剣道のウェイトトレ|パワー・瞬発力・持久力を分けて鍛える3種ローテーション

剣道のトレーニング、「パワー・瞬発力・持久力」を分けて考えていますか?
お子さんの稽古、いつも同じ内容になっていませんか?
「切り返し100本→かかり稽古→追い込み」の繰り返しだけでは、実は剣道に必要な筋力の一部しか育っていません。
僕自身、最近ウェイトトレーニングを学び直した結果、「パワー・瞬発力・持久筋力は別物」という当たり前の事実に改めて気づかされました。今日はその内容をシェアします。
剣道に必要な3種類の筋力
①パワー(力)
リンゴをギューッと5秒かけて割るような、じっくり力を出す筋力。
②瞬発力
同じリンゴを1秒で「パキッ」と割る筋力。剣道の打突スピードに直結します。
③持久筋力(遅筋)
マラソン選手のような動き続ける筋力。延長戦や団体戦での勝ち上がりに必要。
この3つは鍛え方が全く違います。切り返し100本は持久筋力、重いバーベルでのスクワットはパワー——同じトレーニングでも効果が別物なんです。剣道で勝つには、3種類を計画的にローテーションする必要があります。
僕が実際に学び直したトレーニング方法
僕がずっとやっていたのは、「2回しかできない高重量でパワーを鍛える」やり方でした。
クォータースクワットで100kg→120kg→140kg→160kg→180kg→190kgと重量を上げていく。デッドリフト・ランジスクワットも同じ。
それだけやってたら、剣道のスピードは上がるんじゃないですか?
これが落とし穴でした。教わったのは「それだけだとパワーはつくけど瞬発力にはつながらない」という事実です。
ボディビルダーが「使えない筋肉」と言われるのと同じ。パワーはあっても、一瞬で爆発する力は別のトレーニングでしか育たないんです。
3種類の筋力を分けて鍛える具体メニュー
パワートレーニング(2回しかできない重量)
スクワット・デッドリフト・ベンチプレス・スカルクラッシャーを2回×セットごとに重量を上げる。休憩は4〜5分と長めに取る。
瞬発力トレーニング(12回×2セット+10回×2セット)
12回がギリギリできる重量で2セット、その後10回でギリギリの重量で2セット。合計4セット。休憩は3分程度。
ポイントは動作の速さ。
持久筋力トレーニング(20〜24回×セット)
瞬発力の半分の重量で倍の回数。休憩は1分半程度。剣道の「動き続ける筋力」はこれで鍛えます。
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1ヶ月4週でローテーションする
3種類すべてを毎週やるのは効率が悪い。週ごとに目的を絞ってローテーションします。
1周目:パワートレーニング/2・3周目:瞬発力トレーニング/4周目:持久筋力トレーニング。これを1ヶ月で1サイクル。次の月は再びパワーから始める。3種類すべてをバランスよく鍛えながら、どれも衰えさせないのがローテーションの狙いです。
これまで僕は、パワートレーニングばかりやって瞬発力・持久力が育たない期間が長くありました。サイクルを変えるだけで、得られる筋力の幅が広がると今は実感しています。
剣道の「かかり稽古」「100本切り返し」はどう位置づけるか
1時間かかり稽古・100本切り返しは、持久筋力を鍛えるトレーニングです。
これはこれで、団体戦や延長戦で勝ち上がるために絶対に必要。ただし「かかり稽古だけではパワーと瞬発力が足りなくなる」という認識を持つべきです。
だからこそ、別枠でウェイトトレーニング・重り付き陸トレ・重り付きおんぶダッシュを組み合わせる。これが強い選手の稽古メニューの共通点です。
今日からできる3つの一歩
今のメニューがパワーなのか瞬発力なのか持久力なのか、毎回トレーニング前に言語化するだけで質が変わります。
「今週はパワー週」「来週は瞬発力週」と決めてしまえば、迷いません。1ヶ月で1サイクルを守ってみてください。
同じ重量でも「下ろすゆっくり、上げる速く」を守るだけで、瞬発力は確実に鍛えられます。
まとめ:剣道の稽古だけでは「パワー」は鍛えきれない
小学生の子どもにもこれを?
ジムに行く必要はありません。考え方を応用するだけでOK。次回の記事では、小学生・中学生向けの自宅でできるトレーニング法を解説します。
剣道はパワー・瞬発力・持久力のすべてが必要な総合競技。どれか1つだけ鍛えても、試合では勝てません。
考え方を知れば、日々の稽古も変わります。ぜひ今日から、「この稽古はどの筋力を鍛えているか」を意識してみてください。

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