当たり前の基準値を上げる|強い人が育つ「環境」の作り方

「当たり前の基準値」を上げると、人は勝手に強くなる
日本一9回の僕でも、ある稽古に参加して「今までの自分の練習は、底辺レベルだったんだな」と痛感させられました。
先日、強豪・佐久長聖高校さんの練習と、ある強豪道場の合宿に参加させていただきました。
そこで強く感じたのが、今日のテーマ「当たり前の基準値が高い環境に、身を置くことの大切さ」です。
- 毎日練習しているのに、なかなか強くなった実感がわかない
- 強い子と自分(うちの子)は、何が違うのか分からない
- 少人数や自宅の環境で、どう追い込めばいいか分からない
まずは、日本一を9回経験した僕自身が「まだまだ甘かった」と痛感した話からお伝えしていきます。
毎日やっているつもりが、まだまだ甘かった
僕はこの日のために、毎日腹筋100回、素振り400本、週1回のジム、坂ダッシュや持久系のインターバル走にも取り組んできました。
それなりにやってきた、というつもりだったんです。
ところが、普段から毎日2〜3時間練習しているチームに入ると、今までの自分の練習が恥ずかしくなるほどレベルが低かったと感じさせられました。
素振りだけで、体力の8〜9割がなくなる。
そういう基準の中で練習することが、本当に大事だと痛感したんです。
では、なぜ強豪の練習はここまでレベルが高いのか。その理由を掘り下げていきましょう。

強豪の練習には、「勝ってきた経験」が反映されている
なぜ強豪の練習はすごいのか。それは、指導する先生自身が「こうやって強くなれた」という経験を、そのまま練習メニューに落とし込んでいるからです。
今回お世話になった合宿でも、世界の舞台も経験されたレベルの高い先生が、ご自身の経験と練習メニューを反映されていました。
佐久長聖高校さんも、これまで何度もインターハイに選手を送り出してきた強豪校です。
練習試合で足りない部分を、練習で補っていく——その積み重ねが、強豪の練習になっているんです。
思い返せば、僕が中学・高校時代に経験してきたのも、まさに基準の高い練習でした。
ただし、ここで勘違いしてはいけない大切なポイントがあります。
ただし「きつければいい」わけではない
ここが難しいところなのですが、「きつければいい」という問題ではありません。
その中に意識ポイントがあり、充実度があり、それらが総合的にマッチして、はじめて良い稽古になります。
たとえば佐久長聖高校さんの号令は、毎回、号令係が変わるんです。
「今日はこれを意識して盛り上がっていきましょう」とみんなが返事をし、応援し、一本一本の技で盛り上がる。
この雰囲気づくりが、本当に大事なんです。
厳しい時こそ、暗くならずに「みんなでやってやるぞ」と盛り上がる。
僕の中学・高校時代も、きつい練習で「日本一!」と大きな声で叫び、後輩が先輩に「長くしてください」と言いに行き、先輩も後輩に声をかけ、互いに盛り上げ合っていました。
これもまさに「基準値が高い」ということだと思います。
では、盛り上がれる仲間や環境がない時は、どうすればいいのでしょうか。
環境がない時こそ、「淡々と追い込めるメニュー」を
盛り上がれる仲間がいない時は、どうすればいいですか?
盛り上がれる環境があれば、ある程度は頑張れます。問題は、そういう環境がない時です。
無心で淡々と、それでもきつく追い込めるメニューを作っていく必要があります。
意識せずとも体力が鍛えられる、そういう練習メニューを考えることが大事だと感じました。
実際、今回の合宿を機に、僕自身の素振りも見直しました。
今まで朝起きて、その場で・ホテルの天井が低いから座って……という素振りだったのを、スクワット素振り、ランジ素振り、ジャンプ素振り、腰を落とした素振りなど、下半身も同時に使うメニューに変えました。
下半身を使うと呼吸も上がり、心拍数も高まります。
技術や基本はもちろん大事。でも、その土台となる基礎筋力の向上も、もっとやらないといけないと感じました。
そして、その小さな積み重ねは、ある「きっかけ」で一気に花開きます。
小さな積み重ねが、「起爆剤」で一気に伸びる
ただし、いきなりきついことをやりすぎても続きません。
だから、今までの「毎日400本」のルーティンが無駄だったわけではないんです。
なんなら、最初は100本からでした。
その小さな積み重ねがあったからこそ、今回の合宿という「起爆剤」で、一気に質の高い稽古へ結びついたんです。
これはまさに、レベルの高い環境に飛び込んだからこそ起きたことです。
「まあこんなもんでいいか」というルーティンワークに、初心を思い出させてくれました。
最後に、今日いちばん伝えたいことをまとめます。

個別指導・講演会
日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。
マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。
- 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
- 道場・学校・ご家庭の個人稽古、いずれも対応可能
- 初回ヒアリング無料。まずは現状を聞かせてください
※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼もこちらから承っています。
まとめ:まずは「基準の高い環境」に飛び込もう
今日の要点です。
- 成長の鍵は「当たり前の基準値が高い環境」に身を置くこと
- ただしきつければいいのではない。意識と雰囲気づくりが伴ってこそ
- 環境がない時は淡々と追い込めるメニューを用意する
- 小さな積み重ねが、環境という起爆剤で一気に伸びる
難しく考えなくて大丈夫です。まずは「いつもより少し高い基準」に触れてみることから始めましょう
お子さんも、行けるならばレベルの高い環境に飛び込んでみることが、本当に大切です。
そうすると「このぐらいの基準でやらないといけないんだ」と自然に引き上がって、勝手に強くなっていきます。
一緒に、基準を上げていきましょう。
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