1回戦敗退した時の話|負けから学び、次の勝ちにつなげる剣道メンタル

1回戦負け、本当に辛いですよね
大会シーズン。中体連、県予選——勝ち負けがはっきり出る季節です。お子さんが1回戦であっけなく負けてしまった。応援していた親御さんも、本人も、本当に辛いですよね。
でも、これだけは伝えたいんです。日本一9回の僕も、数えきれないほど負けて、何度も大号泣してきました。そして、その負けがあったからこそ、次に進めた。今日は「負けた時に何を考え、どう動くか」というお話です。
僕の「悔しくて大号泣した」記憶たち
正直に振り返ります。僕の剣道のスイッチが入ったのは、負けて大号泣した瞬間でした。
剣道を始めて1年ほど、近くの道場が集まる町の大会。個人戦で準優勝したものの、決勝で一つ上の先輩に負けて、階段の隅で大号泣。お父さんに半ば強制で始めた、嫌々だった剣道に、初めて「悔しい、頑張ろう」というスイッチが入った瞬間でした。
中学の県大会・個人戦ではまさかの1回戦負け。これも大号泣でした。でも監督に「お前はこれで最後なのか。まだ団体戦があるだろう」と厳しく言われ、ハッとした。「俺にはまだ残っているものがある」——団体で全国制覇する、と切り替えられたのを今でも覚えています。
2年生の国体では、調子が上がらず先鋒として力を出せなかった。「僕のせいで、先輩たちの最後の大会のチャンスを潰してしまった」と、自分の弱さに大号泣。
3年の大きな団体戦でも、副将で先に取りながら最後に追いつかれ、本当に悔しい思いをしました。悔しい試合は、ほかにも数えきれません。

天狗だった僕を、どん底に突き落とした一戦
高校1年。全国優勝して天狗になっていた僕は「同級生になんか負けない」と、先輩とばかり稽古して、同級生に目もくれず努力していました。
自信があったのに、ボコボコにされて…心が無になりました。
初めて同学年のトップ選手と戦った時、文字通りボコボコにされました。泣くというより、心が無になる、どん底に突き落とされた感覚。でも、そこからが本当のスタートでした。
「何がダメだったんだろう」と考えながら、雨の中を走り続けた。分からないから先輩に聞き、その同級生にも直接聞いて、「自分に何が足りないのか」をとことん探した。聞いて、行動して、また考えて——だからこそ成長できたんだと、今は思います。
勝っても負けても「学び」がある
この放送を聞いている方は、勝った人も負けた人もいるはずです。でも——どちらにも、絶対に学びがあります。
- 勝った人:勝って兜の緒を締める。次の県・全国に向けて改善を進める
- 負けた人:悔しさを次のステップに変えて、また努力していく
結局、このサイクルをずっと回し続け、行動し続けた人が、最終的にどんどん成長していくんです。日本一はハードルが高いですが、強い人ほど、このサイクルがめちゃめちゃ速い。
「強い人との差」をどう埋めるか
練成会で全国レベルの選手と戦った時、「この人と俺の差は、ここなんだ」と気づける。そこに本気で向かった人は、全国に近づけます。
強い人と戦えない環境でも、大丈夫。近くで負けた相手、自分より少し強い人を見つけて、その差を埋めていけばいい。
そうすれば、そのレベルまでは必ず到達できます。大事なのは「自分の課題は何か」「足りないところは何か」を見つけて、本気で努力すること。これができる人は、絶対に成長します。
面を打って打たれたなら、面打ちを研究する。YouTubeで調べる。小手が外れたなら、小手打ちを先生や先輩に聞く。
手段はいくらでもあります。僕もメンバーシップで、毎月たくさんの試合分析をしています。そういう環境を活用するのも一つの手です。
その努力は、剣道以外でも必ず生きる
負けて悔しい、勝って嬉しい。いろいろあると思います。でも、今回の試合で経験したことを、次のステップにつなげる——これが何より大切です。
そして、この「成長するために頑張った経験」は、剣道だけでなく、必ず人生のあらゆる場面でプラスになります。あの追い込みの苦しさに比べたら、勉強の方が楽しい。あの厳しさに比べたら、この仕事は面白い——そう思えた時、人はそれ以上の力を出せるんです。

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まとめ:1回戦負けは辛い。でも改善するしかない
1回戦負けは、めちゃめちゃ辛い。それは僕が一番よく知っています。でも、辛いからこそ、改善するしかない。たくさん改善して、成長していきましょう。
お子さんが負けて落ち込んでいたら、ぜひ「何が足りなかったかな」と一緒に振り返ってあげてください。その一回の振り返りが、次の勝ちへの第一歩になります。今、苦しい人も、一生懸命頑張っていきましょう。
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