良いものを、できるだけ多くの子に|講演会の参加費と「VIP理論」

「できるだけ多くの子に来てほしい」——参加費という、深い悩み
今日は、正直に「僕が今、本気で悩んでいること」をお話しさせてください。テーマはイベントの参加費。お金の話ですが、これは「剣道をどう広げるか」という、僕の根っこにつながる悩みなんです。
クラウドファンディングで主催の権利をご支援いただき、9月20日に茨城県で栄花先生の講演会を開催させていただきます。剣道の本質、そして基本の大切さを伝えてくださる、またとない機会。だからこそ——一人でも多くの子に、来てほしい。でも、それが難しいんです。
なぜ、参加費はこんなに悩ましいのか
僕の稽古会・彪進会は、昨年から少し値上げをして、小中学生は9,000円、高校生以上は11,000円でやらせていただいています。少数精鋭で、一人ひとりを改善まで丁寧に持っていく——その価値があるからこその金額です。
では、栄花先生の講演会は、それより高くするのか、安くするのか。ここで、頭がぐるぐるしています。
栄花先生は、全日本選手権でも活躍された剣道のプロフェッショナル。経験も知見も、僕よりはるかに豊富で、いわば”歩く辞書”のような方です。価値で言えば、僕の稽古会より全然上。でも、高すぎると「高いから無理だ」と諦める人も出てしまう。それは、すごくもったいない——。
価値があるなら、高くてもいいのでは…?
そこなんです。価値があるのは分かっている。でも「剣道を普及させたい人間」としては、金銭的な理由でチャンスを逃してほしくない。「強くなりたい」「基本を学びたい」「この空間を体験したい」——どんな目的の子も、来てよかったと思える場にしたい。この両立が、本当に難しいんです。

ヒントは「飛行機のVIP理論」にありました
考えているうちに、ある本で読んだ「飛行機のVIP理論」を思い出しました。これが、すごくヒントになるんです。
飛行機を1回飛ばすには、莫大な費用がかかります。座席には、エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネス・ファーストと、価格に大きな差がありますよね。ここに、大事な仕組みが隠れています。
もし「みんな平等に」と、広いファーストクラスを全部取っ払ってエコノミー席を増やしたら、どうなるか。席は増えても、一席あたりの単価が下がって、運航費をまかなえず赤字になってしまう。すると結局、エコノミーの人たちが、その赤字を割り勘で負担する=みんなの料金が上がるんです。つまり——「高いお金を払うVIPがいるからこそ、エコノミーの人は安く乗れる」。これがVIP理論です。
この考え方を、講演会に当てはめると
この「VIP理論」を講演会に応用すれば、小学生・中学生など、下の世代の参加費をできるだけ抑えることができるんじゃないか。今、そう考えています。具体的には、こんなアイデアです。
- VIP向けの特別枠(地稽古の権利や、ゆっくり話せる時間など)を用意する
- その分、一般参加者はできるだけ安くできる仕組みにする
- 参加できない人向けに、見学だけのチケットも検討
- 大人数で全員と地稽古は難しいので、「地稽古の権利」も枠として用意
さらに、小学1・2年生など「まだ内容は難しくても、この空間を体験したい」という子には——スポンサーさんを募り、ご支援で”無料招待枠”を作る。「この子たちのために支援したい」という方に、納得のリターンを用意して、子どもたちに還元する。そんな手もあるんじゃないかと思っています。
それでも残る、「これでいいのか」という葛藤
正直に言うと、仮の金額はもう出しています。それだけの価値がある講演会だと、分かってもいる。でも——「剣道を普及させる人間として、本当にやるべきことはこれなんだっけ?」という葛藤が、消えないんです。
イベントには、交通費も、体育館の費用も、クラファンの諸経費もかかります。全員無料にはできない。僕の本音は、「赤字にならない程度に、できるだけ多くの人に来てほしい」。このバランスを、9月20日に向けて、今まさに探っている最中です。
来られない人にも届けたい——「限定動画」という形
そしてもう一つ、考えていることがあります。当日どうしても参加できない人にも、栄花先生の学びを届けたい。
抜粋版はYouTubeで公開するかもしれませんが、フルバージョンは”限定公開”に。たとえば、子どもたちへの支援に寄付してくださった方や、スポンサーの方が見られる形にする。「参加」という形だけでなく、いろんな関わり方で、剣道の素晴らしさを一人でも多くの人に届けたい——そう考えています。

個別指導・講演会
日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。
マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。
- 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
- 道場・学校・ご家庭の個人稽古、いずれも対応可能
- 初回ヒアリング無料。まずは現状を聞かせてください
※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼もこちらから承っています。
まとめ:剣道を広げるための「値づけ」を考え抜く
今日は答えの出ていない、僕の悩みそのものをお話ししました。でも、お子さんを持つ保護者の方にも、通じる話だと思っています。
本当に良いものには、相応の価値がある。でも、価格が壁になって、子どもがチャンスを逃すのは悲しい。「良いものを、できるだけ多くの子に届ける」ために、どう仕組みを作るか。僕はこれを、9月20日の栄花先生の講演会で、本気で考え抜きます。
こうした機会は、次があるとは限りません。詳細が決まりしだいお知らせしますので、「行ってみたいな」という気持ちがある方は、ぜひ公式LINEなどで情報を受け取れるようにしておいてください。
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