試合1週間前は体を休める|「試合前に体調を崩す人」の調整法

試合前に、よく体調を崩してしまう子へ
「試合前になると、なぜか高い頻度で体調を崩してしまう」——そんなお子さんはいませんか?
実はそれ、試合前の”調整の仕方”に原因があるかもしれません。
高校生なら玉竜旗、中学生なら県総体が近づいてくる時期です。
今日は、試合1週間前の体の休め方・調整の仕方を、僕の中学・高校時代の意識ポイントとあわせてお伝えします。
- 練習量を落としているのに、試合前になると熱を出したり体調を崩す
- 「休ませ方」がこれで合っているのか、正直よく分からない
- 調整期間に何を、どれくらいやればいいのか判断できない
まずは「調整期間とは、そもそもどんな期間なのか」から一緒に見ていきましょう。
調整期間は「普段よりラクになる」のが正しい
結論から言うと、調整期間とは「普段のきつい練習より、ラクになる期間」です。
高校時代の普段の練習は、1時間100本切り返し、1時間かかり稽古、1時間半の稽古……。
しかも防具の上から15kgの重りをつけてやるんです。これが本当にきつい。
試合2週間前になると、重りを外して、試合感覚に近い応じ技の練習へ移っていきます。
それも十分きついのですが、ずっと立って動きっぱなしの練習に比べれば、確実にラクになるんです。
そして最後の1週間は、整えてきた技をさらに研ぎ澄ます。面打ちを5回練習していたのを「1本で決める、外れたらもう1本」というように、試合の一本を想定した技の練習に切り替えていきます。
高校時代、速い選手は「みんなで始めてみんなで終わる」のではなく、自分で練習メニューを決めて早く終わってもいいという考えでした。
30分技の練習をして30分地稽古で終わり、なんなら15分の技練習+15分でトータル30分でもいい。
2週間以上前の練習と比べると、めちゃくちゃラクになっているのが分かります。
では、練習量を落とすなかで何を大切にするのか。次は「集中」の話をしていきます。

練習量は激減。でも「集中」は研ぎ澄ます
中学時代も同じでした。普段は素振り1000本や追い込みから始まり、ジグザグの打ち込み、引き技の打ち込み、応じ技のパターン練習、相掛かりからの一本勝負……とにかくきつい。
それが1週間前になると、技練習や地稽古が入ってきます。
練習量は普段の半分以下、大げさに言えば1/4、1/10ほどに落ちます。
その代わり、集中力は研ぎ澄ましていく。
ここで伝えたいのは——大事なのは「普段の練習がめちゃめちゃきつい」という前提だということです。
この前提が崩れると、調整はうまくいきません。次は、体調を崩してしまうときのサインを見ていきましょう。
体調を崩すのは「調整」に問題があるサイン
練習量を落としたはずなのに、なぜか試合前に体調を崩すんです…
練習量を落とした時に、体が整い、疲労が回復していく——これが本来のイメージです。
だからこそ、ここで体調不良を起こすのは、絶対に避けたい。
もし崩してしまうなら、次のどれかが原因かもしれません。
- それまでの練習が、そこまできつくなかった
- 最後の最後で、追い込みすぎて疲労を溜めてしまった
- 夜更かし・睡眠不足になっていないか、栄養は取れているか
試合当日の時間に合わせた生活リズム、睡眠、栄養、疲労回復を意識した1週間を過ごせているか——ここが、ものすごく大事です。
ちなみに僕自身、大人になって練習量が減ってからの方が、調整は難しいと感じています。
普段やっていないぶん、試合前に少し練習しただけで筋肉痛になり、当日のアップで疲れてしまう。
普段の練習量が少ないと、こうなってしまうんです。
原因が見えてきたら、次は「崩さないための攻めの一手」——2週間前の練習の話をしていきます。
2週間前は「試合を想定した練習」で対応力を磨く
試合前は追い込むことが少なくなります。だからこそ大事なのが、試合2週間前に、しっかり試合を意識した練習をすることです。
たとえば、単純な面・小手への大技だけでなく、相手の技に対する応じ技まで想定します。
相手が面フェイント面・担ぎ面・回して面・押さえて面で来るかもしれない。それに対して応じ技を打てるように。
ストレートの面・小手に対する応じ技、さらに前技から引き技へつなげ、相手が下がって追いかけてきたところへの応じ技まで。
こうして試合を想定して練習することで、本番での臨機応変な対応力が磨かれていきます。
ここまでの流れを、最後にぎゅっとまとめておきましょう。

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まとめ:ハードな練習があるから、調整が効く
今日の要点です。
- 2週間前は普通に練習、1週間前から試合に向けて体を調整する
- 調整期間は練習量を落とし、集中は研ぎ澄ます
- 体調を崩すのは普段の練習・調整のどこかに原因がある
- 2週間前は応じ技など試合想定の練習で対応力を磨く
大事なのは、普段のハードな練習で体力・筋力がついているからこそ、この調整が効くということ。
お子さんの試合1週間前、ぜひ「しっかり休めているか」を一緒に見てあげてください。
焦って追い込むより、しっかり休ませてあげる勇気を。ハードにやってきた子ほど、休みは味方になります
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