でも全く同じことが起きているんです。
うちの子に合う先生を、じっくり比較してから決めたくて…
そのお気持ち、本当によくわかります。私自身も、大事な決断のときほど慎重になる気持ちは同じです。
でも現実は厳しくて、その「比較している3ヶ月」の間に、動ける子はどんどん先に進んでいきます。
私は講演会や稽古会でたくさんのお子さんと保護者の方を見てきましたが、すぐに素直に動ける親御さんのお子さんほど、伸びが早いという傾向があります。
判断に迷ったら「死ぬ時」をイメージする
やるかやらないかで迷ったとき、一番いい判断基準があります。
それは「自分が死ぬ時に後悔するかどうか」をイメージすることです。
大げさに聞こえるかもしれません。でもこれ、心理学者トーマス・ギロヴィッチの有名な研究でも明らかになっていて、人は長期的には「やらなかったこと」の方を「やったこと」よりも深く後悔するとわかっています。
あの時、もっと本気で剣道に向き合わせてあげればよかった…
10年後、20年後、お子さんが剣道を卒業したあとの親御さんの口から、こういう言葉が出てくることを私は一番避けたいんです。
お子さんが伸びる親が持っている「動き出す力」3つの特徴
私がこれまで全国で出会ってきた「お子さんが着実に伸びていく家庭」の親御さんには、共通して3つの特徴があります。
特徴①:完璧を待たずに、小さく始める
伸びる家庭の親御さんは、「条件が完璧に揃ってから」を待ちません。
別の道場を見学してみる。
本を1冊買って読んでみる。
YouTubeで気になる指導者を5分だけチェックしてみる。
本当に小さな一歩から始めて、動きながら情報を増やしていくんです。
特徴②:「行動そのもの」はノーリスクだと理解している
たとえば、転職したら大きなリスクですが、転職活動をするだけならノーリスクです。
剣道で言えば、試合に出るのは勇気がいりますが、稽古会に顔を出すだけなら、勝ち負けはそもそもありません。切り返しを1本増やすのと同じで、試してみるだけなら失うものは何もないんです。
剣道も同じで、別の先生に移籍したら大きな決断ですが、個別指導の無料相談をしてみるとか、別の稽古会に1回だけ連れていってみることには、リスクはほぼありません。
動ける親御さんは、この違いをちゃんと区別できています。
特徴③:怖さを「普通のこと」として受け入れている
新しい一歩を踏み出すときに、怖いのは当たり前なんです。大人になればなるほど失敗したくないし、周りの目も気になります。
でも、「怖いからやらない」ではなく、「怖いけどやる」という選択を、伸びる家庭の親御さんは繰り返しています。
私自身、年末に家族と激論した話
正直にお話しすると、私自身も、年越しの夜中の11時半から2時まで、家族と激論をしました。
「家族が大事にできていない。普通の会社員でいいじゃないか。朝行って夜帰ってくる生活でいいじゃないか。なんでそこまでするんだ」と。
これ、100%もっともな話なんです。子どもが小さい時期は今しかないし、私自身、正直どっちを選んでも後悔するとわかっています。
ただ、それでも私が剣道普及、剣道のプロチーム作り、大会作りに全力で挑戦し続けている理由は、「今やらなかったら、死ぬ時に絶対に後悔する」と自分で確信しているからです。
全日本剣道連盟の登録剣士数は、ピーク期と比べて長期的に減少傾向が続いており、特に少年層の落ち込みは深刻です。指導者もどんどん不足しています。
「誰かがやってくれるだろう」では、この素晴らしい文化が本当に先細りしてしまう。
完璧じゃなくてもいい。小さくてもいいから、今日動く。私はこれを自分に言い聞かせながら、毎日を過ごしています。
お子さんの剣道でも、同じ構造です。
「完璧な環境」を探している間に、動けるご家庭はどんどん先に進んでいきます。いつかやろう、ではなく、今日、5分でいいから動いてみる。これが2026年を変える最初の一歩になります。
今日から親子でできる「小さな一歩」3つ
では、この記事を読み終わった「今日」、親子でできる小さな一歩を3つ挙げます。大げさなものは1つも入れていません。
登録してメッセージを送るだけ。お金もかからず、3分もかかりません。「この癖、どう直せばいいか」「次の試合までに何をやるべきか」——その1つを、今日投げてみてください。“ノーリスクで今日できる、一番小さな一歩”は、これです。
30分稽古する必要はありません。10本でいいんです。親御さんが一緒に立ち会うだけで、お子さんのモチベーションは明らかに変わります。「今年は一緒にやるよ」という姿勢が、何より伝わります。
市販の本を1冊読むよりも、私の個別指導やメンバーシップ動画の方が、お子さんの課題にピンポイントで刺さります。親が学んでいる家庭の子は、自然と学ぶようになります。今日5分だけ、のぞいてみてください。
2026年の合言葉は「やって後悔」
最後に、もう一度だけお伝えします。
「やらない後悔」より「やって後悔」。
これを、ぜひ2026年の親子の合言葉にしてみてください。
挑戦と言っても、大きなことをしなくていいんです。
電話1本、本1冊、素振り10本。その小さな一歩が積み重なった先に、お子さんの大きな成長があります。
※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼はこちらから承っています。
迷ったら、動く。今日、小さくてもいいから、動いてみてほしいなと思います。
2026年が、親子にとって最高の1年になりますように。








