結局、努力しまくっている人が強い|強い選手の”分析”と肉体強化

結局、努力しまくっている人が強い
昨日、オンライン道場で11試合分の試合分析をさせていただきました。だいたい5時間かけて解説する中で、あらためて強く感じたことがあります。
それは「結局、努力しまくっている人が強い」ということ。そして、その努力の”中身”には共通点がありました。今日はその話をさせてください。
成長スピードは、人それぞれ違う
環境の大切さは、これまでもずっとお伝えしてきました。環境があるから努力ができるし、練習量も増える。そのうえで「自分はどう工夫すればいいか」を考えられる人は、めちゃくちゃ成長します。環境がない人は、自分で環境を作り、自分で練習をハードにしていくしかありません。
実際、オンライン道場でも一生懸命に努力量を増やしている人もいれば、活動報告があまりできていない人もいます。彪進会でも、参加するごとに基準がどんどん上がって努力量が増える人、本気で頑張りたいと道場を変えてまで成長した人がいます。
成長スピードは、本当に人それぞれです。1年で一気に伸びる人もいれば、1年経ってもそこまで変わらない人もいる。でも——1年間ちゃんと、伝えたことを一生懸命やってきた人には、少なからず変化が生まれています。これは僕がすごく大事だと思っているところです。

短期間で伸びる人は「肉体強化」をしている
県大会に出られない、市の大会ですぐ負けてしまう——そういう段階では、足さばきができていない、速く振れない、速く動けない、吹っ飛ばされるといった状態です。
そこから「足さばきを強化しよう」「振り幅が大きいからコンパクトに」「小さく打つと打突力が落ちるから、大きく打ちながら打突力を強化しよう」と、課題が一つずつ出てきます。それを一つ一つ克服していけば、成果は必ず出てきます。
そのうえで、短期間で伸びる人は、意識の改革だけでなく「肉体強化」をめちゃくちゃやっている——これが共通点です。
- 強い人は速い
- 強い人は体幹が強い
- 強い人は下半身の力がある
- 強い人は打突力が強く、崩してくるし崩されない
技の種類も、もちろん大事です。個別指導でも技術面はかなりお伝えします。でもそれ以上に大事なのが、左足を蹴るスピード、引きつけのスピード、体幹力、打突力——つまり「速く移動できる・速く打ち出せる・強く打てる」という肉体の土台なんです。
「うまい」と分かっても、”どううまいのか”を分析できていますか
強い選手の動画は見ています。でも、それだけで…
ここが本当に大事なところです。強い選手を見ると、肉体も優れているし、打ちどころもうまい。打っていくのもうまいし、引き出すのもうまい。打ち返してくるところへの応じ技もうまい。
でも——「打っていくのがうまいんだ」「引き出すのがうまいんだ」と分かったとして、”どういうふうに”うまいのかを分析できていますか?
今はYouTubeで全日本選手権をはじめ、いろいろな動画を見られます。それを本気で見て、「自分はどうなっているか」「強い人はどうなっているか」を見比べて、練習に落とし込んでいる人は、どのくらいいるだろう——これが一番気になっています。
振り返ると、僕自身も強い人の研究は、本当にやりました。たとえば逆胴フェイント面も、僕が最初ではありません。高森中学校の先輩が打っていて、同級生も打っていた。それを見て、自分なりに真似してやってみたんです。面打ちが苦手だった時も、ある先生の面打ちを研究している方に教えてもらい、「あの先生はこういう打ち方をするのか」と動画を見て研究しました。高校に上がってからも、先輩方の小手打ちを見て研究し、自分なりに落とし込んで、たくさん練習していました。
研究する、知る。知らないと、努力のしようがありません。まずはここから始めてみてほしいと思います。
研究すると気づく「スピードの差」
研究をしていくと、必ず気づくことがあります。それがスピードの差です。
「打ち方はこうなっているな」「打った後の姿勢はこうだな」「打った時の軌道はこうだな」——具体的な動きのイメージはつかめますよね。そこにプラスして、スピードを見比べてほしいんです。打った後のスピードはどうか。「自分、めちゃくちゃ遅いな」と気づくはずです。
遅いと気づいたら、その差をいかに埋めるかという作業が必要になります。ここが一番時間がかかる。筋肉は、いきなり成長しないからです。打ち方を頭で分かっていても、体で表現できなければ意味がありません。だから左足の力、打った後の右足のスピード、打突力、音の大きさ、声の大きさ、踏み込み力——ここを強化していくんです。
まとめ:真似して、分析して、スピードを合わせる
試合分析を通じて感じたことを、あらためてまとめます。
- 強い人は動きが速く、打突力が強い
- その動きを分析し、自分に何が足りないかを知る
- まず軌道やイメージを頭に入れる
- その後、スピードを一致させる(=肉体強化)
これができると、強い人の動きを、少しずつ自分のものにしていけるんです。そうすれば相手より少し速く動けたり、一本になりやすくなったり、勝てるようになったり、負けなくなったりしてきます。
真似をして、自分を分析して、スピードも合わせられるように努力する。そして肉体を強化していく。「最近あまり分析できていないな」「肉体強化ができていないな」と感じる方は、ぜひ今日から取り組んでみてください。一緒に頑張っていきましょう。

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