📢 講演会・稽古会のご依頼はこちらをクリック

引き技は「崩す・止める」が9割|一本にならない理由と練習ステップ

この記事は、梶谷彪雅のVoicy(2026年5月27日放送)の内容をもとに、ブログ用に再構成したものです。

目次

引き技が「一本にならない」お子さん、こうなっていませんか?

強く打てている。声も出ている。踏み込みもいい。それなのに、引き技がなかなか一本にならない——。

実はこれ、「崩す」「止める」が抜けているのが原因かもしれません。今日は、引き技を一本にするために一番大事な「相手との距離の作り方」について、お伝えします。

引き技と前技、決定的に違うのは「距離」

引き技には、打突力・踏み込み・声・キレのある反発など、前技と共通する大事な要素がたくさんあります。でも、前技と決定的に違うのが「相手と距離を取ること」なんです。

距離の作り方
前技(小手など)相手に寄っていくスピードが大事
返し胴打って切り抜け、相手と離れる
引き技打った後、相手と距離を取る

どれだけ強い打突でも、大きな声でも、キレのある打ち方でも——その場で打って止まってしまうと、引き技は一本になりづらい。これが引き技の特徴です。

しかも、普通に打つと相手は警戒して前に来てしまう。間合いを詰められ、距離が取れず、結果的に一本にならない。だからこそ、今日のタイトルの通り「相手を崩す」「相手を止める」動作が、決定的に重要なんです。

崩し方は「物理」と「タイミング」の2種類

相手を崩す・止める方法は、大きく2つあります。

  • ①物理的に崩す:相手の首元を崩して引き面・引き胴(体を物理的に崩す)
  • ②意表を突く:相手が下がろうとする瞬間/ドキッとさせて”ホッとした”瞬間を狙う

人間は、危ないと思って前に近寄った後は、ホッとしやすい。その心理の隙を突くのが②です。自分はどちらが得意か——それを知っておくと、引き技の精度が一気に上がります。

つばぜり合いの「押す」は、崩すより”止める”

つばぜり合いの中で「押す」動作にも、コツがあります。僕は、相手を押し出したり押し下げたりするのではなく、「止める」意識で押しています。

イメージは——みぞおちを急に殴られたら「ウッ」となる、あの感覚。つばぜり合いの中から、相手のみぞおちを急に突くように、一瞬だけ体を硬直させる。押し出すのではなく、動きを止める。この一瞬の硬直が、引き技で距離を取るチャンスを生むんです。

「もっと強くなりたい」を、ここで叶える。

全国大会9回優勝の梶谷彪雅が、あなたの剣道を直接指導。試合分析・技術解説・質問し放題の環境がここにあります。

なぜ「打ち気が見えて寄られる」人が多いのか

うちの子、引き技を打とうとすると、いつも相手に詰められてしまうんです…

本当に多いパターンです。「打ちたい」という気持ちが顔や構えに出てしまい、相手に警戒されて間合いを詰められる。あるいは、自分が下がりながら打ってしまって、一本に見えない。

稽古会でも、オンラインの個別指導でも、メンバーシップの試合分析でも——引き技を見ると、ほとんどの人がこうなっています。せっかく打突力も踏み込みもあるのに、「崩す・止める」が抜けているせいで一本にならない。本当にもったいないんです。

今日からできる、引き技の練習ステップ

ステップ①:まず「首刈り」で物理的に崩してから打つ

一番取り組みやすいのが、首元を崩す「首刈り」から引き技につなげること。過去に崩しを解説した講演会動画もあるので、それを見ながら研究してみてください。

ステップ②:「押して止める」「押して引き面」で崩す

みぞおちを突くイメージで一瞬止めてから、引き面へ。物理的な崩しに慣れてきたら、次の段階へ進みます。

ステップ③:タイミングをずらして「意表を突く」

相手が下がる瞬間、崩れる瞬間、ホッとした瞬間を狙う。引き技は「相手が止まる・下がろうとする・崩れる瞬間」を狙う——これを意識するだけで、かなり変わります。

ちなみに、どちらが向いているかは体格によっても変わります。体格が大きい人はパワーで崩す方が有効ですし、パワーがあっても繊細な技が得意な人もいます。「自分はどっちが得意か」を分析することも、上達の近道です。

日本一9回・梶谷彪雅による直接指導の様子

個別指導・講演会

日本一9回が、その場で癖を見つけて、その場で直す。

マンツーマン、または最大3名の少人数で、実際に竹刀を交えて稽古できます。動画や言葉では届かない”手元の違和感”を、1回の稽古で1つ以上持ち帰ってもらう。これが個別指導の一番の価値です。

  • 日本一9回の経験をそのまま共有(同じ壁は必ず通ってきた)
  • 道場・学校・ご家庭の個人稽古、いずれも対応可能
  • 初回ヒアリング無料。まずは現状を聞かせてください

※道場・学校単位での講演会・稽古会のご依頼もこちらから承っています。

まとめ:引き技は「崩す・止める」で一本になる

引き技で一番伝えたいのは、これだけです。「相手が止まる瞬間・下がろうとする瞬間・崩れる瞬間を狙う」。打突力や踏み込みは、その土台があって初めて一本になります。

そして、自分の課題が分からないと、改善のしようがありません。「トレーニングしています」と言っても、その方向が間違っていたら意味がない。自分の今足りないところを明確にして、具体的にどう直すかを見つける——ここが、伸びる人と伸び悩む人の分かれ道です。

僕のメンバーシップでは、試合分析で一人ひとりの課題(引き技・小手技・面技、足りないトレーニングまで)を解説しています。募集は毎月・月初の限られた期間だけ。順番待ちのLINEもあるので、興味のある方は下の案内から準備しておいてください。継続を促す「活動報告部屋」もあります。

あわせて読みたいおすすめ記事

「引き技・打突の質」をさらに深める技術記事も、あわせてどうぞ。

あわせて読みたい
引き技から応じ技が決まらない|マイケル45度の前傾姿勢 この記事は、梶谷彪雅のVoicy(2025年12月27日放送)の内容をもとに、ブログ用に再構成したものです。 お子さんの「引き技のあと、次が続かない」悩みはありませんか? ...
あわせて読みたい
剣道は手首の強さで打突が変わる|小さく速く強く打つ左手首の鍛え方 この記事は、梶谷彪雅のVoicy(2026年2月22日放送)の内容をもとに、ブログ用に再構成したものです。 「小さく・速く・強く」打つために必要な「手首の強さ」 試合で一...
あわせて読みたい
小中学生剣士が強くなる方法|動画解説で課題が明確になる梶谷彪雅メンバーシップ FOR KENDO ATHLETES あなたの試合を、 言葉に変える。 全国の本気で勝ちたい剣士のための、 個別試合分析&活動報告プログラム LIMITED ENTRY 毎月 1〜5日のみ受付 入門...

引き技の崩し方や試合分析を動画で学びたい方は、メンバーシップをチェックしてみてください。下の案内から、お子さんの課題を一緒に見つけていきましょう。

よかったらシェアをお願いします
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次