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竹刀が軽くなる最強の素振り|片手切り返し300本で打突力が変わる理由

この記事は、梶谷彪雅のVoicy(2026年1月28日放送)の内容をもとに、ブログ用に再構成したものです。

目次

「竹刀が重い…」と感じるお子さんに、3分で効く素振り法があります

稽古終盤になると竹刀がブレてくる。試合後半で打突が甘くなる。そんなお子さん、多いんじゃないでしょうか。

僕自身、去年の全日本選手権予選前・全日本都道府県大会前・国体予選前も「重い竹刀と軽い竹刀を交互に1000本」という定番メニューで筋力を上げていました。でも最近、あの1000本より竹刀が軽く感じる「300本の素振り」を見つけてしまったんです。

それが「片手での切り返し素振り」。彪進会や個別指導でも実際に取り組ませていて、結果が出ている方法です。今日はこれを、ご自宅でもできる形で解説します。

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マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。

  • 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
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なぜ「両手の素振り」だけでは筋肉が偏るのか

まず前提から。竹刀って両手で扱う道具ですよね。

両手で振ると、使いやすい方の腕——ほとんどの人は右腕——に自然と力が入ります。これは無意識なので、自分では気づきにくい。素振りも同じで、力が入りやすい方に入るのは、ごく自然なことなんです。

うちの子、右手ばかりで打ってる気がするんですが…

はい、おそらくそうです。これは生活習慣で「右手で箸を持つ」「右手でペンを持つ」を続けてきた結果、剣道でも無意識に右手優位になっているんです。いきなり左手で箸を使えと言われてもできないのと同じで、使っていない筋肉はなかなか動いてくれません。

でも剣道では、本当に大事なのは左手。左手で竹刀を操作し、右手は添えるだけ——これが理想です。

両手で振るだけだと、使えていない筋肉(左手)はいつまでも眠ったまま。素振りを1000本やっても、右手ばかり強くなって左手が置いていかれる現象が起きます。だからこそ、使っていない筋肉を強制的に使わせる「片手の切り返し」が効いてくるんです。

指導現場の実感:右手は振れても、左手が振れない子だらけ

これは彪進会や個別指導で、毎回はっきり見える現象です。

「右手だけで振ってみて」と言うと、利き腕なのでほとんどの子が速く振れます。ところが「左手だけで連続で振ってみて」と言うと——連続で振れない子が、本当にたくさん出てくるんです。

つまり、多くの子が右手の力に頼って打っていて、肝心の左手が育っていない。だから、右手より少しだけ左手を強化する意識を持つだけで、打突は見違えます。

「片手切り返し」のやり方|1セット30本×10セット

基本の1セット(30本)

切り返しと同じ要領で、以下の流れを1セットにします。

①正面打ち → 左手だけで左右面9本 → 正面打ち

②正面打ち → 右手だけで左右面9本 → 正面打ち

③正面打ち → 両手で左右面9本 → 正面打ち

これで1セット。10セット繰り返すと合計300本になります。時間にして5分程度。忙しい日でも取り組める量です。打突できる環境なら打ち込みでもいいですし、ご自宅なら素振りでも構いません。

最大のコツ:「両手のスピードと同じで片手を振る」

ここが一番のポイントです。当然、片手で振ると最初は全然スピードが出ません。小学生だと「1本振るのが限界」という子もいます。

でも、ここで大事なのは「遅くていいや」と諦めないこと

「両手と同じスピードで片手を振る」を目指す。これが目標です。できなくていい。その気持ちで連続で振るから、上げ下げのスピード・竹刀を握る力・瞬発力の全てが鍛えられます。

梶谷彪雅

「片手でそのスピードが出せるなら、両手ならもっと速い」——極論ですが、このイメージを持ってください。できる前提で振るから、できるようになるんです。

なぜ「素振り」ではなく「切り返し」なのか

普通の素振りだと、1本1本で動きを止めてしまいます。これだと筋力はつきますが、実戦で大事な「連続した竹刀操作能力」は育ちません。

切り返しは連続で振り続ける動作。片手で切り返しをやると、「連続して竹刀をコントロールする力」が一気に鍛えられます。普通の両手素振りと、片手切り返しの違いを整理するとこうです。

両手の素振り1000本片手切り返し300本
使う筋肉利き腕(右)に偏る左・右・両手をまんべんなく
動きの質1本ずつ止める連続=竹刀操作能力が育つ
時間長くかかる約5分
体感量はこなせる竹刀が明確に軽くなる

さらに効かせる上級テク|「少し重い竹刀」を使う

片手切り返しが慣れてきたお子さんには、もう一段階上の負荷をかけられます。それが、「普段使っている竹刀より少し重い竹刀」で素振りをすること。重いもので鍛えて、軽いもので試合に出る。これだけで「試合中に竹刀が軽く感じる」状態が作れます。

僕自身の使い分け:試合用=彪雅シリーズ(軽量)。練習用=それより少し重い廉価版(彪雅無双など、セット価格で買えるモデル)。練習でいつもより少し重い竹刀を握り、試合用に持ち替えた瞬間に「軽い!」と感じる——この差が、本番のスピードを生みます。

ただし、いきなり重い竹刀は手首を痛める可能性もあるので、お子さんの体格に合わせて慎重に選んでください。

今日からできる3つの一歩

お子さんの「竹刀が重い」を解消する、具体的な方法を3つご紹介します。

一歩①:まず「左手だけの切り返し9本」から始める

いきなり300本は無理です。まず左手9本、できるようになったら右手9本、最後に両手9本。この小さな1セットから始めてください。

一歩②:「1日100本だけ」を自分ルールにする

毎日300本は大変でも、100本なら3分で終わります。「3分だけは絶対やる」を守るだけで、1ヶ月後のお子さんは別人になります。3分の時間が取れない日は、人生にほぼありません。

一歩③:「両手と同じスピード」を目標に掲げる

遅くなるからといって、遅く振ってはいけません。「両手と同じスピードで片手を振る」を目指して振る。できなくていいんです。目指して振ること自体が、筋力・スピード・操作力すべてを引き上げます。

「もっと強くなりたい」を、ここで叶える。

全国大会9回優勝の梶谷彪雅が、あなたの剣道を直接指導。試合分析・技術解説・質問し放題の環境がここにあります。

まとめ:300本の質は、1000本の量に勝ちます

でも、習慣化が一番難しいんですよね…

その通りです。だからこそ「100本・3分」でハードルを下げて、毎日続けることから始めてください。僕自身、最近は気づけば毎日300本以上振るようになりましたが、スタートは「100本だけは必ず」でした。習慣化こそ、何より大事です。

素振り1000本を両手だけでこなすより、片手を混ぜた300本の方が、竹刀は確実に軽くなる。筋力は「量」ではなく「継続」でつく——これは僕が日本一を9回取る中で、何度も実感してきた真実です。

今日から、ご家庭でぜひ試してみてください。1週間後、お子さん自身が「あれ、竹刀が軽くなった気がする」と言ってくれたら、それがスタートのサインです。

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